とげとげさん

題名:姦璃人ヴァッ狩の野望

姦璃人ヴァッ狩の野望 NO.6

ヴァッ首「もっともっと、姦りたーい!」
とげとげ「(-。-)y-~~~~」
ヴァッ狩「姦らせろ!」
とげとげ「ここから先は少しシリアスだ」
ヴァッ酒「えー?」
とげとげ「大丈夫です。一応触手もいれときました。でも、そろそろ限界近いんで、次かそこらあたりでエンディングにしようかと」
ヴァッ種「それもいいかもな」

姦璃人ヴァッ狩の野望 第6章

「ヴァッ酒さん、何本ビデオ撮りました?」
「数え切れない」
もう持ってきたビデオテープは全て使い果たした。
「何回イキました?」
「数え切れない」
数え切れない程に射精を繰り返し、そろそろ疲れてきた。
「そろそろ、お開きにしましょう」
もう、拷問道具もすべて愛液まみれで使い物になりそうにない。
「そうだな・・・法粛は?」
「好きにさせましょう。それじゃ、次元の裂け目を作ってください」
俺はが羽リュックを背負いなおしながら言う。ヴァッ狩さんが印を切って短い呪文を唱えた。次元の裂け目がゆっくりと二人の自涜師を包み込んでいく。
「俺は、この裂け目が閉じる前に一仕事だな」
俺は目を閉じて念を集中させながら呟いた。俺達がかき乱したこの次元の歴史を軌道修正する・・・そのためにわざわざ戦いの終わっている次元を選んだ。
「一しごき?」
「・・・死ね」

法粛は、とげとげの精液操鞭の支配から免れていた。だが、異常に増幅した性欲を押さえきれずに、流璃子を犯し続けていた。溜まりに溜まった精液は流璃子の口に、アナルに、マンコに容赦なく注ぎ込まれた。流璃子ももはや完全に壊れてしまい、法粛の乱暴な行為に酔いながら立て続けに訪れる絶頂に身を任せていた。狂っていた。霊気の心の奥底に眠る想いと力以外全て。
(流璃子ォ・・・なぜこんなことに・・・動け、動いてくれ・・・俺の体よ・・・)
とげとげの精神支配から離れ、霊気の魂の残滓がうごめく。流璃子への想い。とげとげとヴァッ首への憎悪。力への渇望。霊気の魂は激しく猛る。正義の怒り以外に感じる、初めての殺意。
(力が欲しいか・・・)
(まさか・・・魔王!?)
(私の肉体は完全に滅びてしまったが・・・息子よ。お前の力を引き出すことくらいはできるぞ・・・)
(余計なことをするな!俺は昆慮遮那の化身、神の側の人間鬼哭霊気だ!)
(無駄なことを・・・昆慮遮那は封じられた。もはや二度とお前に力を貸すことはない。それに、見よ、あれを)
霊気の脳裏に強制的に送りこまれる映像。ヴァッ狩が印を切り、何やら呪文を唱えている。とげとげも念を集中している。そして、法粛が流璃子を犯しつづけている。今まさに法粛が放つ精液が流璃子の顔に降り注いでいた。
(オオオ・・・)
(見よ。あの者どもは、自分達のみでは飽き足らず、法粛までも使って流璃子を犯し続けている。そして法粛もだ。神の側の人間でありながら、それに屈し、快楽を貪っている。そんな存在に、人間に何の未練がある?)
殺意が、正義を、光の欠片を塗りつぶしていく。そして・・・闇が訪れた。

「!?」
突然俺の念の集中が途切れる。ヴァッ酒さんも同じらしい。強烈な瘴気の波動が、開きかけた次元の門を閉ざしてしまう。そして、再び鬼哭邸に降りたってしまった。
「とげとげ・・・あれは・・・まさか、魔王子霊気!?」
ヴァッ趣さんが指差す先。さっきまで俺達が狂った性の宴を繰り広げていた夢の跡に、そそり立つ黒い影。禍禍しい甲冑。手にした、醜悪な骸の剣。その先に肉塊と化した法粛がぶら下がっていた。
「ちっ」
俺は舌打ちした。封じるなら魔王の力のほうだったか。今の霊気は、間違いなく昆慮遮那の化身の時よりも強い。そして、闇オナニズムは、恐らくほとんど通用しない。闇に闇をぶつけても、純粋に力の勝る魔王子に勝てる道理がない。そして、舌打ちの本当の理由。
「早まった真似を・・・あと少し耐えてくれれば、全てなかったことに出来たのに」
ヴァッ狩さんには俺の独り言は聞こえていなかった。性剣セックスカリバーを構えて、乾坤一擲の一撃を繰り出さんと力を溜めていた。
「挿す!即!出す!流璃コキズム奥義!天翔精閃(あまかけるザーメンのひらめき)!」
性剣の力が極大に膨張し、あまねく邪念と性欲が巨大な渦となってヴァッ酒さんを包み込んだ。凄まじい一撃が、マンションの一室を吹き飛ばした。俺は、その威力に純粋に感嘆すると同時に、これでは魔王子霊気を倒すことはできないことを瞬時に悟っていた。
「これで・・・倒せなかったら・・・もう技がないぞ」
ヴァッ狩さんは瓦礫と化した部屋を見まわしている。そして、視線があるものを捕えた。

