とげとげさん

題名:姦璃人ヴァッ狩の野望

姦璃人ヴァッ狩の野望 NO.2

とげとげ「うぐぅ・・・第二回目だよ」
ツッコミ「お前が言うんかい!?ばきっ!!( -_-)=○()゜д゜」あうっ!」
とげとげ「ぐはっ・・・あゆも強烈なツッコミを・・・はい?」
七瀬「あゆ?さっきすれ違った羽リュックのコ?」
とげとげ「ぐあ・・・出たな、物の怪!」
七瀬「誰が物の怪じゃ!私がパズス様~、ゆって飛んでくるんかい!?」
とげとげ「まあ、そんなことより、緞帳開くぞ。いつものように豪快に裸踊りをしてみせてくれ」
七瀬「脱がない!脱げない!!脱げるか!!!」
とげとげ「その三段活用誰に習ったんだよ・・・」
七瀬「はあっ・・・何か面白そうだから寄ったけど、時間の無駄だったわ。じゃね」
とげとげ「・・・最近趣旨違ってきたな・・・いよいよやべえぞ、俺」

第二章

「ウオオオオ!流璃子オオオオ!」
霊気は、とげとげの放った欲情精子獄のなかで絶え間なく射精を繰り返していた。これは一種の精神攻撃。自涜先生を自認する闇のオナニストとげとげの放った精液には、多くの邪念と妄想が残存思念として残り、それはとげとげの力により増幅し、霊気の秘めていた欲望を揺り起し、とどまる事のない快楽地獄に落とし入れている。

流璃子・・・
昨夜の流璃子。霊気に騎乗位でまたがりながら激しく腰を振っていた姿。部屋に響く、じゅぽじゅぽという湿った音。誇らしげに揺れる乳房。霊気がその先端をつまむと、切なそうに頤をそらして・・・
髑髏パンツ。悪魔の側の人間時代に身につけていたそれは、内側にベルゼバブ謹製の回転バイブが仕込んであった。一度履かせてみたいと思っていたが、ずっとそれは叶わなかった・・・だが、今流璃子はそれを履いて、激しく腰をくねらせながら、なおも精液をほとばしらせる霊気のチンコをむしゃぶっている・・・

幼い流璃子。そんな姿さえも、今の霊気には性欲の対象としかならない。「霊気ちゃん、何するの?やめて、ヤメテエ!いやああ!」絹を裂くような悲鳴。背筋を更なる快感が駆けぬけていく。感じるはずのない感覚。まだ閉ざされた幼いマンコを突き破るようにチンコを押し込む・・・

「ぐはっ、えげつねえな、霊気ちゃん」
俺は、つぶやきながら3本目の煙草に火をつけた。とりあえず、霊気を包んだ精液の塊を路地裏に移動させて、塊がほぐれていくのを見ていた。あまり人通りの多いところじゃ格好悪い。何しろ、そこにあるのは俺のザーメンだしな。流石の自涜先生も少し恥ずかしいわ。それに、霊気の頭の中に叩きこんだ淫らな妄想が俺の頭の中にもフィードバックされてくる。街中でチンコおったてるのも・・・俺は、さっき神の側の人間達にした仕打ちを思い出してしまった。あいつら、もうこの界隈には近付けないんじゃねえの?俺は、勝手に住居に侵入されて、居場所をなくしていた猫をなでながら、精液の膜が薄くなっていくのを見ていた。
「そろそろか・・・」

