題名:初めてのチュー

完全版

流璃子は、悲しいことや辛いことがあった日の夜、決まって、ある夢を見る。
それは、幼き日の大切な思い出。

両親が、はじめて鬼哭寺に訪れた日の深夜。
偶然、トイレに起きた流璃子は、両親と行仁の話を聞いてしまう。
「そうか。どうしても流璃子を引き取ると言うのか?」
行仁の口調は、いつもの優しいものとは違い、重みのある低い声だった。
「はい。いくら、人間界に潜む魔を滅するとはいえ、
あの子には今まで寂しい思いをさせてしまいました。
ですから、私達は鬼哭一族であることを捨て、異国の地アメリカで、
普通の人間の家族として生きていこうと思っております。」
「だが、人間はの皆 誰もが、心が広く出来ている訳ではないぞ。
いずれ、内に秘めたる能力と、血筋によって、迫害を受けることになるやも知れん。
その時、一番傷つくのは、流璃子本人なのだぞ。」
「そのことは私達も良く分かっております。
ですが、私達は普通の幸せを紡ぎながら生きていきたいのです。
もし、流璃子がそのような目に合っても、私達が普通の人間の両親として、
命に懸けても、あの子を守ります。お願いです、行仁様。
流璃子と共に、人間界で暮らすことお許し下さい。」
「......ふー。分かった。お主達がそこまで申すのなら。流璃子を引き取ることを許そう。
そうじゃな、そうなれば、なるべく早い方が良いじゃろう。
明日にでも、流璃子にその事を話し、一緒に暮らしなさい。」
行仁は流璃子の両親の熱意に負け、渋々承諾する。
「だが、何かあったら、迷わず、すぐにワシの所に来るのじゃぞ。
流璃子は、ワシにとっても、大事な孫のようなものだ。
あの子が傷つく姿はワシも見たくない。」
「ありがとうございます。」
流璃子の両親は、目に涙を浮かべ深々と頭を下げる。
そのやり取りをずっと盗み聞きしていた流璃子は驚愕した。
秘めたる能力や血筋のことなど全く理解できなかったが、
ただ、鬼哭寺から離れ、遠い地に行くことだけが分かった。
『そんな。私、もう霊気ちゃんや和尚様達と一緒に暮らせないの? そんなの嫌!
パパやママも好きだけど、私、ここが大好きなの。みんなが大好きなのに。』
流璃子は、逃げ出すように、泣きながら、その場から走り去っていった。
「ムッ!」
行仁は、流璃子の気配に気付き、また、その気配が急速に離れていくのを感じる。
「まさか!」
そして、急いで流璃子達の寝床に向かうが、そこには流璃子の姿はなかった。
「しもうた!」
流璃子は、そのまま鬼哭寺を飛び出し、まだ夜の闇が深い森の中へと逃げていったのだった。
霊気はあまりの騒がしさに目を覚まし、
「う~ん。どうしたの? 和尚様。あれ、ルリ姉ちゃんは。」
また、いつも隣で寝ている流璃子の姿が無いことに気付く。
そこに、流璃子の両親も駆けつける。
「行仁様! あの子は?」
「どうやら、私達の話しを聞いていたようじゃ。
おそらく、外に飛び出していったのじゃろう。」
「そんな...」
「急いで、皆で探すのじゃ!」
行仁は、素早く集まった弟子達に命令する。
霊気も飛び起き、流璃子を探しに行こうとするが、
「霊気! お主は、ここに残るのじゃ。
こんな闇夜に森へ入ったら、お主まで迷子になるぞ!
玄海! お前はここに残り霊気を見張るのじゃ!」
行仁に止められ、見張り役まで付けられてしまう。

玄海を残し、すべての寺の大人達が流璃子を探すが、
朝になっても、誰も流璃子を見付けられなかった。
霊気は居ても立ってもいられなくなり、
ついに、玄海の目を盗み、流璃子を探しに森へと飛び出していく。