ヴァッ趣の顔面が蒼白になった。ここにきて初めて感じる恐怖。ジェミニーの風圧回転蹴にも、法粛の滅義怒降魔輪にも感じなかった恐怖。そこには、霊気がいた。彼の周りに充満した性気が、甲冑の中に吸い込まれていく。そして、彼の兜に貼りついていた悪魔の紋章「堕亜愚の星」が巨大化していく。
「ぐあっ、堕亜愚の星が・・・巨大化する!」
「いくぞ、下衆ども・・・堕亜愚斬輪(ダアクカッター)!」
「性霊よ!」
「我が盾となり給え!」
ヴァッ狩ととげとげが同時に呪文を詠唱する。相乗効果によって攻性防壁が指数関数的に強度を増して堕亜愚斬輪を迎え撃った。だが、二人掛けで作った防壁も、やっとの思いで堕亜愚斬輪の軌跡をそらしただけで、一切の反撃ができなかった。ヴァッ酒がため息をついて地面を蹴った。敗北を悟ってしまったのだ。
「やれやれ、こいつは敵わねえ。同じ闇の力同士のぶつかり合いでは単純に強力な方が勝る。二人がかりでまともに防御すらできないんじゃ、勝てっこない」
「ふん。貴様ら三流自涜師のそっ首などに興味はないわ。俺は、魔王子として、この世界を支配する。そうだな・・・恭順を誓えば、淫欲地獄の拷問官にでも採り立ててやろう。まあ、考えるんだな。俺が流璃子と姦ってる間に」
魔王子霊気の甲冑の股間が開く。そこから無数の触手が伸びて流璃子の体に絡み付く。触手は乳首に絡みつき、陰毛を掻き分けて濡れそぼったままの秘所を弄ぶ。クリトリスをこりこりとしごき、ずぶずぶと進入していく。未だ興奮冷め遣らぬ流璃子の体を新たな快感が突き抜けていく。そして、触手から分泌される成分は、オママンコを遥かに凌ぐ催淫性と、そして幻覚作用を持っていた。流璃子は・・・今一度平和なときを、霊気に抱かれて安心しきって眠れた日々を夢見ていた。だが、現実は違っている。悪魔的なまでの禍禍しい性の宴。無数の触手。口を、アナルを、マンコを、尿道口すらも犯し続ける。精液の替りに分泌される催淫幻覚成分。乳首に絡みつく触手から、わきの下を舐め上げる触手から、穴と言う穴から、皮膚の毛穴からすらも吸収されていくその成分は、完全に流璃子の精神を破壊しつつある。最後の、甘い夢の中で。彼女の精神は死につつあった。
「アアアッ、いいわ、霊気ィ!おかしくなるっ、ダメになっちゃうわあ!」
流璃子の喘ぎ声のボルテージが上がっていく。だが、彼女の、触手に犯される部分は擦り切れて出血すらしていた。

「痛みすら感じないんだ・・・俺達が壊しかけちまった流璃子さんを、霊気が完全に破壊してしまった・・・」
俺は呟く。ヴァッ種さんは諦観の混じる眼差しで霊気を見ながら言う。
「霊気が、あんな風になっちまうとはな。もはや、元の霊気の意識は全くないだろうな」
「くそっ・・・こんなことになるはずじゃなかった・・・帰り際に俺達がここに現れなかったことにすればそれで済んだのに」
俺は半ば自棄になって煙草を吹かした。
「そういえば、それどうやってやるつもりだったんだ?記憶操作とか?」
「ああ。これを使って・・・」
俺は背中の羽リュックを指差した。これは、北の街にかつて現われたといわれる落ちこぼれの天使にと、「彼女」の起こした奇跡の物語に因んで作られた品物だ。闇オナニズムを信条とする俺には少し似つかわしくないアイテムだ。誰かのために、強く願うことでその願いを現実のものとする、奇跡の、そして光の力を持つアイテム。
「さっき言ってた一仕事ってのは、これの力で、壊れてしまった流璃子さん達を元に戻すこと。俺達がかき乱した時間の流れを修正することだったんだ。そうか・・・」
俺の脳裏に閃くものがあった。なんだ、簡単じゃないか。魔王子霊気に対抗する力。食い逃げ天使の力を秘めた羽リュックこそ、その鍵だったじゃないか。しかし・・・その光は、かつて大きな哀しみを、逃れられない悲劇を浄化したこの羽リュックは、確実に俺の闇オナニズムの力を削いでいくだろう。それでも。
「とげとげ?」
「やるしか・・・ないな」
俺は、別に自涜先生になりたかった訳じゃない。ただ、ヴァッ酒さんと闇オナニーを探求する時間のなかで、燃焼できる自分を探していただけだった。それは短い時間だが、叶ったのだ。あの灼熱のエネルギーは、間違いなく俺の中にあった。
「このままでは、俺達はこの世界を滅ぼす戦犯だ。そして、流璃子さんと霊気の幸せを完全に破壊した罪人だ。俺達は流璃コキズムを体言できるズリネタを作るために来た。だが、それと、この世界の悲劇を現実のものとすることは違うはずだ。」
そして、そんな行為で得たズリネタでしごくことは、闇オナニーどころか、性欲にとり憑かれたまさに三流自涜師に成り下がることである。闇オナニーの基本は、あくまで現実には犯罪を犯さないこと。そのカタルシスであまねく性犯罪を抑制することが究極の目的なのだ(をいをい)。
「俺の願い・・・それは・・・俺に力を!魔王子を退けられるだけの光を!そのためなら、自涜先生の名も、闇オナニーも、どうなってもいい」

羽が・・・リュックについた小さなおもちゃの羽が光を放つ。そして、羽毛を撒き散らしながら、それは巨大な天使の羽となってとげとげの体を包み込んだ。

To Be Continued・・・

とげ「ぐあっ・・・妙に尻ASSになっちまった。どうするんだ、これ」
あゆ「字が違うみたいだよっ。それより、このお話、ハッピーエンドになるの?」
とが「ああ。でも、もうあんまりHな展開は期待できないな。残念だろ?昨日は凄かったもんな、うぐぅのくせに」
あゆ「うぐぅ・・・思い出すだけで恥ずかしいよ・・・」

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