彊良さん

題名:性器末救世主伝説 淫欲の国

第5話

  ここは、淫魔王の居城。奥の方に王の間がある。ここから、女のすすり泣きにも似た喘ぎ声が聞こえていた。
玉座には、荘厳な淫魔王が腰を下ろしている。呼吸の度に、口から瘴気が溢れ出している。甲冑を着ているが、防具としてよりも、重大な意味があった。静止していてもなお体中から噴き出る瘴気は、淫魔王自身でさえ、抑えることができないくらい、凄まじく強大であった。つまり、この甲冑は抑え切れない瘴気を封じ込めておく為のものだったのだ!!しかし、甲冑の一部のみ開けられている部分がある。それは、股間であった。
 そんなおぞましい淫魔王にセックスを強要されている女がいた!一人は、17~18歳のあどけなささえ残る可憐な少女。つぶらな瞳に整った顔立ち。美しい唇に、水の流れのように輝きの絶えることのない髪の毛。人間の男が抱きしめただけで壊れそうな弱々しい身体であった。しかし、ガリガリに痩せ細っているわけではなく、出るところは出て、引っ込む所は引っ込んだ、男女を問わず誰もが羨むようなプロポーションの持ち主であった。白いワンピースを着せたらよく似合いそうだ。しかし、この少女は一糸まとわぬ姿にされ、92センチの右乳房を激しく揉みしだかれながら、その今にも壊れそうなきゃしゃな股間を遠慮なく激しく貫かれている!
そしてもう一人は、美しい黒髪、細い三日月のような切れ長の目、スラリと伸びた肢体、エキゾチックで妖艶な口元の、チャイナドレスのよく似合いそうな女性であった。この女性も同様に、一糸まとわぬ姿にされ、88センチの左乳房を激しく揉みしだかれながら、女性そのものを激しく刺し貫かれていた!
淫魔王の凄まじいピストン運動の度に、股間に瘴気がたっぷりと注がれていた。

「いやアア・・・!!や、やめてください、お願いです!たす・・・はあ、はあ、けてええ~~!!アアア!!あん、あんあああああああ~ん!」
「や、やめろ!!私にこんな・・・こ・と、して・・・はあ、はあ・・・ただで、す、済むと・・・ぜえ、ぜえ、アアッ!!ウッ!? クウウッ!!ひあああ~ん!!」

 2人の女のすすり泣きとむせび泣きにも似た激しい喘ぎ声が王の間から廊下に響いていった。

 その頃、鬼哭寺では・・・!!霊気と流璃子の激しいセックスが続いていた!セックスといっても、エクトプラズムの抜けた流璃子の体はまるでダッチワイフのように、脱力しきっていた。そんな流璃子の肉体に激しく火花を散らす黄金バット改めエクスカリバーを埋め込み、激しくピストン運動を繰り返す霊気!自分自信でも信じ難いほど怒張しきった男の部分が、鉄のように硬い。
「マハーバイローチャナ、タターガタ、光の力を、食らええエェ~~っッッ!!!」
その瞬間、もうこれ以上大きくなるわけがないと思っていた霊気の肉の柱が、さらに巨大にさらに硬く、破裂せんばかりに膨張していくのが自分でもはっきりとわかった!霊気は流璃子の中で激しく射精していた!!

 その頃、淫欲の森の西にある洋館。
全裸の流璃子が仰向けに気絶していて、180°に開かれたその股間はゴンズに全てを晒されていた。そのすぐ近くで全裸で仰向けの鶚にパイズリさせ、更になおいっそう猛々しくそそり立つ己の股間のモノを180°以上に開いた鶚の股間にあてがっていた。
「ブヘヘヘ!!流璃子の股間を覗きながら、鶚のオマ○コにぶち込むのも、一興!!」
「嫌あ~!!イヤアアァァァァ~!!!!」
「ブヘヘヘヘヘヘエエェェ~!!!!!!ブホホホホホホ~~!!!!!!!!!!!!!」
鶚の股間にあてがっていた生臭い一物を、挿入しようと、流璃子の股間を覗き込みながら股間を振るゴンズ!!鶚の熟した蜜壷が、今まさに、ゴンズの猛々しくいきり立つ雄そのものに刺し貫かれようとした瞬間・・・!!!!

ゴンズの眼前に晒されていた流璃子の股間が、カッ!!と眩い閃光を放っていた!
「ブヒッ!!??」「ブヘーー~~っッ!!!!!!!」閃光がゴンズの顔面に直撃し、頭部をフッ飛ばしていた!!まさに、一瞬のできごとであった。鍋にゴンズの頭部が落ち、しぶきが上がる。しぶきが少女を吊っていた4本のロープにかかり、ロープを溶かした。
「きゃああーーーー!!」うつ伏せのまま墜落していく少女。鍋に落ちる寸前に、鶚が抱きかかえ、救っていた。
「ふう~!なんとか間に合ったわ!」

