流璃子

流璃子大の字吊るしシーンに見る一考察 (コミック版2巻「悪魔の側の町」の巻のシーンを題材に) - Ruriko Consideration

ヴァッシュの流璃子考察

何を今更って感じですが、最近流璃子がエロくて仕方ないです(笑)
やはり冷静になって考えてみても、大の字で片胸晒して拘束されているシーンから、わずか1話の間で次は完全に全裸で出てきているところを見ると、何か矛盾というかひっかかりを覚えずにはいられないです。

 これまでも散々語りつくされたシーンですが、もう一度冷静に振り返ってみると、まず霊気達がフォラスに言霊憑依の術を仕掛け、ベルゼバブと囚われの流璃子がいる場所に持ってこられてから、次にウトックが霊気達の迎撃に出るまでの間はさほど時間がかかっていないように思われます。ところが、わずかの時間の間に、胸を申し訳程度に隠していた骸骨ブラと角が折れた骸骨パンティ、半壊した骸骨ブーツが綺麗さっぱりなくなった姿で流璃子が登場します。実際は、ウトックが出撃してから随分時間が経ったのかもしれないですが、流璃子の胸の谷間の流血を考えると、ベルゼバブがフォラスの遺灰を流璃子の胸に垂らして焼き付けたことからそう時間が経っていないと見ていいだろうと思います。

次に流璃子の身体に残っていたプロテクターですが、ベルゼバブが流璃子の胸にフォラスの遺灰を垂らして焼き付けたことによって、骸骨ブラの谷間のつなぎ目は完全に切断されて、余勢を勝って骸骨パンティにもダメージを与えたであろうことは想像に難くないですが、骸骨ブーツは確認できるコマでは破壊されていることが想像がつなかいです。ところが、次に登場したときには、完全に全裸に剥かれた状態でお姫様抱っこされているので、わずかな間に流璃子の身体を覆っていたわずかばかりのプロテクターを綺麗さっぱり破壊したということになるのだろうか?(もしそうだとしたら、流璃子にとっては最大の屈辱であり、ベルゼバブならやりかねないとは思います)。

上記の時間と、プロテクターの破壊具合、そして、お姫様抱っこで登場したときの流璃子の表情を見ていると、相当長い時間全裸で拘束されて、なおかつ性的な拷問を受けていたのではないか?とどうしても思いたくなります。そして、言霊憑依の術の次のコマで、霊気達の宣戦布告をあざ笑って流璃子をかえりみたときの流璃子のシルエットが、全裸っぽかったことを考えると、大の字で拘束されている時点で、実は全裸にされていて、かつ、左股下の出血と思わせぶりな足の影が処女を奪われたかのような表現として描かれようとしていたのでは?と思います。

 実際に、流璃子の左胸を隠す骸骨ブラは、髪に隠れてはいるものの次のページのコマほどブラが残っているような描写には見えず(どちらかと言えば髪で隠れているという印象を受ける描かれ方です)、また、骸骨パンティも浮いている感じがするのと、骸骨の左目の中の黒い部分にエッチな三角形の筋のようなものが見えるので、後から編集上の都合でギリギリのところで差し替えになって描き加えたかのような印象を受けます(これは僕だけが見えるのかもしれないですが(笑))。で、先に霊気の前に全裸でお姫様抱っこで現れることは、すでにシーンとして確定していたので、行過ぎた描写を抑えるためかちょっと差し戻して修正したのかなあという気がします。

この一連のシーンで、何か、流璃子の拷問部分だけすごく足早に話が進んでいるのが妙に引っかかるので、霊気がフォラスを倒した後ですでに操を奪われていたということを今更ながら提唱したく思います(笑)。次は、実際にどんな拷問が施されていたか?を考えていこうと思います。

 で、流璃子が受けた拷問ですが、おさらいをしておきますと、まず耳の中のハエが暴れて流璃子を悶えさせたのはもうご存知のとおりです。その後、復讐に盛るハルパス一家の中に放り込まれ、鉤爪で肌を裂かれ救いを求める姿が霊気の頭の中に心波となって届くシーンで確認できます。そして、次に霊気がフォラスを倒した後に、半裸で大の字に拘束されている姿へと移っていくのはもう言うまでも無いですね。

ハルパス一家に放り込まれて攻撃を受けている時点では、まだ流璃子のプロテクターはどこも損傷している様子は無いですが、無差別に救いを求めるほどに攻撃は苛烈で(というか流璃子が弱いだけか(笑))、外傷はどんどん増えていく。ベルゼバブの言う「すこし痛い目を見る」なんて生易しいものではないです。さすがに見殺しという裏切りに対しては容赦なかったことが伺え、加えて苦痛を伴う拷問だったことがわかります。

