題名:「セイナル儀式」

「セイナル儀式」

深夜の神社。
古びた木造の社務所の一角が煌々と月に照らされている。
障子から降り注ぐ青い光に照らされた和室には白い夜具。
海の底のような青い闇の中、柔らかい布団に包まれて流璃子は人形のように横たわっている。
物音一つしない部屋の中で、しかし流璃子の目は大きく見開かれ、じっと天井を見つめている。
やがて遠くの廊下から微かな物音が聞こえてくる。その音に流璃子が体を硬くする。
(......ああ......今夜も......)
近づいてくる足音に美貌を凍りつかせながら、流璃子は待つ......。
(......霊気......わ、私は......霊気......)




降り注ぐ日差しが快い。
古い神社の空気は、瑞々しい木々の香りに満ちている。
巫女姿の流璃子が境内を掃き清めている。うっすらと額に滲んだ汗を拭う。
蝿の王・ベルゼバブとゴッドサイダーの壮絶な死闘。
拷問に傷ついた体で冥界逆葬送という禁断の奥義を使った流璃子が、ほとんど瀕死の状態でこの神社に
運ばれてから一週間が経った。
ゴッドサイダーとしての流璃子の資質なのか、回復は驚くほど早く、霊気や仲間達を喜ばせた。
なお暗躍するデビルサイダーの残党を掃討するため、仲間たちは今日も朝早くから出撃していた。
今日、流璃子はこの神社来て以来、初めて起き上がり、湯浴みをした後、リハビリを兼ねて境内の掃除をし
てみたのだ。
「うんっ、大丈夫。これならもうすぐ皆と......霊気と一緒に戦えるわ。」
体に痛みがないことと、傷一つ残らなかったことに顔をほころばせる上機嫌の流璃子。その時、背後から声
が掛けられる。
「流璃子......もう傷はよいのかな......」
振り向いた流璃子の視界に小柄な老人の姿が写る。
「あ、はい、行仁和尚様!もうすっかり。すぐに皆と一緒に戦えると思いますっ。」
弾んだ声で答える流璃子。しかし行仁は重苦しい表情で告げる。
「......では、私に付いてきなさい。大事な話があるのじゃ......」
「......あ、はい......」
そんな行仁に小首をかしげて、それでも流璃子は後を追った。

行仁は神社に隣接する古寺に居を構えていた。本堂の中、巨大な如来像が見下ろす中で、二人は向き合
って座っていた。
......呆然とした表情の流璃子。
「お前は汚れている......!」
今聞いたばかりの行仁の言葉が胸に突き刺さっている。
「は、はい......。デビルサイダーとして......水魔ブロケルとして行仁様に刃向かった事、決して忘れてはお
りません......。償いのためには、い、いかような罰も......。」
「わしが言っているのはそのような些細なことではない。」
「?......で、ではベルゼバブやハルパスにいたぶられた、傷ついたことでしょうか......?」
「ゴッドサイダーがデビルサイダーと戦って傷つくのは当たり前の事......。武勲の誉れでこそあれ、何を恥
じることがあろう......」
行仁の声には心なしか苛立ちが見える。
「で、では......一体......?」
流璃子は当惑して尋ねる。
「ふむ......覚えておらぬか......。」
行仁は厳しい表情のまま立ち上がると、流璃子に歩み寄り、両手で流璃子の頭を抱えるようにする。
「ぎ、行仁和尚様......?」
「静かに......今、我が霊力をもって、そなたの体に刻まれた記憶を呼び覚まして進ぜる。」
行仁の両手が白く輝き始める。突如、流璃子の心の中に、幽体離脱中に起きた出来事が奔流となって流
れ込んできた。
「あっ、あっ、ああっ......いッいやあああああぁぁぁぁ~~!!」
呼び覚まされたおぞましい記憶の洪水に耐え切れず、悲鳴を上げて流璃子は気を失った。

濃緑の男の手が、舌が、唇が全身を這う。抵抗することのできない流璃子は喘ぎ、汗を滴らせ、快感に身
を任せてすべての行為を甘受している。
やがて男の巨大な男根が流璃子の濡れそぼった秘裂に押し当てられる。灼熱の欲情が一気に貫いてくる
............!!

