彊良さん

題名:性器末救世主伝説 淫欲の国

第3話

 催淫植物オママンコの森の西の奥に古びた洋館が建っていた。

 洋館の中には全裸の女がいた。だが、普通の女とは様子が違う。体中に無数の円形の穴が空いている。しかし、傷口から血が一滴も出ていない。どんな刃物で傷つけたらこんな風になるのか。
「フフ・・・。どうだ!?俺様に影を食われた気分は・・・!?今度はどこを食って欲しい!?乳か!?腹か!?脚か!?フフ、それとも・・・。」ベリリリ!男が叫びながら、壁に映る女の胸の部分の影を無造作に剥がした。「アアアァ~~!!」女の悲鳴と同時に、右乳房にぽっかりと、空洞ができていた。「フハハハハハハハ~ッ!」皿に乳房の影を乗せると、プルン!と弾んだ。「うまそうなプリンができたぜ。どれ!!」舌舐めずりをしながら、骸骨でできたスプーンで乳房の影をすくいあげ、口に入れた。「クウウ~ッッ!!この弾力、たっまんねえぜ~!!それに喉ごしも最高だ!喉から胃袋まで滑らかに滑る様に入って行き、口から喉、消化器官にまで弾力の余韻が残っているぜ!!それに、このサクランボの甘酸っぱさがアクセントになっておる。」プリンを飲み込み、サクランボを口の中で転がしながら、男は満足そうだ。
「さ・・・さむい・・・あたためて・・・。とってもさむいの・・・心もからだも・・・」「おお!そうかそうか!!食後の運動でもするとするか」男はナイフとフォークを置き、席を立つと、正装に着替えた貴族風の服を手早く脱いだ。ポロン、と男性生殖器が飛び出す。女が後退りしたが、体中に穴が空いている為、満足に動くことができない。「いや、いやあああアァァ~ッッッ!!」あっさりと男に捕まってしまった。「往生際がわるいようですねぇ!」不敵な笑みを浮かべながら、天を貫く男根を女性器にゆっくりとあてがっていく。あてがったきり、男はピクリとも動かず、わざとじらしている。少女は恐怖の為、ガチガチ、ガチガチと歯を鳴らし、体中がガタガタ、ガタガタと目に見えて震えている。そして、歯の噛み合わない口からは、「おねらい(お願い)、やめて、やめへ、らめへ~~ッ!!!」と全身の力を振り絞って、叫び声を上げた。「ニタリ」と不気味な笑みを浮かべながら、男が急に動いた。女性器にあてがっていた一物を一気に埋め込んで行く。「ひいいいいいイイイぃぃぃぃィィィ~~っッッ!!!!!」

 西の淫魔王の居城をめざす流璃子と鶚がこの洋館を訪れたのは洋館での惨劇の48時間後、すなわち2日後のことであった。「うっ!?」何とも言えない異臭に二人は鼻を摘んだ。部屋の中には、巨大な鍋が火にかけられ、ぐつぐつと何かが煮込まれていた。その上には、無残にも右胸に穴が空いた少女が大の字でうつ伏せに、両手両足の4箇所を縛られ吊るされている。4本のロープにはそれぞれ肉切り包丁があてがわれている。ロープがギシギシときしみ、体が揺れる度に、残された左の乳房が切なくプルンプルン、プルンプルンと揺れている。無理やり開脚させられ、オマ○コが奥まで見えそうだ。男に1時間ごとに体位を変えられ48種類の体位を全て試され、パイズリ、バック、アナル、フェラチオ、クンニ、シックスナイン、顔射、口内射精、膣内射精、虫攻め等、人界、魔界、地獄、天界、そして淫欲の国に存在する全ての性的虐待を受けた哀れな少女は、魂の抜け殻の様に、虚ろな目で下の鍋を見つめている。今から熱い鍋に落されることは明らかであったが、悲鳴をあげることもできずに、ただ、ガチガチ、ガチガチと歯を鳴らし、ガタガタ、ガタガタと震えながら恐怖に耐え、殺されるのを待っているしかなかった。

 鶚は3000年前の自分を見ているような気がした。

 中国の西にある伝説の桃源郷を目指し、逃亡が成功すれば、殷の4騎士の同胞でもある婚約者、彊良と結婚をする予定だった。当時騎士には恋が禁じられており、彊良と鶚は肉体関係がなかった。桃源郷で騎士を引退し、普通の男と女として、初夜を迎える予定だったのだ。ところが、桃源郷まであと一歩という所で、周王朝の追手1000騎に捕らえられた。ふくみ針で周の隊長の右目をつぶしたが、逆に隊長の怒りに触れ、彊良の眼前で鶚は処女を奪われた。敵兵に犯されるという、騎士としての最高の屈辱と、目的地にあと一歩の所で恋人の眼前で犯されるという絶望感の中で、意思とは裏腹に、イカされたのであった。その直後1000人の兵士たちに慰み者にされた挙句、鉄板の上に全裸で吊るされ、落とされ、全身に大ヤケドをおわされ殺されたのであった。この時、鶚もそれぞれ48手を1000人全員に試されていた。すなわち、4万8000回もイカされたのであった。並の人間なら既に死んでいるところである。騎士の訓練として古代中国の秘法で、超人的な体力を身に付けられていて、なかなか死ねないことを恨んでいた。「ウガガアアア!ころしてくれー!ひと思いに殺してくれー!」と叫ぶ彊良の眼前で、犯され涙を流しながら、「ヒイイ~ッ!!ひと思いに・・・はあはあ・・・ころして~!!あんあん!ひああアアァ~ン!!!!!!!」と哀願する鶚であったが、殺されたのは、皮肉にも4万8000回イカだれた後のことであった。

