裸に剥かれ吊された流璃子に新たな悪魔が向かって来た。流璃子の上司であった蠅の帝王ベルゼバブである。
「おーほっほっほっほ、素晴らしい姿ですね流璃子。今度は私が直に拷問して差し上げましょう。」
と言ってベルゼバブは黄金のバイブを取り出した。このバイブの柄の部分には不気味な髑髏の意匠が施されていた。
「この髑髏は、お前にたっぷり快楽を与えるための道具なのです。裏切り者にふさわしい地獄を与えてあげましょう。」
そう言うとベルゼバブは、流璃子の秘部めがけてバイブを差し込んだ。挿入と同時に流璃子の悲鳴が上がる。だが、次第によがり声へと変わっていく。
「ハア、ハア」
そして、地面から伸びる男根が流璃子の両足に絡みつき、股を広げさす。観念したかのようになすがままに凌辱される。だが、黄金のバイブが威力を発揮するのはまさにこれからだった。柄を軸にして激しく流璃子の秘部をバイブはのたうちまわる。
「いやー、やめて」
たまらず声を上げる流璃子だが許されるはずもなく、延々秘部をいじめられる。ベルゼバブは、流璃子に丸4日間この拷問を施した。途中、何度も流璃子は気絶しそうになったが、秘部から伝わる快感は、流璃子の意識を越えて流璃子に作用してきたため、
気絶しているのかどうかさえわからなくなるぐらい延々感じさせられた。
さらに4日目には、サタンの娘であること自体が拷問の対象になった。
「サタン様の娘だからといって容赦はしないよ」
ベルゼバブはそう言い放つと、おもむろによがり薬をバイブに塗り込め再び流璃子の秘部めがけて差し込んだ。
「ああっ、あああああ」
流璃子はのたうちまわるが、ベルゼバブは一向に手をゆるめない。そこへ、アスタロトがやって来てベルゼバブに言った。
「その美しい姫に我々に逆らうとどうなるか、体で教えてあげよう」。
次の相手はアスタロトだった。アスタロトは、裸になった流璃子を抱きかかえると、ベットの方に連れていった。
「ウウ」
かすかに声を上げた流璃子だが、目は閉じたままだった。イヤらしく咲いている蔦の蔓が流璃子の両手足に巻き付く。蔦の蔓は静かに流璃子の手足を広げ出す。何度もデビルサイダーたちに犯された流璃子の秘部がまた露わになった。しかし、流璃子の美
しさは一向に衰えを見せず、アスタロトの性欲をかき立てた。激しく勃起した馬のような男根が流璃子の秘部をとらえる。
「あっ、ああああ、ああああああ」
今までにない悲鳴を流璃子は上げる。丸1週間犯され続けた流璃子だが、今までに感じたことのないオルガスムスに体を支配されていく。
「いやあ、いやあ」
言葉と裏腹に、アスタロトのものが流璃子の秘部に完全に吸い込まれている。
「ああああああ、ああっ、いやあああ」
絶頂感が流璃子の中で延々続く。5日後、アスタロトが初めての絶頂を迎え、ようやく流璃子は解放されたかに見えた。その間ずっと流璃子はイキ続けていたことは言うまでもない。
しかし、アスタロトは、そう簡単には許さなかった。なんと、隣の部屋にいたサルガタナスを呼び、3Pを始めることにした。サルガタナスは、流璃子に拷問をした後、鶚をたっぷり犯していた。鶚は、サルガタナスに全てを捧げさせられ、精も根も尽き
果てていた。そして、流璃子と同様に、裸に剥かれ両腕を縛られ天井から吊されていた。
「ああ、鶚が・・・」
と流璃子は呟くと、
「自分の心配をするんだな」
とおもむろにサルガタナスは流璃子の秘部へとマラを挿入する。流璃子の悲鳴が木霊する。すぐさまアスタロトは流璃子のアナルめがけマラを挿す。
「いっやあーーー」
両手は蔦の蔓に自由を奪われ、なにも抵抗できずにひたすら犯される流璃子。今度はこの兄弟は、それぞれ10度絶頂を迎えるまで流璃子を解放しなかった。流璃子は、丸2週間犯され続けた。なぜそこまでの厳しい仕打ちになったかというと、流璃子の秘
部は度重なるセックスにも広がらなかった。むしろ、締まりだして、この兄弟の興味をなおそそったからだ。
辱めを受けた流璃子は、まだ裸のまま両腕を縛られ天井から吊されている。デビルサイダーたちにひっきりなしに精子をかけられながら。
流璃子は、パンティーを履かされた。しかし、ちょうど秘部にバイブが差し込まれるように突起しており、パンティーを履くと同時に、秘部に刺さったバイブが激しくのたうち始める。
「いやあ、ぬがせてぇー」
流璃子は、悲痛に叫ぶが、聞き届けられない。さらに両足を揺らされ、溢れ出す蜜は止まらない。地獄が終わることはなかった。。。。
そんな重く苦しい時間が30分程続いた頃、唐突に異変が起きる。
ゴゴゴゴゴゴ...!
張り詰めた空気が音を立てて部屋を揺らす。
「ぁ...ぁぁ...」
智子の反対側の壁に捕えられた女性も恐怖に哀れな声を漏らし始める。
『これは瘴気?』
今まで感じたことのない強大な力だったが、それが誰の物であるか分かった。
こんな相手に、今の弱った体で抗える訳無い。
いや、どんな方法を使っても逃げることさえ出来ないだろう。
牢の扉が開くと、壁に備えられた6つのランプに火が灯り、黒い外套に身を包んだ、
男とも女ともいえない中性的な妖艶さを持つ麗人が部屋に入ってくる。
『こいつがベルゼバブ...』
「あら、目が覚めたようね。
でも、先にこっちの子に用があるから、貴方は暫く待っていて下さいね。」
ベルゼバブに見据えられただけで智子の体は金縛りにあったように硬直し、
唯一動かせるのは視線だけになってしまう。
そして、ベルゼバブを追う瞳に、にわかに信じ難い光景を見た。
『なんて、綺麗なの...』
ランプの光が暗闇を消したため、
智子は一緒に捕えられていた女性の姿を初めて見ることになるのだが、
下着すらも与えられず全てを晒し出されたその女性のあまりの美しさに息を呑む。
艶やかで僅かな灯にもキラキラと輝く長い髪。
透き通るような白くハリに富んだ肌。
大き過ぎても小さ過ぎてもいない適度の膨らみを持つ形の良い胸と、
その頂点にある上品に上を向いた薄紅色の乳首。
小さく縦長の臍。
細く締まった腰から色気の詰まった臀部や太股を越えて
足首まで続く女性らしい魅力を余す所なく描く曲線。
悲壮な表情でさえも人目を惹く秀麗で整った顔。
その女性は男性の目からだけでなく、
同性である女性までも憧れる美しさを全て兼ね揃えていた。
智子も自分の容姿にそれなりの自信を持っていたが、
彼女を前にしたら、角張った肩などコンプレックスばかりが浮き彫りにされてしまう。
出来ることなら、彼女と並んで立つことは遠慮願いたいという考えまで浮かぶ。
彼女の美しさは人が持つことの許される美の領域を明らかに超えていた。
強い憧れと嫉妬を抱くのと同時に、智子の頭にある1つの推論が浮かぶ。
『彼女も自分と同じゴッドサイダーなのではないか?』
ベルゼバブの瘴気をこれだけ間近に受けて意識を保てていることから、
少なくとも普通の人間ではないことは間違いなく、
そして、彼女からはまるで礼拝堂に差し込む日の光のような
温かさと清らかさが感じられる。
また、智子自身の個人的な感情として、神々しいまでの美しさを持つ彼女が
悪魔側の者であって欲しくないという思いもあった。
ベルゼバブによって両腕に繋がれていた拘束を解かれると、
その女性は自分の体を支え切れず、その場に崩れるように座り込む。
「その様子だと、もう限界のようですね。」
弱々しくも美しい姿にベルゼバブは嗜虐心をそそられながら、
その女性の顎を指先で操り自分と向かい合わせる。
「どうしました? いつものお願いをしなくて良いのですか?」