で、次にいきなり半裸で身体を拘束される今回の考察のテーマのシーンの登場になるのですが、これまでのハルパス一家の執拗な攻撃を受けて立っていられなかったのか、無理やり宙吊りにしていると考えられます。これまでの流れからすれば、身体的に苦痛を伴わせることが最大の目的のようにも思えるので、いきなりのお色気シーンにギャップを感じるわけです。なぜなのかとちょっと考えてみました。

 まず、ここで拷問を加えていたハルパス一家の構成を確認したいのですが、ハルパスの妻、息子4人がベルゼバブに呼ばれた最初のシーンで確認できます。妻は、夫を見殺しにされたことに憤っていたのは「父ちゃんを見殺しにしたね」というセリフにもあるとおりで、霊気の頭の中に映し出された映像でも中心になって流璃子をいたぶっている姿が見えます。ところが、大の字拘束されているシーンではおそらく流璃子の左足元(または右足先)に少し描かれている足のキャラがそうなんだと思いますが、あえてシーンからは外れている感じです。

原作の当該シーンを元に描かれた巨匠たちの絵
ボーボさんの描かれた全裸吊るし流璃子絵。ここではハルパスが流璃子のプロテクターを外している。
NOLIAさんが描かれた吊るし流璃子絵。手の拘束具合を除いて原作を忠実に再現されている。その他の例
Dr.夢宇さんの全裸吊るし絵。以前に交換リクエストで描いていただきました。今回の考察のイメージに最も近い。
Dr.夢宇さんの全裸吊るし流璃子絵。ハルパスのいたずらの図。
Dr.夢宇さんの強姦流璃子絵。ベルゼバブの判断しだいでは、こんなこともあったのでは?

逆に、息子たちは母の憤りに相乗りして流璃子を罵りながらも、4人のうちの一人は、流璃子の後姿をよだれを垂らしながら好奇の目とも怒りにさかった目ともつかない表情で眺めています。母が「よ・・・よくも」とどもって怒りの感情をあらわにしているのに比べて、うしろで便乗している息子たちは、これにかこつけて普段から目をつけていたブロケルに悪さでもしようというような表情で罵っているように見えます。セリフ的には「殺せ」とも言っているので、いろいろな意味で煽っているのでしょうね。で、次の霊気の頭の中の映像になるわけですが、母の意見を優先してか、まずは苦痛を伴わせる攻撃に終始しています。おそらく、そこである程度流璃子がぐったりする状況になったので、息子たちが今度はもっと違う方法で流璃子を痛めつける方法があるよなどと言って、流璃子に性的なことを始めたのではないかと思います。

さらに続けていきますと、当初流璃子に苦痛を伴わせた拷問がひと段落着いて、ぐったりした流璃子を無理やり立たせるために大の字拘束したといえば、筋が通っているように思えますが、冒頭でも書いたとおりプロテクターの残り具合が、ちょっと不自然にも思えます。

上記でも書きましたが、ハルパスの息子たちの反応は、父見殺しの裏切り者ブロケルへの制裁を強く望んでいるようでもありますが、ブロケルに対して好奇の目を投げているのがとても引っかかります。鉤爪での攻撃も、単純に痛めつけるだけという意味を超えて、良い女をいたぶることで興奮を覚えているということを息子たちの表情からなんとなく伺えます。そして、大の字吊るしのシーンでの息子たちの流璃子を見る好奇の視線と柱に埋め込まれた骸骨たちのイヤラシイ視線に晒されて流璃子が吊るされているというロケーションは、僅かに残ったプロテクターで隠された流璃子の身体をあからさまに覗き込んで興味を持っているというよりは、抵抗もできずに全てを晒してしまった流璃子の姿にニヤついているというほうが理解しやすくないだろうか?と思います。

 ベルゼバブは、「すこし痛い目を見ろ」と言っていながらも、流璃子が立ち上がれないぐらいの容赦ない攻撃を許しているわけで、決して中途半端な処置で終わらせることをこの件では認めていないと思います。それは、流璃子の耳にハエを仕込んで一切の裏切り行為を認めないと流璃子に誓わせていることからも、裏切ったらただじゃおかないという意思は伝わってきます。今にして思えば、「復讐をちかったときからわかりきっていいることだと思っていましたが」というセリフは、流璃子の目の前で裏切り者への厳しい処置を見せたか、仲間に引き入れる過程で流璃子自身にも厳しい処置を施した可能性は十分にあると思います。そのぐらい、流璃子の裏切りを許さない前提があったので、厳しい処置が今回取られることになったということになると思います。

