とげとげさん

題名:G(自慰)の季節

オナニスト ハルパス 最終章 「楽園の在処」

前口上
とげ「さて、みなさん、長らくお付き合いいただいてありがとうございます」
あゆ「うぐぅ・・・ボク、わかんないよ」
とげ「ハルパスの、長いようで短い自涜人生も、今終わりを迎えようとしています。感動のフィナーレDEATH。そして、散り行く間際、ハルパスの願ったこととは?」
あゆ「お願いなら、ボクのほうが得意だよ・・・」
とげ「あゆ、あとがきでいいこと教えてやるから、緞帳開けるの手伝って」
あゆ「うぐぅ・・・わかったよ。それじゃ、みんな。はじまるよっ」
とげ「タイトルコールしてくれ」
あゆ「G(自慰)の季節 うぐぅ、はずかしいよう、最終章「楽園の在処だよっ」

G(自慰)の季節 a piece of オナニズム 終章

あの時、コキ過ぎて腹が減っていた。道すがら、子供を食った。霊気がぶち切れて、瘴気爆発でボクの顔をぐしゃぐしゃにした。ボクは、腹立ち紛れに森に火を放った。それが、霊気の怒りを増幅させて、ボクは怨霊魔鬼雨の露と消えた。そして、今、死にきれずにケルベロスの顎の上にとどまっている。
ボクは絶望していた。自慢の羽も、冥界では羽ばたくことすら出来ずに力なく揺れるだけだった。心波でハルパス一家に助けを呼ぼうにも、霊気の怨霊魔鬼雨のダメージと、やはり冥界にいるせいか、全く心波は届かなかった。なによりも、オナニー・・・せっかく消える前に最後のオナニズム奥義を堪能していこうと思ったのに・・・ボクのイマジネーションは枯れ果てていた。
「ブロケル・・・」
愛しい名を呼ぶ。ボクの声は、虚無の空間に吸い込まれていく。

コキ続ける。影のない女。
「あたためてほしいの・・・」
「けけけーっ、ボクのマグナムであたためてやるよ!」
ボクのチンコで満ち足りた表情で喘ぐ影のない女。
無精子女闘士。
「親不孝は最大の罪だ!そして、ボクが君達の親なのだ!奉仕しなさい!」
よってたかってボクを責めたてる、無精子女闘士。
そして、ブロケル・・・でもブロケルの姿だけが思い出せない。そして、同じネタに還ってくる。その途中、コブルとか、ハインツやゲルト、バックラー、しまいにはフォラス将軍まで落ちていった。ボクが去った後で、随分と戦闘は激化しているらしい。みんな何やら叫んでいたが、ボクには関係なかった。探さなくちゃ。究極のオナニズム。

そのとき。当たりの気配が一変した。冥界にあっても強大な瘴気を放つものが降ってくる。この瘴気は・・・覚えがある。一度だけお目通りしたことがある、ベルゼバブ様だ。美しいお方だった。
「ぐあっ・・・」
その美しいベルゼバブ様が、一糸まとわぬ姿で降ってくる。
「・・・!ハルパス!私を助けなさい!」
ボクは・・・聞いていなかった。ベルゼバブ様。ブロケルとは全く違ったエロ気を漂わせる姿。久方ぶりにボクのチンコが、硬さを取り戻す。今までの萎えながらイクオナニーとは一味違った刺激。ボクは、今までで一番早く右手を動かした。もう、いい。究極のオナニズムもブロケルもいい。今なら、快感を以ってオナニーを終わらせられる!
「はっ?ハルパスー!お前という人はあー!」
ベルゼバブ様の呆れたような表情も、今となっては、淫らな想像を掻き立てるだけ。叱責の声も、ボクの内なる「いぢめてほしい」属性を刺激するのみ。今なら、イケる!そして、更にサタン様をボクを祝福した!それを追うように降ってくる、鬼哭霊気。そして・・・薄絹をまとった・・・なびくような長髪の・・・痩身の美女。
「ブロケル!」
ボクは愛しい名を呼んで、最後の力を振り絞った。羽ばたく。飛べる!ブロケルのすぐそばで、彼女の匂いと息遣いを感じながら、コケる!ボクは、必死に羽ばたき、右手を動かした。前のめりの、胸の谷間。切羽詰った表情。ボクのオナニズムの奥義が甦る。
「ブロケル、ブロケル、ブロケルーーーーーー!」
背筋が震える。キタキタ!これだ!腰が自然に動き出す。視界が狭くなる。
「いっくうううう!」
「うるさいっ」
ブロケルは、ボクの顔に一撃を見舞った。ああ・・・ブロケルの手が・・・ボクのからだを・・・ボクは、絶え間なくザーメンを放ちながら落ちていった。一滴のザーメンがブロケルの衣を汚した。ボクはそれを見て心から思った。
「最後の願い・・・とどいたんだね・・・」
「ハルパスー!コイてないで助けろー!」
ベルゼバブ様の叱責が飛ぶ。ボクのチンコは更に大きく痙攣し、信じられないくらい大量のザーメンを吹き出す。それが・・・ケルベロスを動揺させた。
「この、ばか者―――――!」
我がオナニズムは・・・ここに極まった。