「・・・。私は、クリトス。現世で強姦され、殺されたの。死んでも死にきれず、あの世とこの世をさまよっていたら、ゴンズに捕まり、拷問を受けていたの。助けてくれて、ありがとう!!お姉さん、お名前は!?」
「私は、鶚、ゴッドサイダーよ!そして、そこに倒れているのが流璃子!彼女も同じくゴッドサイダーよ!私達も、過去にあなたと似たような境遇を体験したのよ!それで、助けずにはいられなかったの!!」
「ウウ・・・霊気。霊気ーーー!!」気を失っていた流璃子が目を覚ました。
「!?」股が180°開いていることに気付いた流璃子。恥かしそうに、さっと、股間を隠した。

「鍋の匂いを嗅いで、気を失ったところまで覚えてるけど、あの化物は!?」と、いぶかしげな流璃子。 
「助かったわ!あなたが倒したのよ!あなたの股間から、不思議な閃光が放たれ、ゴンズの頭を一瞬にして吹き飛ばしたのよ!気絶した振りをして、あんな必殺技を隠し持っていたなんて、やるわね、流璃子さん!」
「・・・!?私は本当に気絶していただけよ!気絶してるときに、霊気が夢に出てきたの!霊気が太陽神バイローチャナの呪文を唱えながら、私のエクトプラズムの抜けた肉体にあんなことするなんて・・・!!」と真っ赤な顔の流璃子!
「あらあら、私がピンチのときに何イヤらしい夢みてるのよ!さては催淫植物オママンコを吸いすぎて、淫乱になったな!?」
「・・・だって、・・・ひっく・・・」
「じょ、冗談よ!・・・まったく、ちょっとからかっただけなのに、泣くことないでしょ!このとおり、謝るから、許してよ、ね!?
それにしても、ゴンズに放たれたあの閃光の形、霊気のアソコに似ていた!きっと鬼哭寺で霊気があなたの肉体の股間をブラックホール、エクトプラズムの股間をホワイトホールにして、太陽光の粒子と化したエクスカリバーを放ったのよ!そして、時空を超えてワープしたエクスカリバーがあなたの股間から発射されたってわけよ!・・・とにかく、今回は助かったわ、流璃子さん!ありがとう!!」

「さあ、この娘を成仏させてやりましょう!」そういうと、鶚がクリトスの股間に指を入れた。
「!?・・・ちょっ・・・!!」「怖がることはないわ。お姉さん達がアナタをイカせてあげる!でも、理由があって私達はイッてはいけないの!指と舌だけで満足させてあげるわね!」
鶚は指を巧みに動かし、クリトスの股間をくちゃくちゃといじくりはじめた。「ア・・・!!」
すかさず、流璃子がクリトスの左乳房を揉みしだき、空間の空いた右乳首を吸った。「ハアア!!イイイ!!!」ないはずの右の乳房にも快感を感じているクリトス!鶚の舌がクリトスのクリトリスに触れた!「クッ!ウアア!いい!はあ、はあ!くっはあ~!クリトス、イッちゃう!イイ~!!イックウゥゥ~~っッ!!!!」
生前に強姦殺人に遭い、ゴンズに影を食われた不幸な美少女クリトスは、満足そうに、昇天していった。

「流璃子さん、鶚さん、ありがとう!!!」嬉し涙を浮かべながら、ゴンズの調理場の食材を指差すクリトス。
「これ!?これを持っていけっていうのね!?」と鶚。コクン、と笑顔でうなずき、クリトスは成仏していった。
鶚の手には、キノコが握られていた。マラタケと呼ばれるそのキノコは催淫植物オママンコに生えるキノコであった。キノコの傘が亀頭に酷似していた。
鶚の手に握られたマラタケを見て、恥かしそうな流璃子。ジャミラスのフェラ事件を思い出していた。
「何よ、流璃子さん!?」といぶかしげな鶚。「・・・だって、鶚さんのキノコの握り方がヤラしいんだもん。」とごまかす流璃子。
鶚の顔もかあ~っと赤くなっていた。

 流璃子と鶚は、淫魔王の居城に向かった。門番をあっさりと倒し、中に入る。廊下には王室から洩れる甘美で淫靡な喘ぎ声が響いていた。一気に王の間の扉を蹴散らす。

「あ、ああ、ひああん!!・・・うっ!あああアアァァァ!!くっ・・・!アアアア!!いっいいいいイイィィィィ!!もっ・・・もっと、もっとおおォォォ!!はあ、はあ、そっ・・・そこ!もっと、もっとちょうだあアアァァァ~~~イイ~~んンン!!あああ~~ん!!!!淫魔王様ああア~~~んんンンン!!!!いっ・・・はあ、一生・・・か、はあ、はあ、かわいがっ、はあ、・・・て・・・うっ!!・・・く・だ・さ・あいい~~んンン!!!」

 王室の扉を蹴り壊し、中に入ると、玉座に腰を下ろしたまま、セックスしまくる淫魔王の姿があった。そこに存在するだけで、他の何者をも圧倒する絶対的な威圧感!そして、淫魔王の性行為の相手をつとめるのは、なんと!!誰あろう、流璃子、鶚であった!!!

「・・・!!・・・私達がなぜ・・・!?」驚愕する流璃子と鶚。

       つづく
霊気の助けで、なんとかゴンズを倒した流璃子と鶚。しかし、淫魔王の居城で流璃子、鶚の眼前で吹き荒れる官能の嵐・・・!!そこで、流璃子と鶚の見たものは・・・!?次回、乞うご期待!!
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