「......」
その女性は答えに言葉を詰まらし、視線の端で一瞬智子の様子を伺った。
「なるほど、仲間である、あちらの方には見られたくないという訳ですか。」
「仲間?」
黙っているその女性に代わり、智子が声を上げてしまう。
「ホホホホ... そうですよ。貴方も薄々感づいていたと思いますが、
この子も貴方と同じくゴッドサイダー、それも十天闘神の1人なんですよ。」
その女性がゴッドサイダーであることは予想通りであったが、
流石に十天闘神だとは思っておらず、智子は大きな動揺を見せる。
「な... 貴方、ゴッドサイダーや人々を導くべき十天闘神ともあろう者が、
敵である悪魔の手に落ちたまま良い様に扱われているなんて、何をやっているの!」
仲間である智子に激しく叱責され、その女性の眉は哀れな程八の字に垂れ下がり、
悲しみで泣き出しそうな顔を俯かせる。
「ホッホッホッホッ! 貴方、随分と酷いことを言うのですね。
この子には、そうせざるを得ない事情があるんですよ。ねぇ、流璃子?」
ベルゼバブは流璃子と呼んだ女性の肩に手を当てて、穏やかな表情を向けると、
突然、その手から黒い稲妻を発した。
「キャアアアアア! お許しを! ベルゼバブ様! お許しを! アウァァァァ!」
流璃子のいう名の女性は、想像を絶する苦痛に許しを乞いながら激しく暴れるが、
ガッチリと肩を掴まれており、その責めから逃れることが出来なかった。
「死んでしまったら元も子もないので、この位にしておきましょうか。」
実際には10数秒であったが、その何十倍も長く感じる苦しみから解放された流璃子は、
ベルゼバブに尻を向けて床に倒れ込んだ。
「ウ...ウウ...」
流璃子の肩にはベルゼバブの手の形の火傷が鮮烈に残り、
毛細血管の破裂と共に肌が所々裂け血を滲み出させていた。
「ホッホッホッホッ! やはり貴方の苦しむ顔は、何にも勝る快楽ですね。」
衰弱しきった無抵抗の者相手にあれだけの責めをして
平然と笑うベルゼバブの残忍性に、智子は息を呑む。
そして、智子はこの後信じ難き光景を次々と目の当たりにする。
普通の人間はもちろん、ゴッドサイダーでさえ命を落としてもおかしく程の攻撃を受け、
半生半死で床に臥す流璃子の体を暖かな光が包み傷を見る見ると治していったのだった。
「ホホホッ まさか、まだそれだけの力が残っているとは。
流石私がペットとして見込んだゴッドサイダーと言うべきですね。」
ベルゼバブは流璃子の白くきめ細かな尻たぶらを撫で回してそう言うと、
ぴったりと閉じた秘芯に指を滑らせる。
「アッ!」
「でも、もう一度同じのを受けたら、貴方といえど、どうなりますかね?」
繊細な指使いで柔肉や包皮で覆われた宝珠に刺激を与え、
流璃子のオンナのコに熱を帯びさせていく。
「ぁぁ...ダメです。お許し下さい。ベルゼバブ様。ぁふぅ!
そんなこと...そんなことされたら私、死んでしまいます。どうかお許しを...。」
「大丈夫ですよ。流璃子。かつて私からあれだけの責めを受けたのにも関わらず、
命を落とさなかった貴方の力を私は誰よりも理解し、評価しています。
それに、大切なペットである貴方をみすみす殺すようなことはしませんよ。
だから、安心して苦しみなさい。」
そして、ベルゼバブは流璃子の淫裂を数回人差し指でなぞり、
その指を流璃子の中へゆっくりと潜らせるのだった。
「ヒャウゥゥ! どうか! せめて他の所に! お願い致します。ベルゼバブ様
どうか、ヒギィアアアアアアア.........!!!」
無様に媚びへつらった願いも空しく、
非情な雷が流璃子の最も大切な部分から全身を駆け巡っていく。
まるでジストニーを起こしたかのように四肢を痙攣させながら暴れる流璃子。
『もし、私があんな目に合ったら...』
そのあまりに壮絶な甚振られ方に、智子は恐怖を隠しきれず足をガクガクと振るわせる。
「...はぁ......はぁ......はぁ...」
ベルゼバブの足元で全身から蒸気を立ち昇らせて
仰向けに転がる流璃子の股はだらしなく開き、口からは苦しげな息が漏れていた。
「ホッホッホッ。まさに虫の息という所ですね。」
先程肩に受けた時のように流璃子の体を光が包むが、
それは傷を癒す前に一瞬で消え失せてしまい、
また、雷撃のダメージは肺の中まで及んでいるらしく、
流璃子の命は息と共に今にも消えてしまいそうだった。
「まだ死にたくないでしょう? なら、言うべき台詞は分かっている筈よ。
さあ、早く言いなさい。流璃子。」
「...ベ...ルゼ...バブ様...ど...どうか...ご慈悲を...
卑しくも...弱い...私に...どうか...ご慈悲を...下さい...ませ...」
神の傍らにいる者が悪魔に加護を求める。
決して起きてはならない光景に智子は自分の目と耳を疑う。
背徳の懇願に残された体力の全てを費やし、意識を失いかけている流璃子の上半身を
ベルゼバブは優しく抱き起こし、熱く唇を重ねた。
ベルゼバブのキスにより命を吹き返した流璃子は、
更なる寵愛を求めるように口を開き悪魔の舌を向かい入れた。
舌の裏側にまで唾液を塗りたくられた流璃子の可憐な喉がコクンと動くと、
流璃子の体を埋め尽くしていた傷が仄かな光を帯びながら消えていく。
命が尽き掛けている1人のゴッドサイダーを救ったのは、敵である悪魔の大幹部であり、
そして、その神の使いである女は瘴気を自らの力に変えたという事実。
「...貴方は...一体、何者なの...?」
信じ難き事象の連続に智子の思考は混乱するばかりだった。
ベルゼバブは全裸の流璃子を片手で抱きかかえながら悠然と立ち上がる。
「ホホホ、驚くのは無理ないでしょうけど、さっき言ったとおり、
この子は正真正銘、ゴッドサイダーのエリートとも言える十天闘神の1人ですよ。」
話題の中心である流璃子は、最も見られたくない姿を仲間に見られた悲しみに心を
支配され、今すぐこの場から逃げ出したい衝動に駆られるが、未だ体力は回復しておらず、
ベルゼバブの支えが無ければ立つこともままならない。
流璃子は智子の視線から弱々しい顔を逸らさせる。
「どうしました。流璃子。貴方からも何か言ってあげたらどうです?
ホホホ、随分と堪えたみたいですね。
人類を災厄から救う筈の弥勒菩薩の化身である貴方が
悪魔に媚を売っている所を見られたのだから、当然と言えば当然ですよね。」
愉悦に浸りながら語られるベルゼバブの言葉に、
智子はずっと頭の中で渦巻いていた疑問の抜け道を見つける。
「そういうことだったの。フフフフ。」
「何が可笑しいのですか?」
智子の笑い声にベルゼバブは部屋に入ってからずっと絶やさなかった余裕の表情を消し、
威圧的な瞳で智子を見据えた。
「気を悪くしたのかしら? いえ、だだ魔王に次ぐ実力者といっても
所詮は悪魔だと思ってね。」
「何?」
「私を謀ろうとしたみたいだけど、つまらないボロを出したわね。
弥勒菩薩を守護神に持つ十天闘神はこの私よ。大層な偽者まで用意してご苦労様。」
「ホーーホッホッホッ! これは傑作ですね。流璃子。彼女は貴方が偽者ですって。
貴方から彼女に真実の全てを教えてあげたらどうです?」
今まで以上に高らかに笑うベルゼバブに、今度は智子が不快さを顕にして睨み返す。
「あらあら、怖い顔ですね。確かに何も知らない貴方がそう思うのは
無理ないでしょうけど、この子は本当に弥勒菩薩を守護神に持つ十天闘神なのですよ。」
「見え透いた嘘を。そいつはゴッドサイダーでさえないのでしょう?