そういう中で、痛めつけるのか、あるいは性的にいたぶるのかはっきりしない感じで吊るされている流璃子をそのままにしておいて、フォラスの動向を睨んで次の結果が出るまでハルパスたちに待機させておくことがどうにもすっきりしないです。また、会話の中で「ついさっきまでは許してあげようと思っていましたが」と言って拷問の中座をほのめかしていましたが、それまでの処罰の徹底振りから考えればまだ拷問をかけている途中でベルゼバブが待ったをかけることは考えづらいです。むしろ、拷問もひと段落着いて、ここまでしたら二度と裏切らないだろうというぐらい流璃子に精神的にも大きなダメージを与えたからこそ、ハルパスたちを待機させていたというのが筋だと思います。実際、大の字で吊るされている流璃子を見るハルパスや柱の骸骨たちの視線は、前述のとおり剥いている過程の流璃子を楽しむというよりは、一通りことが終わってひと段落着いたような印象があります。

となると、前置きが長くなりましたが、霊気の頭の映像から次の大の字拘束に至る間に、流璃子を裸に剥いて、性的な苦痛を流璃子にある程度与えてしまっていたと考えるのが妥当なのではと思います(その後の全裸でお姫様抱っこのときの流璃子の姿(一番のポイントは足のプロテクターが完全破壊されているということ)を考えればベルゼバブが怒りにまかせて、全てを剥ぎ取ったというよりは、もっと前から裸にされていたというほうが理にかなっているというのはこれまでに指摘したとおりです)。そして、裸で両手両足を拘束されている女性を前にして、あの動物的なハルパスは、欲望を抑えることは出来ないのではないかと思います。思わせぶりに流璃子の左足の付け根からの影とその先の出血していること、そして、何より流璃子の何かこう諦めにも似た表情で吊るされていることや許しを請う表情は相当すごいことをされたことを雄弁に語っているのではと考えたくなります。

ちなみに、ベルゼバブは魔王の娘たる流璃子にそこまでは許さないという考え方もあるかもしれないです。ですが流璃子のことをブロケルと呼ばずに「流璃子」とわざわざ改めて呼びなおしていることを考えると、少なくともデビルサイダー陣営で扱われている水魔ブロケルとしての待遇を流璃子に施すつもりはまったく無いという意思の表れとも取れるので、魔王の娘を理由に罪を軽くする意思はなかったと見るべきであろう。むしろ、魔王の娘だからこそ、裏切りは許さないという感情すらあったかもしれないです。

 で、具体的に何をされたかですが、すこしさかのぼって書きますと、ハルパス母子は、特に母ハルパスが夫見殺しの裏切り者を散々に痛めつけたことである程度満足した時点で、満を持したかのように息子たちの好奇な視線が流璃子に注がれ、"痛めつける以外にもっといい方法がある"とでも言って、その"ショー"が始まったのだと思います。ベルゼバブが、この処置に対しては徹底的にやるという姿勢を見せ、かつ魔王の娘として許すつもりは無かったことは、前述でも詳しく語りましたが、そういった経緯で、ハルパス息子たちの行為はベルゼバブに積極的に「黙認」されたと思います。

ぐったりしていた流璃子をもちろん力ずくで犯すことを考えて息子たちが寄ってたかって流璃子に飛びついたことは言うまでもないですが、流璃子も貞操を奪われるとなれば、それこそ必死に抗うことは自明の理ですので、徹底的な処置を望むベルゼバブとしては、一度ハルパスたちの動きを掣肘して、「そんなに無理やりでなくとももっと簡単に出来る方法があります」として、流璃子を大の字に吊るしたのだと考えます。どう考えても、ハルパス息子たちが冷静に流璃子を吊るすことは考えづらいですし、その後のシーンでベルゼバブが吊るされた流璃子に歩み寄って話しかけているのですから、ベルゼバブが指示してそうさせたとするほうが妥当です(いくらハルパスは放任でも、その辺の決定権はきっちり押さえておきたいとは考えるでしょうから)。

そして、ハルパスにしてみても最初のセリフのように「殺せ」を達成するなら、単純に大の字で拘束して吊るしておくことで止めたりはしないでしょう。もっと痛めつけるのが目的なら、吊るした上でさらに痛めつけるために身体に針のようなものを刺したりとか、痛い思いをさせただろうし、実際、流璃子の身体の傷が少ないのも微妙な違和感を覚えます。

となると、ベルゼバブの提案で流璃子を大の字に吊るし、全てのプロテクターを欲望のままに破壊して性行為に及んだか、あるいは、大の字吊るしをすることが決まった時点で、ベルゼバブが抵抗する流璃子の動きを止めておとなしくさせ、意識ははっきり残したままで流璃子のプロテクターを一枚ずつベルゼバブ自身の手で丁寧に外してゆき、大の字で拘束するところまでのお膳立てをしたか。