そういう過去を持つ鶚には、この殺されかかっている少女を放っておくことができなかった。

「さむい、さむい、とうるさいもんだから、火攻めをしようとしていたところだ。催淫植物オママンコ、つまりこの森に生い茂る亜熱帯植物の樹液に、人間、ゴッドサイダー、デビルサイダー、淫魔騎馬団の精子10億人分をミックスしたこの特製スープの仕上げに活きた女肉を放り込むところだ。殷魔王様の一流シェフ、ゴンズ様の邪魔をする奴は、この女と同じ目に遭うと思え!!!」

鍋から強烈なフェロモンの匂いが立ち込めてきた。「うっ!?」流璃子と鶚は鍋から立ち込める催淫植物オママンコの匂いを吸い込んでしまった。この淫欲の国にきて早1週間、オママンコの森に立ち込める匂いには何とか耐えられるようになっていたが、精子10億人分をミックスした上に、煮詰められ数10倍に濃縮したフェロモンの匂いに耐えるのは、至難の業であった。ゴッドサイダーとしてのパワーが弱まり、鶚の胸の金属の膨らみががピシピシ!とひび割れを起こしていた。「きゃああ~!」流璃子は一瞬にして気を失い、全裸になって、倒れていた。オマ○コが今にもみえそうであった。「流璃子さん!」ゴンズは最初、端正な顔立ちの西洋人風の貴族の格好だったが、グニグニと全身が変形していった。そこには、先ほどの西洋人とは似ても似つかない、ブヨブヨの中国人風の醜い男がいた。ドジョウの様な下品な髭を生やしていた。

「ブヘヘヘ、久しぶりだな鶚!」
「・・・!?なぜ、私の名を!?」
「3000年前、可愛がってやったではないか。にっくき、パズスを倒してくれたそうじゃないか!?3000年もの間、パズスの腹の中でこの日が来るのをどれ程待ち望んでおったか!!」
「!!!・・・ま、まさか、おまえは、周の隊長!?」
「そのとおり。パズスが死んでから、わしの魂は、偉大なる淫魔王様によって引き寄せられ、ゴンズという新しい名前と命を与えられたのだ!!そして、この国で400年前にタイムスリップして、西洋のサディストとして、魔女狩りを楽しんでおったのじゃ!あの吊るされている女も亡霊じゃ。この世とあの世の狭間をさまよってこの国に辿り着いたのじゃ!お前たちが1週間前に倒したジャミラスも、鳴蛇の生まれ変わり!!まあ、奴は元四騎士で虫の好かん奴だったがのう!!」

「ブヘヘヘ、それにしても、ますます色っぽくなりおって!!3000年前の続きをやらしてもらうとするか!!」
叫ぶなり、ゴンズは肉切り包丁を振り回してきた。間一髪よける鶚。しかし、連続攻撃をよけ続ける鶚の動きが鈍くなってきた。
「ブヘヘヘ、オママンコの毒が回ってきたようだな!」肉切り包丁が鶚の胸をかすめた。ひび割れの入っていた胸の金属の膨らみがいとも簡単に砕け散った!中からノーブラの形のいい乳房がプルン!!、と飛び出す。

「ブヘヘヘ、うまそうなプリンだぜ。真紅のサクランボも甘酸っぱくてうまそうだぜ!ゴンズ、頬っぺたおちそ~う!!いっただきま~っす!!」ベロン、と長い舌が鶚の乳房に絡み付いてきた。「きゃあっ!!」白く美しい乳房に汚い唾液の痕がつく。舌が乳房を這う度に、ナメクジが這った様な白い痕ができる。舌が乳房の外側から内側に、白いあとを描いて行く。白い乳房がますます白くなり、その中心にある「サクランボ」の真紅をなおいっそう際立たせていく。爬虫類のようなグロテスクな青紫の舌が真紅の「サクランボ」に今にも届きそうだ。「クッ!!」鶚は舌から逃れようとしたが、吸盤の様に吸い付いて離れない。チロッ!と乳首の先端に舌が触れた。「!!!」
「ブヘヘヘ、ブホホ、予想以上に美味でごんす!!」チロチロ、ペロペロと音を立てながら、乳首を舐めまわすゴンズ!!「ああァ~ン!」鶚が感じ始めると、ゴッドサイダーとしての鶚のパワーが更に弱まったのか、毛皮さえも、ビイイイ~!!と音を立てて跡形もなく、ちぎれ飛んでいた。全裸の鶚を押し倒し、馬乗りになるゴンズ。鶚にはゴッドサイダーとして、反撃する力はもはや残されていなかった。「ブヘヘヘ、さあ、3000年前の続きをやらせてもらおうか。3000年の間にどれだけ成長したのか、タップリ味あわせてもらうぞ!脚を開け!!まずはパイズリからだ!!俺のチ○ポを乳で挟め!ブホホ、楽しんだ後で、そこに倒れている流璃子ともども肉奴隷に改造してくれるわ~!!」「ブヘヘヘ~!!ブホホホ~!!!!」不気味な雄叫びが、洋館から夜の森に響いてていった。

                つづく!!

流璃子が倒れ、鶚までも屈服してしまうしかないのか!?もはや、ゴッドサイダーに勝機は・・・!?そして、地球の運命は・・・!?
お楽しみに!!!

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