ゴッダサイダーにとって毒である瘴気を受けて逆に傷を治したしね。」
「ホホホ、面白いこと言うのですね。瘴気を自らの力に変えるゴッドサイダーが
いることを貴方が一番良く知っていると思ったのですが?」
『まさか、彼女も鬼哭一族なの?』
「そうそう、私が来る前に色々喋られたら厄介なので、
貴方の記憶を少し奪わせて頂いたのですが、いい加減返しますね。」
ベルゼバブはそう言って智子に向けて人差し指を向けると、光弾が智子の額に突き刺さる。
「はぅぅ!」
その光は智子を傷つけるものではなかったが、智子が先ほど思い出そうとしても、
思い出せなかった記憶が頭の中を満たしていく。
五芒星形により霊輝が魔王子として覚醒させられそうになるのを阻止するために、
身の投げ出し瀕死の重傷を負ったこと、
そして、微かな意識の中、おぞましい悪魔の胃袋に入れられて移送され、
何の手当てもなく、この牢獄に閉じ込まれたこと。
『そうだわ。あれだけの傷を負っていたのに、どうして私は生きているの?』
「ホホホホ、その様子だと、無事思い出して貰えたみたいですね。
ついでにもう一つ教えて差し上げると、流璃子は貴方の命の恩人なのですよ。
この子、戦闘は本当に大したこと無いのだけど、
回復においては、この私も舌を巻くほどでしてね。
手をかざせば傷だけでなくどんな難病も即座に治し、同じ空間にいるだけでも
ゆっくりとはいえ貴方のように虫の息だった者も救うことが出来るのですよ。」
ベルゼバブに言われて気づくのだが、深い昏睡の中で智子は
確かに何者かの温かいオーラにより癒されていたことを感じていた。
「貴方も、すべての生きとして生けるものを救う弥勒菩薩の化身と呼ばれる者に
これ程相応しい能力はないと思いませんか?」
単純な戦闘なら智子は流璃子に負ける気はしないが、
彼女が持つ能力は自分にはないものであり、
また、その能力の方が弥勒菩薩としての役割に適していると認めざるを得なかった。
そして、性質は異なるが、彼女の方がゴッドサイダーとしての力も上かもしれなかった。
「でも、弥勒菩薩を守護神に持つ十天闘神は彼女でなく私よ。」
それは智子が次々に突きつけれた数々の事実と疑問に揺らぎ始めている
自分の存在を保つために搾り出したなけなしの言葉だった。
「ホホホホ、別に私は貴方がそうでないとは一言も言ってないですよ。
貴方もこの子も弥勒菩薩を守護神に持つ十天闘神なのですよ。」
状況を飲み込めず唖然とする智子に、ベルゼバブは愉しそうに話を続ける。
「その様子だと、尊越は全部話している訳ではないようですね。
まあ、あの男もあまり知られすぎては都合が悪いでしょうからね。
今、私や貴方がいるこの世界とは違う宇宙で、悪魔と神、そして愚かな人類、
全てを巻き込んだハルマゲドンをも超える大きな戦いがありましてね。」
『この悪魔が言っている大きな戦いというのが、以前、尊越様から霊輝を見張る任を
仰せつかった時に話されていた別次元の戦いなのね。
そして、その戦いのキーマンだった者の魂を持つ生まれ変わりが霊輝だと。』
「その戦いを影で操り、次元そのものを支配していた永劫回帰惑星を滅ぼしたことにより、
それまであった宇宙が全てリセットされ、新たな世界に創り変えられていくのですが、
その際、ケルベロスの顎に堕ちた私も復活を果たしましてね。
そこで、この高貴な私をそんな目に合わせたこの子にお礼をするため、
物質や命が新たな世界に移行する寸前に、
この流璃子の魂を半分程奪い取っておいたのです。
その結果、不幸にも流璃子は転生を果たせず、しかも、その奪われた魂も
前の世界で採取した流璃子の卵子をホムクルス溶液で培養した肉体に入れられ、
私に飼われているんですよ。
そして、流璃子が転生できなかったことにより、貴方は彼女がなる筈だった
弥勒菩薩を守護神に持つ十天闘神という存在を手にしたということです。」
ベルゼバブの語る真実に、智子は激しい動揺と驚愕を見せる。
『そ、そんな... それじゃあ...』
伝説として語られる別次元の戦いにおいて、数々の巨悪を滅した神と悪魔の子、鬼哭霊気。
そして、その鬼哭霊気を誰よりも愛し愛され互いに支え助け合ってきた鬼哭一族の巫女。
『それが、彼女だというの...?』
自分の存在の全てを揺るがされるような不安が智子を恐怖に落としていく。
「そう言えば、彼女がいないお陰で手にしたのは十天闘神だけでなかったわね。
この子が今も思い出を引きずりながら愛し続ける
レイキさんの妻の座も得れたのですよね。」
ベルゼバブの言葉に今度は智子でなく、流璃子が驚きを顕にしてベルゼバブを凝視し、
「あの女は貴方がして貰えなかったことをレイキさんに沢山して貰っているんですよ。」
嫉妬や喪失感など様々な感情がない交ぜになった哀しそうな顔を智子に向ける。
「ホホホホ、悔しいでしょう。流璃子。その気持ちを思う存分彼女にぶつけて上げなさい。」
ベルゼバブは流璃子を支える腕の位置を腰に移し、
流璃子の乳房が顔の横にくるよう持ち上げて、その愛らしい乳首を口に含んだ。
「お止め下さい! ベルゼバブ様! これ以上注がないで下さい!
これ以上されたら、私が...! 私で...!」
鬼哭一族の流璃子でも御しきれない大量の瘴気が乳首から全身に流れ込み、
苦しそうに体を捻らせる。
「もうお許し下さい。このままでは、また、あのもう1人の私が目覚めてしまう。
アゥゥ! ダメ! もう抑え切れない... イヤァァァァァァ!」
許容量を超えた瘴気が黒い天衣となって体の外に放出され、
そして、次の瞬間には、流璃子の体の各所に纏われ、違う物質へと変換していく。
縁にレースのフリルが付いた手袋、エナメルのハイヒール、
ストッキング、ガーターベルト、そして、乳房を覆う部分の無いブラジャー。
黒一色で揃えられた装飾品は、女性の大切な部分を何も隠していなかったが、
見っとも無いという印象は全くなく、逆に気品すらも醸し出し、
完璧と言える流璃子の肢体の美しさを際立たせるには十分過ぎる程の役目を果たしていた。
「おはようございます。姫。」
ベルゼバブにそう呼ばれ床に下ろされた流璃子の表情は、
先程までの全ての者を穏やかにさせる可憐さは無くなり、
全ての者を魅了する妖艶さに満ち、湧き上がる瘴気によって長い髪を揺らめかせながら、
鋭い眼光で智子を見据え、ゆっくりと近づいていくのだった。
「この私から霊気を奪った罰をしっかりと受けて貰うわよ。」
智子はベルゼバブの足元まで連れてこられるが、流璃子ともベルゼバブとも目を合わさず、
四つん這いになったまま、力なく頭を垂らしていた。
「黙ってないで早く挨拶した方が良いわよ。
貴方の命はベルゼバブ様の御心一つなんだから。
ご主人様になって貰えるようしっかりと媚を売ることね。」
屈辱しか感じない流璃子の忠告。
しかし、それ以上に智子の顔を塞がせるのは間近に来たことによって
更に思い知ることになったベルゼバブの瘴気の強大さであった。
『こんな化け物が存在にするの? 全く勝てる気がしない。』
ただ見下ろされているだけで、押し潰されそうになり声が出せない。
「あらあら、可哀相に震えちゃって。
顔も上げられないみたいだから、私が手助けしてあげるわ。」
流璃子のその言葉を合図に、智子の両手首と二の腕に付けられた赤いバンドが僅かに光り、
その結界拘束能力によって智子の腕を水平に広げさせ、更にそのまま体を持ち上げていく。
長身のベルゼバブと目の高さが同じになるまで吊り上げられた智子は、
丁度、十字架に磔られたかのように空中で晒し者にされた。
「ホッホッホッホッ! ゴッドサイダーの貴方にはお似合いの格好ですね。」
「ぁぅぅ...」
股間に僅かなプロテクターを残すのみで身を守る物も術もない智子の心は、
神に仕える者として知りたくなかった悪魔への恐怖と敗北感で満たされ、
弱々しい視線を下方に沈めさせる。
「言いたいことがありましたら、今なら聞いて差し上げますよ。」
そして、更に智子は、秘所の周りのほんの僅かな部分しか
プロテクターによって身を守れていない心細さと、
凄まじい瘴気とは対照的な穏やかなベルゼバブの呼びかけに