「いやあぁッッ!」
流璃子は叫び、半身を起こす。
「......気が付いたかの......」
覗き込む行仁の顔。
行仁が私室にしている小部屋のようであった。布団に横たえられた流璃子の体。
「あ......わ、私は......」
上半身を起こす流璃子。
「少しばかり気を失っておっただけじゃ......呼び覚まされた記憶の衝撃での......」
その言葉に激しいめまいを感じる。流璃子が、ぎゅっと目をつぶって呻くように声を振り絞る。
「で、では......あ、あれは本当の......出来事......」
「そうじゃ。ワシにもそなたの記憶が流れてきた。......そなたはデビルサイダーに処女を散らされ、その精
を胎内に受け入れたのじゃ......!!」
流璃子の体がびくっと震える。
「あ......あ、あ......」
恐怖に顔を引きつらせ、言葉もなくあえぐような呼吸を繰り返す流璃子に、行仁はさらに熱を帯びた口調で
言葉をつのらせる。
「そなたを犯した男はデビルサイダーとしては最底辺の雑魚。知能も理性もない獣同然の奴じゃった。しか
もじゃ、奴め、そなたを辱めてるうちにそなたに愛を感じていたようじゃなあ......。」
「......ああッ!」
流璃子は思わず耳をふさぎ、激しく首を振って泣きじゃくる。
「も、もうやめて下さい!こ、こんな......こんな事って......ひ、ひどい......ひどすぎます......!!」
行仁の興奮に震える声は、それでも流璃子の耳に忍び込む。
「古来ゴッドサイダーの女はデビルサイダーの情欲の対象として狙われ続けてきた。しかし過去の女戦士
たちはそれをことごとく跳ね除けて純潔を守ってきた......。力及ばぬ強敵に打ち負かされた者もおったが、
皆、自ら命を絶って凌辱を避けてきたのじゃ......。それを、こともあろうに、そなたは無抵抗でデビルサイ
ダーに処女を奪われただけなく、快楽の絶頂に導かれ、恍惚に身を震わせおったのじゃ......!空前の不
祥事じゃ......!ゴッドサイダーとして許されることではない!!」
流璃子は床に体を投げ出し、身もだえして泣き叫ぶ。
「ああッ......私......私は......どうしたら......一体どうしたらっ......霊気......」
「霊気」。その言葉に、眉に埋もれた行仁の瞳が大きく見開かれ、嫉妬の炎が燃えたことに流璃子は気づ
かなかった。
行仁は残忍な笑みをうかべ、声色だけは優しく流璃子にささやき続ける。
「......そうじゃったの......そなたは霊気を助けるために幽体離脱をしておったのじゃったな......。それで霊
気は助かったのじゃし、そなたの力なくしてベルゼバブを倒すことも適わんかったのじゃな......。デビルサ
イダーに体を弄ばれ、汚されたことは許しがたい重罪ではあるが......そなたには情状酌量の余地がある
のう......。どうじゃ、流璃子。汚れを祓いたいかの......?」
「......で、でも......もう私の体は元には戻れない......れ、霊気......私は......」
流璃子は髪をふりみだし涙に濡れた顔で嗚咽を繰り返す。
流璃子にとって、ゴッドサイダーとして云々などということはどうでも良かった。霊気だけに捧げるつもりだ
った純潔が汚されたことだけが忌まわしい。
(......美しい......)
行仁はそんな流璃子を見て呻くように思った。
(......どうしてじゃ......どうしてそなたは、あれほど汚されながらそのように美しいのか......)
猫なで声を出す。
「......大丈夫じゃ。わしに任せなさい。汚れを祓ってやろう。元の清らかな身体に戻してやろう......聖なる
儀式を行ってやろう.........」
流璃子の肩に手をかけ、行仁が囁く。
「さ、さあっ......すぐに儀式を始めるのじゃ......!」




流璃子の体が布団の上に押し倒される。そのままのしかかってくる行仁に身の危険を感じ、流璃子は慌て
て身を起こそうとする。
「ぎょ、行仁和尚様!な、何をなさるんですか!!」
迫ってくる行仁の顔を伸ばした腕で押し戻そうとする。
「き、清めなければならんのじゃ、そなたの体を!じっとしているのじゃ!!」
叫ぶように言う行仁の表情にはいつもの余裕はない。
「ぎ、儀式って......い、一体何をなさるのですか!こ、これではまるで......」
必死に腕を突っ張って行仁の抱擁を拒みながら、流璃子の声は泣き声に近い。
「デビルサイダーに汚された体を清めねばならぬのじゃ......!わ、ワシが清めてやる......!最高位のゴッ
ドサイダーであるワシの体が!!」
その言葉に一瞬唖然とする流璃子の隙をみて、腕をかいくぐった行仁の体が流璃子に覆いかぶさる。
行仁の唇が流璃子のうなじに吸い付く。舌が首筋を嘗め回す。
「い、嫌ッ!お、おやめ下さい!」
おぞましい感覚に嫌悪の声を上げる流璃子。必死に体をよじって老人を振り払おうとする。
「こ、こんなこと!か、神がお許しになりません!」
涙をためた目を大きく見開き、キッと見つめる流璃子の侵しがたい凛々しい表情に、瞬間行仁はたじろぐ。