ほどなくして、霊気は、鬼哭池の近くで座り込んでいる流璃子の姿を見付ける。
流璃子は、闇の中、森を走ったため、体中擦り傷や泥だらけであり、
一人ぼっちの寂しさやみんなと離れる悲しさで声も無く泣いていた。
「ルリ姉ちゃん。」
背後から聞こえた霊気の声に、流璃子は塞いでいた顔を上げ、その声の方に顔を向ける。
「霊気ちゃん」
「みんな、ルリ姉ちゃんのこと心配して探してるよ。」
「私、帰らないわよ。」
流璃子は、また顔を塞ぐ。
「僕、玄海兄ちゃんから聞いたよ。
ルリ姉ちゃん、アメリカっていう遠いとこで、パパやママと暮らすんだってね。......
ねえ、ルリ姉ちゃん、寺に帰ろう。帰らなきゃ駄目だよ。」
「何! 霊気ちゃんは、もう私と暮らしたくないの?
もう会えなくなっちゃうかもしれないのよ!」
流璃子はちょっと怒った口調で言いながら、霊気を睨み付ようとするが、
霊気の顔が目に入ると、驚き、だだ霊気を見つめたまま固まってしまう。
霊気の目は真っ赤になっていて、口はクシャクシャに歪み震えていたのだ。
霊気は、流璃子を想い、泣くのを堪えていたのだ。
流璃子は、自分の中で悲しみや寂しさと言う感情が薄まっていくのを感じる。
「ウッ、グスッ。僕だって...僕だって...そんなのやだよ。
グスッ!でも...でも、パパやママと一緒に暮らさなきゃ駄目だよ。
ウッ、ウッ! 僕、パパとママいないから...うわ~~~ん!」
霊気は、そう言うと、ついに堪え切れなくなり、
目から一杯涙を零して大声で泣き出してしまった。
霊気の泣く様は、流璃子のそれより激しいものであった。
流璃子は霊気の手にある花で作った指輪に気付く。
「霊気ちゃん。ソレ。」
「グスッ! うん。これ。ルリ姉ちゃんが泣いていると思って、グス!
ルリ姉ちゃんを探してる途中で、ルリ姉ちゃんの好きな花を摘んで作ったんだ。」
霊気はそう言いながら、
ずっと握っていたため少し形の歪んだその指輪を流璃子の方に差し出す。
流璃子はそれを受け取り、左手の薬指にはめると、
愛おしさで胸が熱くなるのを感じ、霊気を強く抱きしめた。
「ありがとう! 霊気ちゃん。分かったわ。ルリ姉ちゃん、パパとママと暮らすよ。
でも、私、霊気ちゃんと離れて暮らしていても、
ずっと霊気ちゃんのこと好きでいるからね。
だから、霊気ちゃんも、ずっと私のこと好きでいてね。
そして、大人になったら結婚しよう。」
「グス! うん!」
流璃子は指切りをして、霊気の口にキスする。
これは、精神的に男女の区別無い時にした、唇と唇をだた触れさせただけで、
キスとはとても言えるものではなかったが、
流璃子にとっては、誰にも汚されたくない大事な美しい思い出のキスだった。


数日後、流璃子は、両親と共にアメリカに行くが、
1年も経たぬうちに、何者かに両親を殺され、色々な施設をタライ回しにされる。
そして、一年ほど前に、水魔ブロケルと名乗り、デビルサイダーの仲間になるが、
霊気と再会して、流璃子の運命は大きく変わっていく。

・・・・・・

ベルゼバブによって胸に大怪我を負わされ気を失った流璃子は、
薄暗く冷たい牢獄の床の上に打ち棄てられたように無惨に横たえられていた。
暫くして、流璃子は頬に当たる水滴によって目を覚まし、
まだぼんやりとした意識のまま、上半身を少し起こし周りを見回す。
血は止まっていたが、痛みや体力は直っておらず、
少し体を動かしただけで、体の至るとこで激痛が走った。
その部屋は、鉄格子のドアが一つあるだけで、他に何も無く、窓すらない。
意識がはっきりしてくるにつれて、
自分がどれだけ絶望的状況にいるのか理解し始めていく。
壁の装飾である無数の骸骨が、
籠の中の鳥になった自分を、嘲笑いながら見ているように感じられ、
流璃子は、背筋に寒気が走り、体中に鳥肌を立たせて身震いする。