悪魔側に組した流璃子を叱責した者が言ってはならない台詞を漏らしてしまうのだった。
「お願いします... 命だけは...命だけはお助け下さい。」
自らの心の弱さを恥じる気持ちもあったが、それ以上にこの地獄から逃れたかった。
「クスッ。構いませんよ。」
ベルゼバブはあっさりと智子の願いを聞き入れるが、それが新たな地獄の始まりとなる。
「その代わり、私達を愉しませることが出来たらね。」
「と言う訳で、たっぷり遊びましょう。智子さん。」
伏せた智子の顔を覗き込みながら流璃子がベルゼバブの代わりに前に立つ。
「さっきは私に偉そうなこと言ってくれたけど、今の貴方と私どちらが無様かしら?」
「そのことは謝るから、お願い...許して...。」
「ウフフフ、痛くしないから大丈夫よ。」
流璃子は断わりもなく、智子のムッチリとした太股の間に両手を差し入れる。
「いやっ!」
弱った体で智子は足に力を込め必死に抗うが、その努力は空しく、
智子の足はガニ股に大きく開かされ、
しかも、結界拘束により重力や智子の意思を無視して空中に固定されてしまう。
「本当に良い姿ね。」
180度近くまで股を開かされたことにより更に小ささを強調された
最後のプロテクターに流璃子の指が掛かる。
「ダメ! お願いそれを外さないでぇ! イヤァァァ!」
股間に残された神の使徒である証とも言えるプロテクターは、
流璃子の妖しい微笑のもと、ボロ布のように容易く剥がされていく。
「これが霊気をタラシ込んだ腐れマ○コね。
それにしても随分とポッテリとしたモリ○ンだこと。」
自分でも気にしている体の特徴まで言われ、口惜しさに智子の顔が赤く染まる。
「嫌ぁ、お願いそんなジロジロ見ないでぇ。許してぇぇ...」
「恥ずかしいのは、見た目だけではないでしょう?」
ベルゼバブの言葉に智子はハッとする。
智子は霊輝と愛を確かめ合った後、シャワーすらも浴びぬままの状態で、
この場に連れて来られたのだ。
そう、情事の痕跡を女芯に残したまま数日の時間が過ぎていたのだ。
「ひぃやぁぁぁ! だめぇぇぇぇえええ!」
智子の哀れな悲鳴が地下牢はおろか、そこに続く回廊までも疾走するが、
その声の主に差し伸べられる救いの手はなく、空中に吊られた体を後ろに傾けられ、
恥ずかしい丘を突き出すような無惨な格好を取らされる。
流璃子は黒い手袋で飾られた指を智子の秘唇に沿わせ、肉厚の口を開かせた。
「淫乱マ○コにピッタリの恥ずかしい匂い。頭がクラクラするわ。」
同性の敵から浴びせられる屈辱的すぎる仕打ちと言葉に、
智子は不自由な体を震わせて嗚咽を漏らすことしか出来ない。
「貴方のマ○コなんかに口を付けたくないけど、
貴方の中に残った霊気を全て吸い取らせて貰うわよ。」
流璃子は智子のぷっくらとした股間を全て覆い尽くすかのように、
大きく口を開けてむしゃぶりつき、先を細く尖らせた舌で陰唇のナカを嘗め回した。
「はうぅぅぅ! いやぁぁぁぁぁ! うひぃぃぃぃ~~~!」
「こんな目に合わされているのに、感じてんじゃないわよ。
貴方のマン汁なんて口に含みたくないんだから、あんまり濡らさないでくれない?」
智子だって好きで淫水を溢れさせている訳ではない。
ずりゅずりゅと卑猥な音を立てて、女の分身をすする流璃子を、
智子は敵対心を剥き出しにして睨み付ける。
「何よ、その目。霊気に少し愛されたからって調子に乗らないでよね!」
流璃子は智子の股から口を離し、代わりに右手の人差し指と中指を乱暴に挿し入れて、
よがり汁を掻き出しながら激しくまさぐり回した。
「いぎぃぃぃ! あぁ! だめ! ふむぅぅぅぅぅ! お願ぃぃい!
痛くしないでぇぇ! ナカが傷ついちゃぅぅぅぅ!」
「私が貴方の願いを聞くと思う? フフフ。」
智子を完全に支配化に置いたことに流璃子は益々気を良くして、
智子の秘壷から垂れた密を左手の指先で掬い、
挑発的にそれを舐め取り濡れた黒い手袋を吸う。
「やらしい味。」
流璃子の遠慮も気遣いもない苛烈な責めに智子の悲鳴を上げ続けるしかなかった。
「うっうっ... ひっく...」
一旦、陵辱から解放された智子は無様に開いた花弁を晒したまま、ただ泣き濡れていた。
「なんだかんだ言っても、こんな恥ずかしい液垂らして、結構愉しんでいたのかしら?」
快楽なんて感じなかった。
体のほんの一部分への痛みだったが、ジンジンと響くような痛みは、
智子の自尊心の全てを打ち砕き、受け止め切れない程大きな敗北感と悔しさを覚えさせた。
「流石に泥棒猫も、少しは懲りたようね。フフフッ、ねぇ、智子さん?
霊気から身を引いて金輪際目の前に現れないと誓えば、これで許して上げても良いわよ。」
確かに、早くこの地獄から逃れたいと願っていたが、
それが霊輝と引き換えであれば、考える余地も無いことである。
「貴方だけには... 絶対に霊輝は渡さないわ!」
智子の返答に流璃子が怒りを顕にして再び陵辱の手を向けるのを遮るように、
ベルゼバブの高笑いが響く。
「ホッホッホッホッホッ! 流璃子、貴方ほどではないですが、
この子もなかなか可愛いこと言うじゃないですか。」
ベルゼバブは流璃子の体を後ろから抱き、
唇で流璃子の可憐な耳を優しくついばみながら、言葉を続ける。
「私も少しこの子に興味が出てきましたよ。
流璃子、私の魔力を貸しますので、あの術をこの子に掛けて差し上げなさい。」
「はい。」
黒い手袋によって妖艶さを醸し出す流璃子の手が智子の股間に伸び、
細い指先が何かを探すように恥丘を滑り、淫核の数センチ上の所で止まる。
「ここです。」
「それでは、行きますよ。流璃子」
ベルゼバブの瘴気が流璃子の耳から腕を流れ、指先に集まっていく。
「悪しき王よ! 血肉の宴・摂理・羽ばたき・略奪者の名を冠するものよ!
空虚と混沌! 深遠なる夜に月へと歩みを進めろ! 魔導の六十九、闇角!」
眉間に力が込められた流璃子の声と共に、
流璃子の指が示した場所から黒い光が発せられる。
光が収まり自分の股間に目をやった瞬間、智子は驚愕に表情を固まらせる。
「そんな... 嘘でしょ...」
そこには男性にあるべき物が女性である智子の体にそそり立っていたのだ。
陰茎を生えさせられた智子は幻術を見せられているのではないかと自らの目を疑うが、
「マ○コもデカイだけあって、随分と立派じゃない。」
その裏筋を根元から先端に向けてなぞり上げる流璃子の指が、
それが悪夢などでなく、悲惨な現実であることを思い知らす。
「こんなの酷い! お願い、元に戻して!」
「折角ふたなりにしたのに、直す訳ないでしょう?
フフフ、これじゃあ、もう霊気の前で裸を見せられないわね。」
鈴口に指を当て、まだ皮が剥けきれていない智子の張りを弄びながら、
無惨な姿となった智子をからかった。
「お願いします。後生ですから、許してぇ?」
「諦めて、男性の悦びを愉しみなさい。」
先を細めた流璃子の舌が智子の亀頭と皮の間を滑り込むように嬲り尽くしていく。
「はふぅ! 何この感覚。だめ! 腰までおかしくなりそう。はぁぁぁん」
狙った通りの反応を示す智子に、流璃子はくすりと笑い、秘根の先端を口に含む。
「何をするの? お願い、やめてぇ! アアッ!」
智子の分身を唇できつく咥えた流璃子の頭が僅か5センチ下がった瞬間、
仄かな快楽を伴う未知の痛みが智子の体を走り、顎を高く突き上げさせた。
「んっんぷっ、包茎チ○ポをお口で剥いて上げたんだから、感謝してよね。」
流璃子はカリを露出させたばかりの刺激に不慣れな智子の一物を、
まるでアイスキャンディーでも食べるかのように嬉々と舐め回す。
「うひぃぃ~~! も、もう許して! お願いっ! 激しくしないでぇぇ!」
むず痒く痺れるような衝撃が脳まで響き、流璃子の舌の動き1つ1つに、
智子は目の端から涙を零し哀れな啼き声を上げるしかなかった。
「あら、こんなのまだまだ序の口よ。本当に泣くのはこれからよ。」
流璃子はそう言うと、今度は舌だけでなく口全体を使い、
吸ったり締め付けたりして、圧倒的な性技で智子の肉棒を犯し始める。
「あっああっ! うぅぅ! ひぃぃぃん! らめっ! おかしくなるぅ! すごいぃ!
