とげとげさん

題名:姦璃人ヴァッ狩の野望

姦璃人ヴァッ狩の野望 NO.3

あゆ「とげとげ君っ、久しぶり!」
とげとげ「おう。やっと帰ってきたか」
あゆ「(台本読みながら)自涜ってなに?」
とげとげ「いきなりコアで基本的な湿悶だな。いいか?自涜(じとく)ってのは自分の性器を性交以外の方法で刺激し、性感を得る行為。類義語「自慰」「オナニー」だ」
あゆ「うぐぅ・・・やっぱりとげとげくんHだよ」
とげとげ「第3回、前説・・・たまに俺やるか、逝くぜ!」
あゆ「イっちゃダメ・・・だよ(うぐぅ・・・この台本やっぱり恥ずかしい)」
とげとげ「姦璃人ヴァッ狩の野望、第3章!ついにヴァッシュの毒手が流璃子に迫る!飛び道具と化した霊気の運命は!?そして、どんなエロシーンが展開されるのか!?ぐははははは・・・性器末」

あゆ「とげとげ君・・・キャラ化けてるよ」

姦璃人ヴァッ狩の野望 第惨章

「俺、ひとつ気になることがあるんですよ」
出っ歯霊気がおぼつかない足取りで家路をいくのを追いながら、俺はヴァッ種さんに報告した。気になる存在は、神の側の人間法粛。彼は、俺の毒電波ばりの強力催淫術「欲情電波送信!公開オナニーするがいいわ♪」の効果が現れるのが一番遅かった。それに、技にかかったときに言ったセリフ。
「賢者の石って言ったのか?確かに」
「ええ。もしかしたら、この次元は賢者の石はまだ法粛の手にあるんじゃ・・・」
だとしたら、俺の「欲情電波送信!公開オナニーするがいいわ♪」もそう長い時間威力を発揮できない。もしかすると最大の強敵は彼なのかもしれない。
「そうかもな。だが、俺にはこれがある」
ヴァッ首さんが、取り出した小冊子を見て、俺は顎が外れるほどに驚いた。これは、まさか、伝説の・・・ヴァッ狩さんが不敵な笑みを浮かべた。
「誰が流璃コキズムの創始者だと思ってるんだ?」
俺は、その笑みに、悪寒を禁じえない。やはり「姦璃人」や「流璃コキング」の名は伊達ではない。

流璃子は、とあるマンションの一室で夕食の下ごしらえをしていた。ひよこの柄のエプロンをして、鼻歌交じりにキッチンを行き来する流璃子。戦いの日々が終わり、幸せが始まっていたのだ。
今日も精のつくものを作ってあげよう。そして、霊気はテーブルに並んだ料理を見て、手放しに褒めちぎってくれる。それが照れくさくて、でもすごく嬉しくて、いつも腕を振るってしまうのだ。その報酬は、霊気の限りない愛情であり、夜毎繰り広げられる快楽の行為だった。そして、朝はいつも先に起きてキスのシャワーで霊気を起こすのだ。寝ぼけ眼の霊気をいとおしく思いながら、二人で朝食の準備をする。霊気は戦いのあと、小さいが経営の安定した会社に就職した。時々悪魔の側の人間の残党を狩ったりして、臨時収入もある。慎ましいが、本当に幸せな毎日。
「明日は日曜日だし、久しぶりに鬼哭寺に行って、行仁様に挨拶でもしてこようかしら」
そんな毎日が、ずっと続くと信じていた。そして死が二人を別とうとも、鬼哭一族の宿命は、来世さえも二人を結び付けてくれる・・・そう、信じていた。