その時、部屋に近付く足音が聞こえてきた。
流璃子は、自分が一糸纏わぬ姿であることに気付き、
慌てて、胸を両腕で抑え、秘部を隠すように太股をきつく閉じる。
その足音の正体はベルゼバブであった。
ベルゼバブは、鉄格子の扉越しに流璃子を見下ろし、話し掛けてくる。
「目が覚めたみたいですね。流璃子。」
流璃子は、ベルゼバブの冷酷な視線に脅えながら、
弱々しく上目遣いにベルゼバブの顔を見て尋ねた。
「ベルゼバブ様。これから私をどうなさるおつもりなのですか。」
「貴方は、これからは身も心もデビルサイダーになるよう
たっぷりと教育を施されるのですよ。」
流璃子は、その言葉に言い知れぬ恐怖を感じる。
「お助けを! ベルゼバブ様。もう逆らいません。
ですから、これ以上、苛めないで下さい。」
流璃子の体は、誰の目からも分かるほど、ガタガタと震えていた。
「苛めやしませんよ。ただ、ちょっと可愛がってあげるだけですよ。」
ベルゼバブは、そう言うと、懐から、いくつかの卵を出し、牢獄の中に放り入れる。
その卵から、奇怪な生物が生れたかと思うと、
それらは、瞬く間に身の丈2メートル程の屈強な怪物に成長した。
「彼らが、貴方の遊び相手ですよ。」
その醜悪で、知性のかけらも感じられない怪物達は皆、鼻息を荒くして、
流璃子にゆっくり近付いてく。
怪物達の股間にある物体は、徐々に大きくいきり立っていき、
ビクビクと脈まで打ち始めていた。

「嫌っ! イヤーーッ! こっちに来ないでっ! 来ないでーーっ!」
流璃子は、腰が抜けたため立てずに、尻を床に付けたまま後ずさる。
だが、背中に壁が当たりそれ以上はもう後ろに下がることが出来なくなり、
どんどん、追いつめられていった。
先走り汁まで垂らしている怪物の禍禍しい巨根が、目の前に来ると、
流璃子は、今まで経験したこと無い恐怖に顔を引きつらせて悲鳴を上げる。
「ヒィーー! お助けを! ベルゼバブ様。お願いです。お助け下さい。お許し下さい。」
流璃子は、首をわなわなと振って許しを請うが、
返ってくるのはベルゼバブの嗜虐の笑みだけだった。
そして、ベルゼバブが指を鳴らすと、怪物達は一斉に流璃子に襲い掛かり、
流璃子の体中を揉みしだき、舐め回し始める。
怪物達の爪を立てた荒々しい愛撫と、ザラザラとした舌は、
流璃子に不快と苦痛しかもたらさなかった。
「キャッ! 嫌! 痛いっ! ヤダ! やめて! あぅぅ!」
怪物に中の一匹がそのイチモツの先端を流璃子に淫裂にあてがおうすると、
「イヤーーー! 許シテーー! それだけは。それだけはーーー!」
流璃子は、顔をより悲壮なものにさせて、更に激しく首を振って暴れ出した。
哀れな女の瞳からこぼれる美しき涙が宙に飛び散る。

「待て!」
怪物の凶暴なモノの先端が流璃子の淫裂に当たると、
ベルゼバブは、突然、怪物に制止させる。
貞操の危機から開放されるのだと思い、流璃子が安堵の息を洩らすが、
「そんなにそこに入れられのが嫌でしたら、
口で奉仕して、彼らを満足させてあげなさい。」
すぐさま、ベルゼバブから、流璃子を新たな地獄に落とす命令が下され、
流璃子は顔を硬直させた。
「そんなぁ...。」
自らの意志で怪物にファラチオをするなど、
人間の男とも付き合ったことが無い流璃子にはとても耐えられる恥辱ではない。
流璃子は、目の前にある、凶悪な怪物のイチモツと睨めっこしながら固まっていた。
「ホホホ。別に、嫌なら良いのですよ。それでしたら、このまま、彼らには、
思うがままに、貴方を可愛がってもらうだけですから。」
ベルゼバブが、陰惨に笑うと、また指を鳴らそうとする。
「待って下さい。やります。やらせて下さい。ですから、それだけは...。」
流璃子には、ベルゼバブの恥辱の命令に逆らうことが出来る余地など無かった。
それに応じなければ、怪物達のいい様に嬲られ、キズモノにされてしまうだろう。
「はじめから、素直にそう言えば良いのですよ。ホホホホ。」
流璃子は、顔を震わせながら、
大きく口を開き、ゆっくり、おずおずと怪物のソレを咥えていく。