さっきまでと全然違うぅん! なんなの、これぇ! ああああん!」
智子も霊輝のモノを口で愛したことはあったが、
流璃子のフェラチオは自分のそれとは明らかに違っていた。
智子は自分の程度の低さを思い知らされ、
その差は、霊輝は自分に満足してくれていたのでなく、
ただ単に我慢していただけではないのかとさえ思わせる程であった。
流璃子に翻弄される智子の体と心は快感と共に敗北感に蝕まれていく。
「あひぃぃ! いやぁぁ! そんなにしないで、はぅぅ!
らめぇ~! 来る! 何かくるぅ! きちゃうぅぅ~~~!」
智子は肉楽の頂へ昇りつめていくが、そこに到達する寸前、ふいに蹂躙の手が止まる。
「あっ...」
恋敵の女性にこのような姿に変えられた上、気をやらされるという、
絶対に知りたくないと願う恥辱を逃れ、
真意が分からないままも智子は乱れた呼吸の中、安堵に胸を撫で下ろす。
「この位でイキそうになるなんて、随分と早漏なのね。」
ほぼ完全な勝利と支配権を得た流璃子は、自分が限界まで猛らせたモノと智子の顔を
交互に見ながら本来に男性に言うべき言葉で智子を小馬鹿にする。
僅か数分前までは無かったものを嘲る流璃子の意地の悪さに智子は憤りを感じるが、
今、気に掛けるべきことはそれではなかった。
「...どうして、途中で止めたの?」
智子の質問に、流璃子は一呼吸置くために作為的に緩やかな瞬きをしてから、
智子の瞳を見つめて答える。
「どうしてって、貴方だって、どうせイクなら気持ち良い方がいいでしょう?」
そして、智子が身を捩ることさえ出来ないのを良いことに、
ゆっくりと黒い手袋で飾られた右手を智子の淫根へ伸ばし、
更に左手の指を2本秘唇の中に差し入れていく。
流璃子は智子の男と女の2つの性を同時に蹂躙するつもりなのだ。
「イヤァァァ! お願い、ヤメテェェェエエ!」
想像を超えた恐怖に智子は体を仔鹿のように震わせる。
「それじゃあ、たっぷりと焦らしてからイカして上げるわね。」
流璃子は唇を智子の恥棒の裏筋に這わせ、更にその根元にある淫核にキスをすると、
究極とも言える快楽で智子を翻弄していくのだった。
「はぁぁぁん! だめぇ! お願い止めてぇ! すごすぎるぅ! はぅぅ!!
許してぇ! おかしくなるぅ! 本当に気が狂うぅぅ~! あひぃぃぃぃ!」
熱気が増した牢の中を、智子の懇願と悲鳴、
そして、恥ずかしい肉の音が絶え間もなく哀れに響き続ける。
「ほら、もう限界なんでしょう。イキたいなら、素直にイキたいってお願いしなさい。
そしたら、最高の惨めな快楽を与えてあげる。」
流璃子の言葉通り、その気になれば、その数秒後には
絶頂を迎えさせられる程の高い肉欲の海を、智子はもう数十分も泳がされていたのだ。
『イキたい...。でも、この女にはイカされたない...。苦しい。お願い、霊輝助けてぇ!』
緩急を心得た巧みな流璃子の責めにより、あと一歩の所で快楽の逃げ道を与えられず、
許容量を超えた昂ぶりをカラダの内に溜めさせられた智子の口の端からは
泡混じりの涎が垂れ、全身から噴き出した汗はてらてらと火の灯りを反射させる。
赤いバンドとハイヒールの結界拘束によって見られたくない部分も全て晒し、
空中で悶えるその姿を形容するのは、無惨という言葉しかなかった。
「ウフッ! すごい顔。私がいないから得た座とはいえ、
こんな醜い顔のまま霊気の伴侶として死なれても困るから、いい加減イカせて上げる。
感謝なさい。」
「イヤァァ! やめてぇ! そんなことして欲しくない!
お願いっ! お願いだから、これ以上しないでっ! もう許してぇぇぇぇ!」
狂乱したように慌てる智子を流璃子は鼻で笑い、
その吐息を獲物の敏感なオンナのコへ掛けると、持てる技術の全て使い、
Gスポット・クリト○ス・陰茎の裏筋を同時に激しく責め立てていった。
「ヒィィン! アアッ! はひゅん! ふぎぃぃぃ~~!」
これまでとは比べ物にならない肉悦の三重奏は
ずっと焦らされ続けた智子のメスとオスの敏感な部分だけでなく体中や思考の中まで灼き、
燃え上がったカラダが更に大きな爆発を起した。
「ヒィヒィィヒヤァァ~~~~!!」
心臓が破裂したのかと錯覚する程の快楽の頂きに、智子は白目の剥いた頭を仰け反らせ、
ビュクビュクとまるで噴水のように精液を無惨に飛び散らせていく。
「アハハハ! 見てるこっちが恥ずかしくなるようなイキっぷりね。
あっ! そうそう、言い忘れていたけど、チ○ポから出ているそれ、
アンタの恥ずかしい汁や小水から作られた擬似精液だから、その腐れマ○コに掛かっても、
妊娠することはないから安心なさい。
まあ、その様子だと例え聞こえていても、頭が理解出来ないでしょうけど。
ほら、貴重な初絞りよ。折角だから貴方も味わいなさい。」
冷たい笑みを浮かべた流璃子は智子の淫根を操って白濁液が智子の顔に掛かるようにする。
女と男2つのオルガスムスによって与えられる快楽は
智子の肉体と精神の耐性限度を凌駕し、
絶頂の余韻の小さい爆発が起こる度に智子は浮かび上げさせられた体を痙攣させながら、
悲鳴と喘ぎが入り混じった情けない声を上げるだけで、
思考も触覚以外の五感も機能していなかった。
「ホッホッホッホッホッ! 女同士の戦いというのも、なかなか面白いものですね。」
ずっと傍らで静観していたベルゼバブはゆっくりと歩み寄り、
智子を尻に敷く流璃子と並ぶように腰を落とし、哀れな敗者となった智子の顔を覗く。
「用済みとなったただのゴッドサイダーなど処分してしまおうかと思っていたのですが、
流璃子さんのおかげで、私も少しこの子に興味が沸いてきましたよ。ただね...」
そして、ベルゼバブはそう言葉を続けて、妖しく目を光らせると、
ハンマーのように拳を振り、流璃子を石造りの壁へ弾き飛ばした。
「あっぐっ!」
「私の力を借りているに過ぎないくせに調子に乗りすぎですよ。」
激しい痛みに悶える流璃子を気にも掛けず、ベルゼバブは智子の体を優しく抱き起こす。
「初めてあった女に身に覚えの無い恨みをぶつけられ、
しかも、このような目にまで合わされて可哀想に。
どうです、一矢報いたいと思いませんか?」
今、救いの声を掛けている者は、悪魔の大幹部であり、
また、自分を貶めた共謀者でもある。
しかし、それが分かっていても智子は体まで変えさせられた恨みを晴らしたかった。
智子の首がゆっくりと縦に振られる。
「貴方のこと好きになれそうですよ。智子さん。」
ベルゼバブは悪魔とは思えないほど柔和に綻ばせ、手のひらを宙に掲げた。
「お2人には、とあるゲームで勝負して貰いたいと思っているのですが。」
ベルゼバブの手のひらの前に黒い瘴気が集まり練成された物を見た瞬間、
智子の表情は固まる。
「そ、それは...」
智子の視線の先にある物は僅かに弧を描いて根元同士が繋がっている双頭の男根。
しかも、それは無機質なものでなく、そのもの自体が生命を持っているかのようだった。
「これが貴方達の戦いを面白くし、勝敗を判断してくれるのですよ。」
ベルゼバブが双頭ディルドーの片方の先を智子の唇に触れさせると、
更に驚くべきことが智子の身に起きる。
『な、なんで、どうして?』
流璃子によって生やされた男性器は股間にあるのに、
それがベルゼバブの手の中にもう1つあるような不思議な感覚に襲われる。
ベルゼバブは智子の中で渦巻く疑問への解答を与えず、
壁の隅でうずくまったままの流璃子の所に向かい、髪を掴んで乱暴に顔を上げさせた。
「何をするのか分かっていますよね。」
「はい...」
向けられた張り型の先に流璃子は悲しそうに眉を震わせてから口づけをする。
「また負けないよう今回は頑張りなさい。」
ベルゼバブは流璃子に背を向けて、禍々しい男根の片側を弄り始めた途端、
足元にいる流璃子が切なそうに喘ぎ始めた。
「何が起きているのか理解できていないようですね。
この双頭ディルドーの片方と流璃子さんの神経は繋がっていて、