「ここか」
俺は何本目か判らない煙草をブーツのかかとで踏み消した。出っ歯霊気がドアを開ける。自涜の門を。ヴァッ趣さんがするりとその後を滑り込む。慌てて扉を閉めようとする霊気。だが、俺は鉄板入りのブーツのつま先を扉に挟んだ。進入は簡単だった。だが、いきなりヴァッ酒さんがうめく。
「ウオー!?」
俺がドアを蹴り開けて部屋に飛びこむと、そこには薄絹にエプロンというなかなかにシュールな服装の流璃子が匂う勃ち、じゃなかった、仁王立ちでヴァッ種さんを睨んでいる。そして薄絹の端がヴァッ狩さんの体を捕らえていた。俺はのんびり感想を述べた。
「・・・今日はコスプレの日だったのか?」
流璃子がさっと顔を上気させた。図星だよ・・・マジですか?
「・・・悪魔の側の人間の残党ね。汚らわしい瘴気をばら撒きながら歩いていれば誰でも分かるわよ」
流璃子が握り締めた薄絹の端に息を吹きかける。薄絹が膨張した。ミシリ、と嫌な音がしてヴァッ酒さんの首を締め上げた。
「とげとげ・・・ちょっと助けて欲しいんだけど」
「無駄よ。鬼哭敷圧膨殺!さあ、地獄に帰りなさい」
「いやあ、本物にお目にかかれるとはねえ」
俺は流璃コキストじゃないが、こうして三次元の存在感を持った流璃子はやはり美しかった。今ならヴァッ首さんの気持ちも少しわかる。現に、彼は首を締め上げられながらも、薄絹エプロンというシュールな流璃子の肢体に興奮しているようだ。スボンの前が、膨らんでやがる。やれやれ、この人だきゃあ・・・俺は頭をぼりぼり掻いた。余裕の表情を浮かべる。実際余裕なんだ、これが。何のために霊気に欲情精子獄を撃ったのか。
「流璃子さん、これが見えないです?」
とげとげが何かを放りだす。フローリングに無様に転がったそれ。黒い衣服の塊にみえる。だが、その真中が膨らんでもぞもぞ動いている。
「?」
流璃子がのぞきこむ。そして・・・永遠に続くと思っていた幸せが一瞬にして霧散した。「イヤアアア!霊気ィイイイ!」
出っ歯霊気がいた。無垢な、悪く言えば子供返りした・・・無力な霊気。とげとげが口の端を歪めるように笑う。数分前までは、なんとか霊気の精神の残滓が抵抗していた。だが、今はもうそれすらない。戦いの日々を、太陽神昆慮遮那の力に目覚めたことを、全て忘れてしまって、いまはいないタツ坊とレンコンと戯れた日々に戻って・・・それが取り返しのつかない事態であることを流璃子は瞬時に悟った。
「今なら殺すのもたやすい。そして元に戻す方法は俺しか・・・知らない」
とげとげの言葉。戻す方法は俺しか知らない。流璃子は、薄絹を離した・・・

「レッツ ビギンさ オナニータ~イ~ム~♪」
俺はチンコを出した。ヴァッ種さんはなにやらごそごそと小道具を準備している。やれやれ、用意周到なこった。ぐはっ、あれはDP(髑髏パンツ)・・・覇鼎流までやってたのかよ、あの人。まあ、いい。俺は俺で・・・ネタ帳を開けて・・・
「ウオオオ!イクぜえええ!」
俺の素っ頓狂な叫びにヴァッ酒さんがびくっとしてこっちをみた。うぐぅ・・・見ないで・・・ボクの・・・きっと変な顔してるから。
「おいおい、もうコいてるのかよ!?しかも早え!?」
「違う!イクぜ!精液操鞭!」
ぴゅっ
霊気の後頭部に熱い雷撃ちこまれる。体がびくんっと大きくはねた。俺はチンコを拭いながら霊気の後頭部から延髄にまで届いた俺の精液に念を送る。その念。ボクの、願いは・・・