『嫌っ! 気持ち悪い! 先から変な液が出てるし、熱くて、ビクビクしてる。
吐き出したい。でも、もし吐き出したりなんかしたら、
今度は私、どんな目に合わされるか...。』
流璃子の瞳からは、止めど無く涙がこぼれていった。
流璃子は自分自らを貶めるような行為など止めて、
今すぐ顔を抑えて泣きじゃくりたかったが、
自分の自尊心までをも汚す おぞましい物体を、懸命に堪えて、咥え続けるしかなった。
今、流璃子には逃げ場も無ければ、助けてくれる者もいないのだ。
だだ、あるのは、いつ終わるとも分からない陵辱と、自分を辱める者だけだった。
「おやおや。そんなやり方では、彼を満足させられないですよ。
もっと口の中に涎を溜めて、舌を絡ませるように彼のモノを舐めながら、
出し入れさせるのですよ。もっと奥まで咥えなさい。
そうそう、やればできるではありませんか。
おっと、歯を立てたりなんかしてはいけませんよ。
ほら、早くしないと、他の者が我慢できなくって、貴方を襲うかもしれませんよ。」
流璃子は言われた通りに口を動かし、むしゃぶりつくように激しく頭を振った。
その姿はまるで恥女の様であった。
流璃子も自分がどれだけ浅ましい姿を晒しているか理解していたが、
そんな事を気にする余裕など無かったのだ。
周りで見ていた怪物達は、待ちきれなくなり、流璃子の体に舌や手を這わせ、
また自らの肉棒を擦り付けてきていて、恐ろしいことに、
その中の一匹は流璃子の麗しい髪を自分のモノに巻きつけ、手淫までも始めていたのだ。
恐怖が流璃子の動きを更に速くさせる。

「なかなか上手ですよ。
貴方のその姿、霊気さんにも是非見せて差し上げたいくらいです。」
この言葉を聞くと、流璃子は激しく動揺を示し、怪物の肉棒を口から出して、
ベルゼバブに哀れな顔を向け、
「イヤッ! それだけは! それだけはお許し下さい! こんな姿を霊気に、グフッ!」
懇願するが、怪物に顔を捕まれ、無理矢理また咥えさせられてしまう。
怪物は、そのまま、流璃子の口内が性器であることを強調するかのように、
流璃子の頭をひたすら力の限り動かした。
その行為には、流璃子をいたわる気持ちなど少しも無い。
喉の奥まで犯された流璃子の口からは無様に涎が止めど無く流れ落ちていく。

そして、怪物は、更に激しく動かすと、
流璃子の口から限界まで大きくなった男根を抜き、流璃子の顔に熱く白い奔流をかけた。
「くふっ。キャッ! 熱い! 何これ? まさか、これって...。」
流璃子には一瞬、何が起きたの理解できなかったが、
目の前にある怪物の肉棒がビクビク震えながら白い液体を滴り落としているのを見て、
自分がどれだけ恥ずかしく恐ろしい事をされたのかを理解する。
醜い怪物の精液で自分の顔を汚されたのだと。
流璃子は、このおぞましい液体を早く拭き取ってしまいたかったが、
その部屋には顔を拭く物などなく、
今まで受けたこと無い屈辱に、顔を強張らせて、うろたえるしかなかった。

「なかなか、素敵なファンデーションですよ。
ほら、ボヤボヤしないで、貴方を可愛がってくれたモノを舐めてキレイにしなさい。
中に残っているのも吸い出してあげるのですよ。」
流璃子は、逆らうだけ無駄だと観念し、
様々な液体で汚れた醜い怪物の肉棒をチロチロと舐め始め、
怪物の尿道に残った精液を吸い出す。
『なんで、自分を汚した物を、キレイにしなきゃいけないの? 悔しい。悔しいよぉ。』
流璃子の瞳から次々と涙が溢れ出てくる。