どちらにしても、意識が残ったまま身動きもとれずに両手に絡みついた触手が徐々に流璃子を吊るし上げていって、所定の高さまでくると下から這うように流璃子の両足に触手が絡み付いてきて、じわじわと両足を開いていって秘部があらわになったときの絶望感は、とんでもなかったと思います。思わず「イヤー」などの叫び声を挙げたかもしれないです。

骸骨の柱たちの好奇な視線が注がれる中、ハルパス息子たちのいつ終わるともしれない強姦ショーが幕を開けた。入れ替わり立ち代り流璃子を犯すハルパス息子たち。両手両足を拘束されて、身動きが取れない流璃子は、ただただ犯されるだけだったというような結末だったのではないかと思っています。そういうことがあって、ベルゼバブに許しを請う流璃子のあの表情につながり、満足の行く処置があったからこそ、ベルゼバブも少しは許す気になったのかもしれないです。

そして、霊気の前に全裸でお姫様抱っこされた状態で姿を現すという屈辱を味あわされ、霊気の前で全てを晒した状態で片腕で抱かれ、そのまま魔法陣地下3000Mの牢獄へと移されていったのだと思います。この牢獄に吊るされているときには、霊気の身を案じて自分の身をそっちのけにして気遣い、裸の姿を隠すこともしていないですが、消耗しきっていたことが当然の理由としてあがりながら、一方ですでに大の字拘束で全てを見られてしまったショックで、それに比べれば両足も閉じられる状態で吊るされているということで、諦めてしまったのかもしれないです。。。。

そうしたサイドストーリーがもしあったなら、そりゃあ少年誌どころじゃなかったと思いますね^^;;さすがに編集部も許さなかったでしょうし、週刊連載とはいえ、実際の掲載よりも先の話を執筆しているのが当たり前ですので、全裸お姫様抱っこの場面が本来の決まっていた形であって、その前の大の字拘束は急遽プロテクターの描き足しがあったのだと、僕は勝手に妄想しております。

大の字吊るしされている流璃子を取り囲むようにハルパスたちが取り巻いていましたが、その時の表情は好奇な視線を投げかけていると言っていましたが、獲物を捕らえた喜びと何か達成感で歓喜に満ちた表情とも言えると思います。

そして、流璃子の左足元にハルパスの足が見え、母ハルパスないし残りの1人の息子のどちらかです。仮に、息子が流璃子の左足元に描かれた足の主なら、アングル的には流璃子の真正面に立つことになるので、大開脚して隠すことも出来ずに全てを晒している流璃子をたっぷり視姦していることになります。そして、流璃子も耐え切れずに顔を背けているというように見ることもできます。

仮に、この正面にいるのが母だとしても、女同士で全てをさらしているというのもなかなかにエロいシチュエーションですので、流璃子に与える屈辱がなんら軽減されるものではないと思います。もう前からくどいぐらいに書いていますが、少年誌のヒロインがこんな扱いを受けていいのかとか、ここまで描写されていいのか(僕の妄想じゃなくて、実際のコミックの描かれ方でも)というぐらい刺激的かつ、背徳の美を感じずにはいられないシーンです。

とまあ、熱く語りましたが、実際は、ちょろっと流璃子の胸が見えただけで「おっぱい見えた、見えた」と子供のようにハルパスが熱くなっているだけなのかもしれないです(笑)そして、このシーンに象徴されるように、例え性的な要素を感じさせる拷問を受けていたとしても、流璃子の清純さが失われることがなく、その後全裸になって吊るされても、そのイメージが変わらなかった流璃子というキャラの描かれ方、表現され方こそがここまでの妄想を生むのだと思います。

連載当時には、どうして流璃子は裸を隠そうとしないのだ?というのが疑問であり、またややもすれば興ざめの要素ですらあったのですが、今となっては隠そうとしないからこそもっと深いことがあるんじゃないかと変に勘ぐってしまったりします(笑)
そして、前述のとおり、流璃子の清純さは失われることはなかったことから、結局は何もされていないという思いがずっと心の中に残っていました(これまで書いたとおり、状況だけ見ればそんなことはまずあり得ないと思いますが(笑))。

この矛盾が、そのまま自分が大人になっても解消されないままに残っていて、今の今までくすぶり続けているのであって、おそらくどんな構想があったか(お蔵入りしたものがあると思います)を聞かない限りは、満足な死を迎えられないぐらい僕の中ではライフワークにすらなっています(爆)

というわけで、今度は地下牢獄の全裸吊るしシーン前後で何があったかも、性懲りも無く考察してみようと思います。