法粛さん

題名:この流璃子がっ!!気をつけ!!(仮題)

薬物編

薬物編


流璃子は牢獄の中で目覚めた。寒い。すっかり身体が冷えて小刻みに震えている。
激しい悪寒に流璃子はあたりを見回した。なにしろ捕らえられてからずっと全裸かそれに近
い姿である。ふと天井の棚の上に一着の白いワンピースを見つけた。流璃子は迷わず手を伸
ばし、その服を身にまとった。その一張羅だけであり下着はなかったが、地獄で仏とはまさ
にこのことであった。霊気の助けだと思った。自分の誇りをわずかながら回復でき、流璃子
は安堵した。いつか霊気が助けに来る。それは今日かもしれない、明日かもしれない。しか
し流璃子は耐え抜く決意であった。

流璃子はまた拷問に引き出された。両手首を縄で縛られ吊るされる。
ハルパスの一人はやおら薬瓶を取り出した。スポイトに入れ、流璃子の肩に一滴垂らした。
流璃子の服に褐色のシミが広がり、そしてドレスが溶けた。劇薬だったのだ。
不快な音と悪臭のする煙が立ち上り、焼けるように肩が熱い。「ううっ・・・!」
流璃子は更なる悪寒を覚えた。乳首がはっきりと立つ。
「次は乳首だ」。ハルパスは見透かすように言い、左右の乳首に薬が垂らされる。シミがた
ちまち流璃子のピンクの乳首を浮き立たせ、
小さな泡を立てて生地が蒸発する。両乳首がねじ切られるようだ。「ぐっ!あ・・・あ
あっ・・・」流璃子はあまりの苦痛に言葉を飲み込んだ。
痛さのあまり声にならないというやつである。
ハルパス達は流璃子に構わず、水鉄砲をいくつも用意すると薬品を入れ、流璃子の周囲を囲
み一斉射撃に入った。
薬は全身に浴びせられた。流璃子の服は半分以上溶けて消え失せ、だらしなく垂れ下がっ
た。乳首、尻、へそ、背中などから煙が立ち昇り、流璃子は「ぐぐ・・・ぎぎ・・・」と歯ぎしり
した。涙がとめどなくあふれ、いつまでも目じりから頬を伝った。
「痛いか」ハルパスが唐突に問うた。
「痛いかと聞いているんだ!」流璃子の顔を張った。顎を上げさせて覗き込んだ。
「い・・・痛い・・・です・・・」
「聞こえんな!」乳房をガシッと握り力を入れた。
「い・・・いたいよう・・・・・・いたいよう・・・」苦痛と屈辱で涙が止まらない。
「許して欲しいか」
「・・・ハイ・・・許して・・・・・・下さい・・・許して・・・許してえ・・・・・・」
「駄目だな」ハルパスは流璃子が支配下にあることを冷酷に確認した。
「フッフッフ・・・苦しめ・・・もっと苦しめ・・・」
「い・・・いや・・・いやあ!やめてえ!!ゆるしてえ!!」
水鉄砲がついに股間に発射された。生地の薄い、純白のスカートにシミが広がり、股間から
太ももにかけてピッタリと張り付き、そして蒸発する。

「フッ、治療してやろう」
ハルパスがそう言うと、流璃子はクレーンで両手を高く吊り上げられ、工場で生産される製
品のようにあわただしく運ばれると、傷薬を満たした水槽にドボンと放り込まれた。
「!!ヒイイッ!」クレーンはすぐさま流璃子を空中に引き上げた。流璃子の細くくびれた
ウエスト、白く熟れた太もも、締まった足首を伝って薬がポタポタと滴った。流璃子の身体
は水魔ブロケルとして帰還してきたときのように水光りした。
連日の拷問で傷ついた身体に、薬がジワジワと、しかし容赦なく侵入してくる。流璃子は空
中で身をよじり「ウウッ!アアッ・・・!」
と身震い悶え苦しんだ。プールは流璃子の身体についていた泥と傷口から流れ出ていた血と
で、少し濁った。
クレーンは流璃子を弄ぶように再び薬のプールに沈め、前後左右に気ままに操った。流璃子
の身体は力なく水槽の中をグルグルと周回した。服はこの薬で完全に溶け、流璃子は全裸で
波間に漂う。水槽の壁は透明であり、ハルパス達は前後左右上下、蹂躙される流璃子をあら
ゆる角度からばっちりと視姦している。
「・・・」そしてついに流璃子は緊張を失い、筋肉は弛緩し、小水を漏らした。今度は黄色が
プールに広がった。流璃子は水面に顔を沈め、気を失った。
それを見てハルパスは再びクレーンを引き上げた。ガクッと首を折り、磔にされ失神してい
る流璃子の全裸が高々と掲げられると、ハルパス達は次々に流璃子に向けて下半身から放射
した。

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