刺激を与えると、まあ見ての通りという訳です。
そして、もう片方は...」
「ぁ...」
ベルゼバブは細い吐息を淫棒に吹き掛けられるのと同時に甘い痺れが智子の背中を走る。
「智子さんと繋がっているという訳です。
そして、これにはもう1つの特性がありましてね。
本物の男性器のように大きな絶頂感を得ると射精するように出来ているのです。
そろそろ察しが付いてきたかと思いますが、
私が貴方達にして欲しい勝負は、イカせ合い。
ルールは単純に先に相手の神経と繋がっている陰茎から射精させた方の勝利。
そうですね、負けた方を愛しい人との記憶を奪われ、
下等なデビルサイダーとつがいになって貰いましょうかね。
どうです、智子さんやられますか?」
悪魔の提案など信用出来るものでなく、また、もし負ければ全てを失うことになる。
しかし、このまま何もしなければ、ただ死ぬまで陵辱されるだけである。
僅かな逡巡の後、智子は口を動かしていく。
「その勝負受けるわ。」
「ホホホホ! そうこなくては。
流璃子さん、もちろん貴方も異存はないですよね。」
壁へ飛ばれたダメージに喘ぐ流璃子は返答の言葉を紡ぎ出せずにいたが、
ベルゼバブはそれを待たず、流璃子と智子の丁度中間に立ち、
まるで犬に餌でも与えるように禍々しい性具を掲げる。
「さあ、始めなさい。
言っていませんでしたが、魔力などの使用はもちろん、
自分の神経と繋がっていない陰茎を相手の体に入れることは禁止ですよ。」
戦う相手でなくベルゼバブの手元だけを見つめたまま流璃子と智子は
それぞれ黒と赤の淫靡な小道具で装飾された体をにじり寄らせ双頭の男根を口で咥えると、
片腕を相手の腰に回して座り、互いの片方の乳首がキスするように抱き合った。
「ん、んん... むふぅぅ んぱっ」
空いている手でもう片方の乳房にも熱い刺激を与えながら、
2人は口の周りや顎が涎でベトベトになるのも厭わず、
一心不乱に異形の男根を舐め回すのだが、
霊輝しか知らない智子と、霊気と結ばれることはなかったがベルゼバブによって、
多くの者の相手をさせられた流璃子では技術の差は歴然だった。
それでも、智子は諦めずにディルドーから感じる流璃子の舌使いを真似て、
窮屈になった口の中で舌を必死に這い回らせる。
「ぐじゅるるるぅ ぶむぅぅぅ... ふん! ふぅぅん! ふぶぶぶぶ!」
見っとも無い声と共に大量の唾液を唇から零れ落として
智子はまるで赤ん坊のように胸を汚すのだが、その努力と不慣れな動きが功を奏し、
徐々に官能の痺れと焦りを流璃子に植え付けていく。
『そ、そんな下手なのに... 呼吸もままならず鼻息を荒くしてるのに...
私のオチ○チンが感じちゃっている。彼女のウブさに感じてしまう。』
智子の健闘にフェラチオ勝負は互角に変わる。
男根の淫具に与えられた刺激は子宮へと直接響き、
その熱が体中のオンナとしての感性を呼び起こす。
乳嘴は徐々にしこりを増して互いの乳首を押し合い、
また、それが新たな刺激となって蕾を更に硬く膨らませる。
乳房へ十分な快楽を与えた手は相手を次なる高みへと昇らせるため自然と下腹部に向かい、
最も敏感な蕾に触れた瞬間、
「あっ!」
2人は小さな声を上げ、咥えている異物を落としそうな程体を震わせた。
「んっ! ちゅぱ! ぁぁ! んふぅぅ! んふぅぅ~!」
女同士だからこそ相手の心を理解し、早く気をやらせる方法を心得ており、
智子も流璃子も強引に指を中へ入れようとはせず、淫裂に沿って指を這わせたり、
大陰唇の上を優しく撫でたりするだけで、弱い刺激で責め立てていく。
『焦ってはダメ。ここで強引にすれば相手の思う壺。
心が通い合っていない相手だからこそ、入念にカラダを開かせないと。
でも、責めるべき時を逃せば形勢を相手に握られてしまう。』
体温と共に気を昂ぶらせた2人は、
まるでディープキスをしているのでは思えるほど淫具を深く咥え込み、
更にそこから垂れた唾液を潤滑油にして硬く尖った乳首を絡ませるほど、
女の肌を交わせるのだった。
そして、彼女達はこの程度の肉楽では
女としての本当の絶頂を迎えさせることが出来ないことも理解していた。
秘芯が十分に綻んだのを確認すると、2人は示し合わせたように、
双頭の陰茎を口から離して傍らに置き、腰を前に突き出していく。
女性としてカラダで相手を屈したいという気持ちもあったかもしれない。
流璃子と智子は適度な豊かさを描く美しい足を互い違いに絡ませ、
オンナの唇同士をキスさせる。
「あぁああ!」
自分の最も敏感な部分から伝わる相手のその熱と感触に、
2人は体を僅かに弓なりにして愛らしい悲鳴を上げるのだが、
休んでいる暇は無く、すぐさま腰を前後左右にくねらせて互いに刺激を与え合っていく。
くちゅ! くちゅ! ぷにゅ! ぴち! ぷむ! くちゃ!
「はっはあぁん! んっふ! んん! あぁぁ! あぁぁぁん!」
『ダメ。声も恥ずかしい音も止まんない。女同士がこんなに良いなんて...』
すでに霊輝という夫を持つ智子にとって流璃子とのそれは、
一生知る筈のなかった世界であった。
愛液に濡れた媚肉が触れるたびに肉欲の炎が理性とカラダを灼き、
強く交わればその熱を更に激しくし、離れそうになればせつなくなる。
特に淫核に相手の淫核や花弁の淵が絡まった瞬間は堪らなく、
弾けるような快感が全身を突き抜けていく。
智子は霊輝との仲を阻もうとする流璃子を嫌っていたが、
智子の女性自身は流璃子の淫唇との恋に堕ち、
勝負のことを忘れて、その悦びに陶酔してしまうのだった。
『ああん。すごい! すごい気持ちイイ!
このままイッたら私のカラダどうなるのか... 私、知りたい。』
しかし、この勝負は智子の劣勢でなく、意外な方向に進んでいることを
ベルゼバブによって知らされた。
「ホホホホ! どうしたんです、流璃子? そんなにはしたない声を上げて。
このままではレズ初体験の娘なんかに負けてしまいますよ。」
智子は自分が得れる快楽のことばかりに頭の中が一杯で
戦いの相手である流璃子の様子を伺うことを忘れており、
この時になって初めて流璃子に目をやった。
「あふぅぅ! わ、私も負けたくないのですが... でも、この子の、あひゅぅぅぅ!」
そこには、胸が上下に動いているのが分かる程息を乱して天井を仰ぎ、
何とか言葉を紡ぎ出した唇も唾液で光り今にも口の端から
零れ落としそうになっている流璃子の姿があった。
ぷってりと膨らんだ人より肉厚な智子の淫丘と
訳も分からず一心不乱に振り立てる乱暴な腰使いは、
ベルゼバブによって望まぬ経験を積まされた流璃子にとっても初めて受けた刺激であり、
瞬く間に流璃子を快楽の渦へと追いやっていたのだ。
自分の方が圧されていると思っていた智子は、花弁をディープキスのように絡ませて、
流璃子の反応と状況を確認すると、貝合わせの動きを自分が悦びを得るものから、
相手を屈服させるものに変える。
『ぁあ! そんな! 更に激しく... あっだめ! こんな粗雑で痛いくらいなのに。
感じてしまう。感じすぎてしまう。』
流璃子の体は更に反りかえり腰がどんどん床から離れていく。
「魔王様の娘とあろう者がなんて姿を晒しているのです。
それに、この勝負に貴方の愛しい霊気さんの記憶が掛かっていることを
よもや忘れた訳じゃないでしょうね。
本来はこの世界に存在しない貴方が記憶まで失ったら、
もう、霊気さんと繋がるものは何も無くなってしまいますよ。」
忘れていた訳ではないが、勝つことを諦めかけていた心を奮い立たせ
流璃子は性感の熱で満足に動かないカラダで抗いを始める。
『霊気ともう一度出会える日のためにも、私は負ける訳にはいかない。』
霊気への想い、そして、女としての意地の全てを賭けて、
流璃子は反撃に転じようとしたのだが、結果は無残なものだった。
「ほらほら、どうしたんです? 私をイカたいんじゃないでしたっけ?