「流璃子を・・・犯してください・・・」

地獄が始まった。目くるめく快楽と屈辱の果てしない悪夢。
「イヤアアア!霊気イイ!?」
血走った目の霊気。流璃子の薄絹を乱暴に剥ぎ取った。剥き出しになって揺れる乳房をぎゅっとつかむ粗野な手つきは、昨日までの愛に満ちた行為ではない。霊気が乳房を口に含む、出っ歯が乳首にあたった。
「ウウ!痛い!霊気、どうしてしまったの?」
二人の悪魔の側の人間(?)は8mmカメラでその様子を撮影しながら、コーラとポテチを出しておやつの時間らしかった。
「出っ歯霊気にかけた技、あれはなんだ、とげとげ」
「流璃子さんの元上司が使ってた技ですよ。あれの闇オナニズムVER」
「ああ!瘴気操鞭か」
二人の会話を聞く余裕はもはや流璃子にはなくなりつつあった。哀しみ、屈辱、絶望、快楽。そう、快楽。こんな行為にすら快楽を感じている自分自身への嫌悪に、流璃子の心は壊れるつつあった。霊気の手が、流璃子の陰毛を掻き分けて奥深くをまさぐり出しても、あまつさえ、その時に湿った音を立ててしまっても、もはや何も思うことはできなかった。

ヴァッ酒さんがカメラを片手に、くんずほぐれつの二人に近付いていく。俺は、仕事の終わりも近いことを感じながら、先ほどと違うネタ帳を出してメモを始めた。これはズリネタ帳ではなくSSのネタ帳だ。ずっと考えていた「流璃子の衣創造主伝説」の結びがふと思いついたのだ。
「おお、すげえ!出っ歯霊気の指が流璃子のマンコにいいい!」
「ははは、実況中継しないでいいっすよ」
「見てみって」
カメラからいつの間にやらモニターが接続されていた。出っ歯霊気の指に絡み付く愛液、そしてじゅぽじゅぽという淫靡な音。俺は、やはり興奮した。いくら流璃コキストじゃないとはいえ、美しい女性が、出っ歯の知性の欠片もない男に蹂躙され、あまつさえ快感に声を上げているのだから。指とマンコの間から、ぴゅるっと粘っこい液がはねる。霊気は顔にかかったそれを手の甲で拭い、旨そうに舐めた。
「ああ、霊気、イキそうよ・・・イックううう!」

屈辱的なオルガスムスの余韻に息を荒げる流璃子の口は、出っ歯霊気のチンコでふさがれる。出っ歯霊気が「ウウ」と獣のようにうめく。流璃子は、始めからそうすることが決まっていたように、唇でかりくびのあたりをしごきたて、舌先で亀頭を嘗め回す。
「おお・・・」
「ぐあっ・・・凄えな・・・」
今や精神の壊れかかってしまった流璃子にとって、二人の姦賞者の存在は欲情を煽りたてるオプションでしかなくなっていた。

続くわよ・・・

とげとげ「どうだべ。前置き長過ぎてエロシーンで力尽きちまってないか、ちょっとだけ心配だよ、俺は。でも俺は書いてて興奮した(ニヤソ(_-_)逆にやり)」
あゆ「うぐぅ・・・ボク・・・帰るっ」
とげとげ「マチナサイ」ぎゅ- (;^^)===C<T_T」うぐぅ
あゆ「うぐぅ!離してっ(;>_<;)びぇぇん」
とげとげ「待てって」
あゆ「うぐうううう!」o(><;)(;><)o じたばた (¨; あのお
とげとげ「出っ歯霊気みてえなことするなんて一言も言っていんめよ(^_^)/""なでなで」
あゆ「うぐぅ・・・えぐっ・・・ほんと?」
とげとげ「俺は嘘はつかないぞ。だからな・・・」
あゆ「?」
とげとげ「パンツくれ。今はいてるやつ」
あゆ「ぜっったいに、嫌だよっ!」
とげとげ「濡れちまったんだろ」
効果音 どかっ、ばきっ、ボスボスボスッ!ちゃっ・・・パンっ!・・・ゴトリ・・・
パンパンパンパンパン・・・カチっカチっ・・・
あゆ「ちっ・・・弾ギレか。とげとげ君!法粛はどうしたんだよ!?ヴァッシュさんの謎アイテムは!?伏線すっ飛ばしちゃダメだよっ」
とげとげ「ご・・・ごめん・・・なさ・・・い・・・=■●」
あゆ「ごめんじゃないよ」
とげとげ「次回使う。約束する」
あゆ「うん・・・約束、だよ」

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