オナニー。
オナニーを極めた日。
ザーメンが、コキティッシュのなかで溶けてなくなるように・・・。
夢精が、人の成長と共に、影を潜めるように・・・。
ズリネタが、永遠の時間の中で霞んで消えるように・・・。
今・・・。
永かったオナニーが終わりを告げる・・・。
最後に・・・。
ひとつだけの願いを叶えて・・・。
たったひとつの願い・・・。
ボクの、願いは・・・


エピローグ

時が流れていた。激しく短い、ハルパスの恋から幾星霜が過ぎていた。二十世紀末、I県。とあるアパートで、それは発見された。黄色いしみのついた、薄絹。
発見したのは、総立ちの金髪と黄色いサングラス、そして真っ赤な着衣の男。彼はその薄絹を手に取ったとき、一人の男の壮絶な生涯を、一瞬にして追体験する。純粋な愛と、悲しみに慟哭する男。そして、目くるめくオナニズムの世界に、すさまじい歓喜を味わう。そして、最後の願い。その願いは・・・みんな気持ちよくコイて欲しい。
「こんな快感、ボク一人で独り占めなんて間違ってる。みんな、この快感を味わってほしい。ボクのこの気持ちをみんなに分けてあげたい!」
男のチンコは天を衝き、吹き出すザーメンは遠くブエノスアイレスまで届いたという。
彼は、その時得たオナニズムを元に、多くの者にその快感を広めるべく「流璃コキズム」という考えを提唱した。後世にハルパスの(あくまで彼の頭の中だけの)永遠の人の名は「流璃子」として伝わっていたため、彼のオナニズムはその名で世にうまれることとなった。後に流璃子の衣というHPを創生することとなった男である。HPの名が、ハルパスの激しい生涯と、最後の願いの秘話をもとにしたものであることは言うまでもない。
そして、その男の名は・・・

後書き
とげ「(-。-)y-~~~~一服つけるか・・・」
月○あゆ「喋りすぎたみたいだね。とげとげくん。でも・・・うぐぅ・・・ボク、意味がわからないところが半分くらいある・・・」
とげ「うぐぅには早過ぎるかな、無理ねえな、小学4年生じゃ(^o^)」
○宮あゆ「ボク、高校2年生だよっ(-_-X;)」
とげ「ボク、ボクって、ハルパスに憧れてるのか?」
月宮○ゆ「ちがうよっ」
とげ「しかし、なんでこんな事書いておいて、後書きの相棒お前なんだ?」
月宮あ○「ボクに聞いたってわかんないよっ」
とげ「知りたいか?」
月○あゆ「うんっ!知りたいよ」
とげ「俺のオナニズムは・・・ぼそぼそ・・・」
○宮あゆ「うぐぅううううう!(/。\)いやん!はずかしい」
とげ「さて、と。お、向こうから、K○Yの人達がきた。ぐはっ、拳銃持ってっぺよ・・・したっけBYE♪」ぴょ-ん°゜°。。へ(;^^)/ すたこらさっさ
え~い/_^」/D ------ →;°o°」ざく「ぐあっ・・・天誅か?」

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