霊気は、目を覚ました。
「ウウ・・・」
そして、目の前に立つとげとげに気がつく。こいつは危険だ。倒さねば!拳を固め、そしていつものように唱える。
「まはーばいろーちゃなたたーがた・・・」
「あははーっ!おいおい、霊気ちゃん!」
とげとげが、嘲笑というよりは、むしろ心から楽しそうに笑っていた。そして、霊気は拳に力がまったく集まらないことに気付いた。そして思わず拳を見る。そこには、ゼウスの牙もなければ、バイローチャナの太陽光も収束してこない。
「何で神魔血破弾撃てないのかって?ていうか、お前さん、そんなに手小さかった?」
「ウウ?ウオオオオオ!こ、これは!?」
霊気は、とげとげを見上げていた。とげとげが巨大化したのか?違う。路地裏に3段積まれたビールケースが、丁度霊気の目線のあたりにあった。そして、喋りにくいことに気付いて、口に手をやると・・・
「ウオー!これは・・・出っ歯だあー!」
「うぐぅ・・出っ歯だよ・・・そう。お前の体は、退化しつつあるんだ。俺が放った欲情精子獄、ただ公開オナニーに耽らせてやるだけの技と思ったか?自涜先生をなめるなよ」

俺は、ポケットの煙草が空なのに気付いて、鞄を下ろした。この間オークションで競り落とした羽つきリュックだ。そこから新しい煙草を取り出す。一連の動作はひどくゆったりしていた。いくら、技を決めたあとでも油断しすぎに見えるかもしれない。だが、違っていた。欲情精子獄の効果はこれから始まる。まず、精液の繭のなかで、極限の快感の中射精するとともに、その戦闘力を奪われる。そして、時には体を退化させることも。更に、次には精神をも侵していくのだ・・・丁度、今の出っ歯霊気の頃の精神年齢に戻るのだ。太陽神の化身としての霊気は、もはや費えゆく者だ。

沈んでいく・・・。
体中に穴があいているようだ・・・。
漏れていく、太陽神の力が・・・。
消えていく・・・。
戦いの日々も・・・。
流璃子との幸せな日々も・・・。
すべてが消えて・・・。
替わりに・・・。
タツ坊・・・レンコン・・・そして、ルリ姉ちゃん・・・

全て思い出に還っていく・・・。

今、太陽神バイローチャナの化身たる鬼哭霊気は、この世界のどこにもいなくなった。目の前の少年は、帰巣本能と胎内回帰の本能に従って流璃子の、いやルリ姉ちゃんのもとに赴くだろう。俺は、少しだけ霊気に同情した。せめて・・・今だけは、失われた思い出に還るといい・・・お前が思い出した愛しい人達は、もういないんだ。ルリ姉ちゃんも、これから酷えことになる。
「これでいいんすか?ヴァッ酒さん」
「おう。ご苦労さん。ありがとな」
いつからいたのか、赤い着衣に総立ちの金髪の男が俺の横に立っていた。
「しっかし・・・」
俺は煙草の煙をプシューと勢い良く吹き出した。
「セリフをためるな!」
黄色いサングラスの向こうの双眸は、全く悪びれていない。まあ、相手は所詮俺達のいない並行世界の住人だ。罪悪感にかられる必要はないかもしれない。
「うるさいですって。それより霊気が帰るみたいですよ。尾行ましょ」

続ッくうううう!

とげ「はあっ」
栞「どうしたんですか?とげとげさん」
とげ「うおっ、今度は栞か。うぐぅですら逃げ出すこの空間に・・七瀬といい、お前といい・・・」
栞「うぐぅ?七瀬?えーと、それは何のことですか?」
とげ「秘密だ。それより、せっかく来てくれたんだ、Sext Preavew犯ってってくれないか?」
栞「Nextの間違いですか?それにこんなところで犯られたくありません」
とげ「・・・素で返すなよ・・・ほら、原稿」
栞「・・・こんなやらしい原稿読ませる人、嫌いです」
とげ「頼む!お前しかいないんだよ」
栞「わかりました・・・次回!姦璃人ヴァッ種の野望!」
とげ「ノリノリ(死語)だな」
栞「欲情精子獄で出っ歯霊気化してしまった霊気の運命は!?そして流璃子に迫る二人の強姦者!ついにヴァッ主の毒牙にかかってしまうのか!?次回、姦璃人ヴァッ狩の野望「引き裂かれる薄絹」請うご期待ですー!」
とげ「引き裂かれる・・・おおおお!ぴゅっ」
栞「えぅ~ひどいですー」

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