パシャ!
その時、1つの閃光が流璃子を捕らえた。
流璃子は何事かと反射的に、その光の方に目を向けると、
そこはポラロイドカメラを手にするベルゼバブの姿があった。
流璃子の顔から血の気がサーッと引いていく。
「今、何を...?」
「暫く見ない内に、人間も面白い物を作れるようになったようですね。」
ベルゼバブは、流璃子とは対照的に、澄ました顔をして、
カメラから出てきたポラを振り、浮かんできた画を一瞥すると、クスリと笑い、
「キレイに撮れていますよ。貴方も見てみますか?」
それを流璃子の近くへと投げる。
床に落ちたその写真には、
精液まみれの顔で、怪物の男根に付いた精液を舐め取っている流璃子の哀れな姿が
はっきりと映っていた。
流璃子はそこに写る自分の姿を見て一瞬固まるが、すぐさまそれを拾おうと手を伸ばす。
「アゥッ!」
だが、もう少しで写真に指が届くとこで、手を怪物に踏みつけられ阻まれてしまう。
流璃子の手を踏みつけた怪物は、痛みで顔を歪まして苦しむ流璃子を尻目に、
そのポラを拾い、ベルゼバブに手渡した。

その様子を、何も出来ずに見ていた流璃子は、ついに堪えきれず、
「もうイヤァァァ!こんなヒドイ! 酷すぎる! うわ~ん! うわ~~ん!」
床に顔を擦り付けるように打ちひしがれて大声で泣き出してしまう。
だが慈悲の心が全く無い怪物達は、
体全体で泣く流璃子の髪を掴み無理矢理上半身を起こさせ、
涙が幾筋も伝う流璃子の柔らかい頬に自分の分身の先端を押し付けていった。
「休んでいる暇なんて無いですよ。流璃子さん。ホホホホ。」
ベルゼバブは、密かに嫉妬していた美しく清らかな女の無惨な姿に、
自分の嗜虐心が満たされいくのを感じ、満面の笑みを浮かべる。
流璃子は、ついに泣くことすらも諦め、虚ろな瞳で怪物の肉棒を咥えていく。


「ゴホッ。ゴホッ。」
流璃子は、最後の一匹に口の奥まで精液を流し込まれ、
その怪物のイチモツと共に、精液を吐き出すが、
それでもなお、喉にそれが残留していて咳込んでいた。
「終わりました。ベルゼバブ様。ゴホッ。ゴホッ。もう許して下さい。
お願いです。もう開放して下さい。」
流璃子は、床を見つめて、うな垂れたまま、弱々しくベルゼバブに憐れみを乞う。
流璃子の顔や、形の良い美しい胸は、怪物の白濁液によって汚されていたが、
流璃子には、それをぬぐう気力すらなかった。