なら、もっと腰を振らないと。こうやって、ほら、もっと抵抗して下さいよ。」
必死の努力にも流璃子は戦いの勢いを変えることが出来ず、
すぐにまた智子に操られるまま快楽の海を泳がされてしまうのだった。
「さっきは散々私のことを淫乱だとかと罵ってくれたけど、
感じやすい淫乱は貴女の方じゃないのかしら?」
「だ、黙りなさいっ!」
「あら、怖い。でも、うるさいのは...」
自らの優位に調子づいた智子は流璃子の淫核を狙って数回強い刺激を与える。
「アッアフゥゥ~~!」
「貴女の上と下の口でしょう? ウフフ」
「ぅぅ...」
ベルゼバブに捕えられる前の流璃子だったら、
このような粗野な貝合わせで声を抑えられない程感じることは無かった。
しかし、多くの客を取らされ、
想像さえ出来なかった様々な調教を受け狂わされた流璃子のカラダは
どんな刺激にも素直に、そして、敏感に反応してしまう。
智子のような経験の浅い者との交わりが、逆にそれを浮き彫りにし、
流璃子は自らの運命と体に惨めさを募らせる。
『このままでは負けてしまう。』
流璃子は一旦離れ、上がった呼吸を休める時間を得ようするが、
智子がそれを見逃す筈無かった。
「おっと、逃がさないわよ。」
智子は花弁で流璃子の女の部分を咥えたまま後ずさる敵を追い、
更に足を絡め完全に逃げられないようにした。
「そ、そんな! お願い、離してっ!」
「アハハハ! 姫とか言われているくせに情けないないものね。
大層な血を引いていても所詮はデビルサイダーということかしら。
悔しかったら、何とかしてみなさいよ! ほら! さあ!」
「ウッ! ダメ! ひぃん! あふぅぅ!」
流璃子も腰を淫らに動かし智子の女芯を責め返そうとするが
最早、興奮を顕にして激しくむしゃぶりついてくる智子の秘唇に成す術無かった。
屈辱の絶頂に向かい、カラダは研ぎ澄まされ高熱を帯びていく。
『お願い、霊気、助けて。私、貴方のことを忘れたくないの。お願い助けて!』
そして、流璃子はついに顎を天上に向ける程反り返った体を痙攣させるのだった。
「アッ! アッ! アッ! ぃや、アアアアアア~~~~~!」
ベルゼバブの呪術によって神経を繋げられた淫根への刺激も少なく、
荒々しい責めに拒絶する心もあってか、射精は免れたが確実に気をやらされた。
「はぁ... はぁ... はぁ...」
流璃子はその官能の余熱とショックに、弛緩した無防備な体を床の上に晒していた。
『やった... ついにこの女に一泡吹かせることが出来た。
しかも、あいつはまだのびたまま... 私の勝利は目前よ。』
智子もまた貝合わせによって自らが得た快楽と、
散々恥辱を味合わされた相手をイカせた征服感に暫く熱い体を休めていたが息を整え、
傍に置かれている双頭ディルドーに手を伸ばし、それを自分の秘壷の中に沈めていく。
「待っ、ああ! ひん! ひぃん!」
直接的な体の触れ合いもないのに、
恥具から伝わる智子の感触に喘ぎ声を漏らす流璃子の姿に、
智子は顔を綻ばせて張り型を持つ手の動きを更に速めた。
「ダメッ! アアッ! 激しい! ヒィィン!」
流璃子は仰向けの体を一人惨めに震わせるのだが、何もせずにいたら、
待つのは敗北だけである。
霊気との記憶を守るため流璃子は満足に動かない体を起こして智子の太股に座り、
そして、女裂の唇を淫猥な張り型にこすりつけ、智子の動きが僅かに止まった瞬間、
その男性器を模した猛りを秘芯の奥へと導き入れて、きゅっと締め上げるのだった。
「はあぁぁん!」
自分以外のオンナの象徴を知るのは、智子には初めてのことだったが、
優しく包み込む熱い柔肉、ひだの感触、そして、巧みな収斂、
どれ1つ取っても流璃子が名器と呼ばれるものの持ち主であることを思い知らされる。
「あぅぅ! こんなぁ... あっだめぇ! あぁぁぁぁ!」
『す、すごい... なんて女なの。深く咥え込まれる度に腰まで蕩けそうになる。
ぼやぼやしていたら、すぐにイカされてしまうわ。
でも私はこのまま負けるわけにはいかない。それに形勢はまだ私の方が有利な筈よ。』
智子は流璃子への様々な感情を激しく燃やし、
戦士として鍛えた筋力に比例した強い締まりで、
精は迸らせていないが女としての絶頂で熱されたままの擬似陰茎を犯し返していく。
ちゅ! ちゅ! くちゅ! ぬぷ! ぬちゅぅ! くっぷ!
「ひぁああ! ひぃ! ふむぅぅぅ! はっはぁぁぁん!」
入れる側と入れられる側2つの性の感覚に初体験の智子だけでなく流璃子も
甘い喘ぎを上げて責めの手を止めてしまいそうになるが、朦朧としていく意識の中、
上気したカラダの向こうにいる相手に何度も目をやりながら腰を振り続けた。
2人をそこまでさせるのは最愛の人への深い想いの他に、
今日初めて会った目の前の女性をライバルと認め、
自らの力だけでその者を打ち負かしたいという想いも強かった。
力に任せて感じやすい流璃子を荒々しく責め立てる智子と、
心ならずも鍛えられたオンナとしての技巧で経験の乏しい智子を追い詰める流璃子。
互いの限界が近づいていることを悟った2人は相手に更なる快楽と敗北感を与えるため、
双頭ディルドーを咥えたまま四つん這いになり、尻を向かい合わせる体勢を取る。
『さあ、これで決着をつけましょう。』
そして、2人は、太腿越しに相手の顔を確認すると、一心不乱に腰を振り始めていく。
「はひぃぃぃ! あぁ! ひぃん! ひぃん! ひぃぃん! ひゅん! あうぅ!
はぁぁぁぁ! あぅぅ! あぅぅぅ! あっはぉぉぉん! うひぃん」
一際大きい嬌声、蜜を飛び散らせながら秘壷に熱棒の猛りが出入りする音、
更に形が良く色気を帯びた尻たぶらがぶつかり合う度に恥ずかしい音まで立てる
2人の姿は流璃子と智子という人間の女としての名でなく、
装飾品が黒か赤かと違うだけの2匹の淫らなメスの獣と呼んだ方が相応しかった。
自分達がどれだけ浅ましい姿を晒し、見っとも無い声を上げているのか分かっていたが、
この肉宴の敵を打ち負かすまで動きを止める訳にはいかなかった。
『あぅぅ... 苦しいぃぃ... お願いだから早くイッてぇぇ~!