ベルゼバブは、薄汚れるまでに自分が貶めてやった美しき女性を冷やかに見ると、
「私としては、これで終わりにして差し上げようと思っていたのですが、
どうやら、彼らは、まだ満足していないみたいですね。」
口元に笑みを浮かべて言い放つ。
その言葉を聞いて顔を上げた流璃子の瞳に、より狂暴になったかと思えるほど、
いきり立ったままの怪物達の禍禍しい肉棒が映る。
「ヒィーー! イヤーー!」
流璃子が悲鳴を上げた瞬間、怪物達は、ベルゼバブの命令も待たず、
流璃子に再び襲い掛かり、体を動かないように押さえ付け、
怪物達は自分達の快楽得るためだけの道具と化した流璃子の体を、
握り潰すかと思えるほど強く揉み、また舐め回し始める。
流璃子の淫裂の中にまで怪物のザラザラとした舌が進入してきた。
「キャウッ! ヤダ! 気持ち悪い。そんなトコ舐めないでェ!
ベルゼバブ様!お願いです。こいつらに、やめるよう命令して下さい。
お助けを!お願いです。お助け下さい! ベルゼバブ様ぁ!
このままでは、わたし。ワタシィー...。」
流璃子は、憎むべき相手であるベルゼバブに見苦しい程必死に助けを求めたが、
流璃子の期待する言葉が返ってくる筈も無かった。
「私達を裏切ろうとした自分の浅はかさを呪うのですね。」
ついに、怪物の中の一匹が、流璃子の秘部に、
はちきれんばかりに膨らんだ自分の分身をあてがい押し付けてきた。
「ヒグゥッ! ゴメンナサイ! 申し訳ありません! ベルゼバブ様ぁ? 助けてぇー!
だれかわたしをたすけて! 霊気、助けてっ! 助けてェー霊気ィーーッ!」
流璃子は、その場にいない愛しい人の名までも叫んで助けを求めるが、
そこには流璃子を救う者など誰1人もいなかった。
流璃子の中に怪物の禍禍しいイチモツが強引にねじ込まれていく。
「イッ、アガーーー!」
流璃子は、あまりの痛みに、発狂したかと思うほど端正な顔を歪ませ、
声にならない悲鳴を上げる。
怪物は、痛みに苦んでいる流璃子を気にも留めずに、
自らの欲望を満たすため激しく肉棒を出し入れし始めた。
その時、流璃子の淫裂から鮮血が零れ落ちる。
「あら! 貴方、まだ処女だったの。それは可哀相な事しましたね。
初めて相手が、こんな理性も無い、醜い化け物だなんて。
一生忘れない素敵な思い出になったではないですか。ホーホッホッホッホーー!」
ベルゼバブは、高笑いしたまま、
怪物達に弄ばれる流璃子をそのままにして牢屋から去っていった。

優しさのかけらも無い怪物との性交は、流璃子には苦痛しかもたらさず、
流璃子は絶え間無く襲う、まるで体を引き裂かれるような鈍痛により、
次第に意識を失い始めていた。
『わたし、こんなによごれちゃった。もう、わたし、れいきにあえないね。
だって、こんなわたしのすがたみたら、やさしいあなたでも、
きっとわたしのこと、きらいなっちゃうもの。
わたし、あなたにだけは、きらわれたくないの。
ごめんね。れいき。わたし、もうおしまいだね。』
呆然自失となった流璃子は、ただ怪物の動きに体を預けて、
この地獄の陵辱が早く終わることだけを願い、心の中で泣き続けた。


ベルゼバブは優雅にハーブティーを飲みながら、あるものを見てほくそ笑んでいた。
その視線の先には、
アンアンヘラーをがんじがらめに巻き付けられ磔にされた流璃子の姿があった。
流璃子の体は傷だらけで、そこからまだ血が滲み出ており、
また、秘部からは白濁した粘り気のある液体がぽたぽたと零れ落ちていた。
そして、ほとんど聞き取れない程の小さな声で
「......様。お許しを、ベルゼブバ様。お許しを、......」
と、まるで壊れたおもちゃのように何度も繰り返し呟き続けていた。
ベルゼバブは、ハーブティーを飲み終えると、発狂しかけた流璃子に近付き、
顎を掴んで目が合うようにさせる。
それでも、流璃子の目は虚ろを見たままだった。
『少しやりすぎたみたいですね。
こんな壊れたままじゃ、これ以上遊べないですし、魔王様にお咎めまで受けてしまう。
しょうがありませんね。本当に世話の焼ける小娘だわ。』
ベルゼバブは人差し指を流璃子の額の当て、
心波を流し込み、流璃子の意識を回復させる。

正気を取り戻した流璃子の瞳に、ベルゼバブが映ると、
「イヤーー。お許しをー! お許し下さい!お助け下さい!」
怪物達に受けた陵辱の恐怖も蘇り、
体中を、ガタガタと小刻みに震わせて、脅え始めた。
「クスッ。脅えた顔も可愛いですよ。」
ベルゼバブは、流璃子の顔をハンカチで拭きながら、そう言うと、
ゆっくり唇を流璃子に近づけていく。
「嫌っ! キスは! キスは嫌! それだけはお許し下さい。ベルゼバブ様。
キスまで奪われたら私...。キスだけはヤメテェ!」
流璃子は、キスさせるのだと気付くと、顔を更に引き攣らせ、首を振ってそれを拒んだ。
怪物達に強姦された時も、怪物のイチモツを咥えても、
流璃子はキスだけはさせなかったのだ。
「こんなにうろたえるなんて、キスに何か思い入れがあるみたいですね。流璃子。
でも、そこまで嫌がられると、余計、貴方のキスを奪ってあげたくなりましたよ。」
流璃子にとって、キスは幼い時の霊気との美しい思い出であり、
処女も奪われた今、女性としてのファーストキスだけは霊気にとっておきたかったのだ。
だが、流璃子の抵抗と願いは空しく、流璃子は顔を抑えられ、
あっさりと唇を奪われてしまう。
「ウッ!うぅぅ~ん!あっ!ぁう!ぅうん。はぁぁ。」
しかも、ベルゼバブの濃厚で上手なキスに、すぐさま硬く閉じた唇を割られ、
舌まで入れられて口内や舌をも弄ばれてしまうのだった。
2人の口の間から、卑猥な音色が奏でられ、
その音は徐々に大きく激しいものになっていく。
『ついに、キスまでされてしまった。霊気御免ね。
これじゃあ、あの時の結婚するって約束、もう駄目だよね。
だって、もう私、霊気にあげるもの何も無くなっちゃったよ。御免ね霊気。御免ね。』
流璃子は、顔や体を硬くして、
ベルゼバブがもたらすこの世のものとは思えない程の快楽に堪えていたが、
次第に抵抗を諦め、その快楽に身を任せていく。
両親を亡くしてから、愛や優しさを貰ったことの無い流璃子にとって、
霊気との約束だけが生きていく支えだった。
だが、ベルゼバブに女性としてのファーストキスまで奪われ、
しかも口の中まで蹂躪されたことによって、
流璃子は、自分の中で、その支えが大きな音を立てて崩れていき、
体の隅々まで虚無感が満たしていくのを感じる。
その時、流璃子の瞳から大粒の涙がポロポロと零れていった。

・・・・・・

「流璃子さん。大丈夫? 流璃子さん!!」
ジェミニーは、アイアンヘラーの棘を同時に何本も刺され気を失っていた流璃子の
上半身を起こし、何度も呼び掛けた。
流璃子は意識を取り戻し、ゆっくりと目を開けていくと、
「ア...」
ベルゼバブとの戦いを終え、
自分に優しい笑顔を向けて、近付いて来てくれる愛しい霊気の姿が映る。
「れ...霊気...。」
流璃子は感極まり、思わず瞳を潤ます。
霊気は、流璃子の傷ついた体を温かく包み込むように抱き上げ、
「流璃子......またせたね...。」
最愛の人を助け出せた喜びで顔をより柔和なものにさせて、流璃子に優しく囁きかける。
流璃子は、霊気の優しい抱擁と言葉によって、心と体が癒されていくの感じ、
「...............」
また、あまりの嬉しさに声を出す事が出来なかった。
『ああ、霊気...。ありがとう。こんな私でも、優しく抱きかかえくれて。
嬉しい。やっぱり私、あなたの事が好き。あなたと結婚したい。
これからも、こうやって私のことを受け止めていて欲しい。』
まるで、喜びが溢れ出すように美しい涙が流璃子の頬を自然とつたっていく
「よかったわ。本当によかったわ、流璃子さん...。」
「ウム...。」
「霊気。」
「よかったな霊気。」
阿太羅達は、2人の至福の瞬間を、祝うように温かく見守っていた。
2人の周りを、2人が進んで来た困難な道のりも、
そこが先程まで死闘を行なっていた戦場であることを忘れさせる
優しい空気が流れていく
だが、流璃子には霊気の優しさをすべて受け入れ、
そして、霊気を強く抱きしめキスする勇気がなかった。
いくら霊気が自分を優しく包んでくれても、汚されたという事実が消える訳ではない。
その事実は未だ流璃子の心に深く突き刺さり、また、優しくされることにより、
逆に罪悪感や負い目が膨れ上がり、
それは更に深く突き刺さっていき流璃子を苦しめていたのだ。
流璃子は助け出されたが、
流璃子の心はまだ、ベルゼバブの呪縛に囚わたままだった。
まるで、棘だらけのアイアンヘラーをかんじがらめに巻き付けられたように。
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