このままじゃ、私、おかしくなるぅぅぅ~~! 早くイッてぇぇぇぇぇ!!』
肉体の限界はとうに超えていた。
それでも、昂ぶる快楽と共に腰を更に激しく動かせたのは、
同じ男性を想う女の意地であった。
加減を知らず勢いのままに媚唇を突く淫猥な杭の先端はオンナの底を叩き、
徐々に子宮口まで緩めさせていく。
「だめぇ! あそこが、ひぐぅぅ!」「いやぁ! 私も、もう! はぅぅ!」
ここまで来たら、技術も経験も関係ない。
2匹のメスは熱病にうなされたような思考で、
最も高い絶頂に向かって、これ以上ない程陰茎が硬く膨らみ、
女芯が卑猥に律動しているのを感じ取ると、
残された全ての力を振り絞って双臀を振りたてた。
「ひぎぃ! 深すぎるぅ! そんな奥まで、ああああああ!」
「本当にもうダメ! もう堪えられなぃ! 狂う、頭が狂っちゃうぅぅ!」
『やだぁ、私には貴方との記憶しかないのぉ!』『私は絶対に貴方の元へ帰ってみせる!』
「負けたくない、お願い! 霊気、私に力を貸して!」「霊輝、もう一度私を抱いて!」
『失ってしまう!』『帰れなくなる!』
「イヤァァァァァ! レイキィィィィィ!! アッアアァァァァ~~~~~!!」
禁術によって智子の恥丘に植え付けられた異物から迸る白濁液と共に、
天を仰ぐほどに反り返った流璃子と智子の体からほぼ同時に上がるオンナの叫び。
その声は、今まで2人が出してきたどの声よりも大きく哀切に満ちていた。
そして、それはこの狂宴の終焉を告げるものでもあった。
『そんな...私の方が先... 負けたのは...私...』
淫らに律動する自らの女の部分と相手に埋めた男の部分、
敗者は更にもう1つの男の部分で気をやっていた。
そう、先に絶頂を迎えていたのは智子の方であったのだ。
一度の堰を切った性の奔流を止める術は最早なく、
智子は惨めな気持ちでカラダが収まるのを待つしかない。
一方、流璃子もまた女の芯で感じる智子の動きによって、
自分よりも先に智子が達したことを知り得るが、勝利に酔う暇はなく、
『はぁん! すごい! だめぇ! 私のナカが一杯にされちゃうぅ!』
子宮の中を無遠慮にノックしながら満たしていく精液の陵辱に
女と男2つの激しい高みへ昇らされていた。
智子へ注がれる流璃子のシャワーが智子に新たな至悦を与え、
更に今度は絶頂を重ねられた智子の恥肉の蠢きが
終着点に辿り着いたばかりの流璃子を追い打つ。
性感帯同士が刺激し合う官能の波に翻弄された2人は、
汗や愛液に光るカラダを数回激しく引き攣らせると、
双頭の男根で深く繋がったまま崩れるように石の床へ突っ伏した。
女としてのものだけでなく、男としても2箇所で気をやった智子は
常人では伺い知ることすらできない官能地獄ともいえるその三重奏の衝撃に、
意識は失神の間際を彷徨い、哀れに大きく開かれた口からは熱い吐息と共に
止めどなく零れ落ちた涎が床に唾液の水溜りを作り、
一方、殴り合いよりも原始的とも言える勝負を制した流璃子も、
疲労と絶頂の余韻で起き上がることはおろか、その身に埋まった淫具を抜くことも出来ず、
智子と共に無防備な姿をベルゼバブの目の前に晒すのだった
「辛うじて生きているみたいですが、しかし、何とも情けないものですね。」
全身の筋肉が役目を失い、まるで床にこびり付くかのように倒れ臥す智子を、
ベルゼバブが冷ややかに見下ろし、だらしなく晒す大きなその尻の肉を踏み潰すと、
恥ずかしい黄金の液体が体外に溢れ始める。
「ホホホ、穢わらしい。所詮は悪魔の血を持たない代役風情が、
魔王様のご子息に手を出すからこうなるのですよ。
どうです? 貴方もそう思いませんか、流璃子さん?」
ベルゼバブは智子から奪い集めた光の球を手に口元を緩めて再び流璃子に近づく。
「あの下賎な女から奪ったこれ、勝利の祝いとして貴方にプレゼントしますよ。」
その光の玉を額に当てられると、そこから智子の記憶が流璃子の中へ流れ込んでくる。
「ひやぁぁぁぁぁぁ! こんなの知りたくない! 知りたくないぃぃぃ!」
拒否権は与えられず無遠慮に脳を侵略していく智子の経験は、
ただのデータとしての思い出話ではなく、
その時智子の心と五感が知り得たものが1つ残さず全て詰まっていた。
自分のこと以上に大切に思う人が他の女性に優しく微笑み、深く愛し合う証拠の数々は
流璃子にとって何よりも耐え難い拷問であり、
その苦しみに頭を両手で押さえ、激しく悲鳴を上げた。
「ホホホホホ! 流璃子さん、そんなに体を震わせて、
そんなに霊気さんとの甘い生活が感動的だったのですか?」
智子の記憶を移された流璃子は愛しい人と体を合わせる悦びを、
そう、その肌の温もりや耳に掛かる吐息の感触さえも知ることになるのだが、
しかし、その愛を実際に与えられたのは自分でない別の女であり、
また、自分は知る機会すらなかったという事実を更に痛感する結果しか生まなかった。
流璃子はふらふらと腰を浮かせて智子へにじり寄り、気絶したままの体を仰向けにさせる。
「この女が... この体が霊気と...... ゆるせない...」
そして、うわ言のようにそう呟くと、硬さは大分失われているが、
智子の股間で頭を持ち上げたままの男根を掴み、自らの秘苑へ導き入れた。
「全身の液体という液体を搾り出して上げる。」
騎乗位になって激しく責め立てる流璃子の腰使いに智子の体は波打ち、
気絶の淵にある顔に苦悶を張り付かせて涎や涙を溢れさせる。
「ウフフフフ、そうよ。もっとよ。もっと恥ずかしいものを吐き出しなさい。」
流璃子は智子を更に辱めるため、強度を保てていない陰茎を女の壷できつく締め上げ、
腰をただ振るだけでなく淫らにくねらせていく。
流璃子自らが進んで他者を痛めつけるこの行動に、
ベルゼバブは満足気であったが、同時に心の奥で不安を駆り立たせるものを感じる。
『このままでは、私が掛けた禁術が流璃子の神側の力で解けてしまうかもしれませんね。
まさか、流璃子はそれを分かっていて...。
しかし、あの顔は嫉妬に狂った女そのもの、とても演技しているように見えない。
どのみち、こいつらは自力でこの牢から出ることさえ出来ないのですから、
例え、何か策があったとしても、この私が気にする必要もありませんか。』
ベルゼバブは僅かな逡巡のあと、女の身でありながら智子を強姦する流璃子に背を向けて、
牢の出入り口へと歩いていく。
「聞こえているか分かりませんが、まだ、その女で遊ぶ予定なので、
出来れば殺さないようにして下さいね。それじゃあ流璃子さん、ごゆっくり。」
ベルゼバブの姿が重い扉の反対側に消えると、
流璃子は上半身を倒して智子に体を覆い被せ、小さい声で智子に謝罪の言葉を語り始めた。
「ごめんなさい。智子さん。
処刑の執行日時まで決まっていた貴方を助けるにはこうするしかなかったの。
でも、これで私が智子さんを恨んでいる振りを続ける限り、
私を苦しめることに悦楽を感じるあの悪魔は貴方の命を奪うことはないわ。」
むろん、気を失ったままの智子にそれが届くはずなかったがそれでも、
流璃子は言わずにはいられなかった。
「忌々しくもふたなりに変えられてしまったこの肉体も必ず直すから、
お願い、もう暫く我慢して。ベルゼバブのこの術を破るには、
神側の気を当てながら精液と共に瘴気を全て吐き出させるしかいないの。」
流璃子は自分の肉体も限界であるのに、智子の心臓に近い左胸へ手を当てて生気を送り、
まるで犬の母親が産まれたばかりの我が子の気をつかせるように顔を舐めながら、
聖なるオーラを集めた秘芯で智子の陰茎に熱い刺激を与え続けた。
「同じ魂を持っており、例え性格や容姿が似ていたとしても、
私の想う霊気と貴方の霊輝さんは別の人であることを本当は分かっているの。
それでも、もう1度、あの人に会いたかった。
そんな私の情けない未練が智子さんをこんな目に合わせてしまったのかもしれない。
本当にごめんなさい。私は貴方に取り返しのつかないことをしてしまった。
せめて、私に移された記憶だけでも...」
流璃子は大きく開けた智子の口に唇を重ね、そこから智子の記憶を返した。
「記憶を戻したことを知られないよう今は封印したままだけど、
霊輝さんに会えば、その封印が解けて全てを思い出すようになるから安心して。」
ベルゼバブの力によって作られた足首のベルトを残し、
智子の体に着けられた赤いハイヒールやバンド、
そして、流璃子の体を飾る純白の小道具の数々が透けるように消え失せていく。
それは流璃子の力が弱まり無くなっていることを意味していた。
「私も...もぅ... でも、まだ気を失う訳にはいかない。
貴方の体を直すまでは何としても堪え抜いてみせる。」
流璃子を動かすのは贖罪の気持ちと智子を霊輝の元へ返したいという願いだった。
「ハァ ハァ ハァァ んんん... お願い早く... んふぅぅぅ あっぁぁぁぁぁ...」
その頑張りが実となって、
流璃子のナカに果てた秘棒が物質としての存在を無くして消えていくのを確認すると、
安堵に気が抜け、流璃子は熱が篭った体を智子の上に崩れ落とす。
「智子さん、ごめんなさい。私も力を使い果たして、もう動けないの。
お願い、このまま少し休ませて。でも、本当に良かった。貴方の体を元に戻せて。」
流璃子の目の前に靄がかかり、意識が闇に沈んでいく。
そして、2人の美女はまるで愛し合う恋人同士のように裸身を重ねて、
静かになった石牢で眠り続けた。
『私は貴方にこんなお願いが出来るような立場じゃないことは分かっている。
でも、貴方にしか頼めないの。私の代わりに霊気の魂を持つ霊輝さんを助けてあげて。
そして、私の分まで霊輝さんを愛してあげて。お願い』