「お、お願いです......いつものやさしい、やさしい行仁和尚様に戻ってください......」
流璃子の顔が悲しみに曇り、涙が一筋頬に流れる。それを見た行仁の、心の奥深くに眠っていた嗜虐心
が目を覚ます。
「......神が許さぬ......?許さぬのか......?ほう......そうかのう......」
立ち上がりながら意地の悪い微笑を浮かべる。
「......それでは仕方がないのう......しかし、デビルサイダーに汚された者をゴッドサイダーに加えるなど、
もっと神は許さないのう......」
「え......?」
「神も許さぬ汚れし流璃子よ、早々にデビルサイダーの下に立ち去るがよい......そうそう、皆にも教えてや
らねばならんのう。流璃子がどういう辱めに遭ってきたかをのう......。先ほどの術見た記憶、皆にも伝えて
やろかのう。特に霊気はたっぷりと堪能させてやらねばのう......」
わざと冷たい顔で流璃子を見下ろす
「!!......そ、それは......!」
「さぞや霊気も失望することじゃろうて......いや、若い者は血の気が多いでのう、興奮するかもしれんのう
......ほっほっほっ......」
「......そ、それだけは......!霊気には言わないで下さい!お、お願いです!......なんでも、なんでも言う
とおりにしますから......!」
青ざめた流璃子は、行仁の体にすがりつくようにして懇願する。
「では、ワシの言うことを聞くか......?おとなしく儀式をうけるのじゃな?」
「......は......はい......」
「この最高位のゴッドサイダーたるワシが好意で施してやろうとしておるのじゃ......もっと感謝をこめたお願
いができんのかのう......」
屈辱に唇をかみ締める流璃子。が、行仁の意地の悪い笑みの前に悔しさを押し隠す。
「......お、お願いします......儀式を......流璃子の体を......き、清めて下さい......」
「そ、それでは儀式を始めるぞよ」

行仁が流璃子の体にしがみつき、有無を言わさず再び布団の上に押し倒す。巫女の着物の襟を乱暴に
はだけさせ、あらわになった胸のふくらみに顔を揉み込むようにする。
激しい行為に流璃子が嫌悪の表情をうかべる。
「あっ......ら、乱暴はしないで下さい......」
行仁は、顔を流璃子の胸に埋めたまま、背中に手を回し、緋の袴の紐を解こうと焦る。
「ああっ、お許し下さいっ」
緋の袴が緩み、裾から行仁の左手が侵入する。いやらしく這い回る手に鳥肌を立てた流璃子は、頑なに
膝と腿を合わせる。
同時に行仁の右手は着物の襟をさらに押し広げ、ついに流璃子の豊かな左乳房が全貌を顕わす。狂喜
する行仁の唇が桃色の乳嘴に吸い付く。
「ああっ、いやっ!」
流璃子の腕が行仁の顔を押さえ、乳房から引き離そうとする。しかし、奔放に動く行仁の舌と唇が加える
快感に、思わず全身の力が緩む。その隙に、行仁の左手は流璃子の股間を探る。
「あうっ!」
思わずのけぞる流璃子。抵抗が止む。行仁は唇を乳房から離し、流璃子の可憐な左耳に口を寄せる。
「ほっほっほっ......感度の良い娘じゃのう。デビルサイダーに開発されたのかのう?それとも淫乱な性質
なのかのう......」
「そ、そんなこと......ああうっ!」
行仁の指が下着の上から秘裂にぴたりと合わせられる。思わず流璃子が喘ぐ。
「やはり鬼哭一族の巫女......感度は最高なようじゃのう......ほれ、これはどうじゃ」
耳に熱い息を吹きかけ、耳たぶを噛みながら、右手で流璃子の髪をかきなでる。左手は秘めやかに蠢き、
流璃子の秘蕾を捉える。指が小刻みに振動を加える。
「い、いやあッ......ひッ......うあッ......」
流璃子の体が快感に震える。
「ほっほっほっ......いやらしい事には本当に敏感な体じゃのう......」
流璃子に囁く行仁。
「いやあッ......おっしゃらないでッ」
「......もう濡れてきたのではないかの......流璃子のおま×こが」
「ああッ...いやらしいことを囁かないでぇッ!」
流璃子は上気した頬を振って嫌々をする。行仁の左手が加えてくる微妙な振動に体の芯がとろけそうにな
り、指を噛んで必死に声を押し殺す。
「ほっほっほっ、おま×んこがしっとりと湿ってきたぞ、流璃子......」
なおもしつこく流璃子の耳に囁きながら、行仁の左手が一層淫らに蠢く。大胆に下着の中に侵入して直接
秘唇に触れる。
「ああッ」
思わず口を開き、悲鳴のような喘ぎ声を上げる流璃子。それを待っていた行仁が流璃子の唇に自分の唇
を寄せる。
「あッ...キス、キスはいやあッ......」
流璃子の悲鳴は途中で行仁の唇かき消される。行仁の舌は驚くほど深く侵入して、流璃子の舌を根元か
ら絡め取る。
「ううッ?むうッ......い、いはあッ......」
行仁の口から流れ込む夥しい唾液が流璃子の清らかな口腔を汚していく。行仁の強制で、やがて流璃子
の喉が動き、飲み下していく。
「ほっほっほっ......ワシの聖なる唾液を飲んだかの......」

会心の笑みを浮かべた行仁は、半身を起こし、流璃子の着物をすべてはだけさせる。下着も奪われ、流
璃子は白い足袋を許されただけの姿にされる。
改めて流璃子の裸身の美しさを鑑賞する行仁。普段は眉に埋もれた目が大きく見開かれ、情欲にぎらぎ
らと輝く。
全身を舐めるように這いまわる視線に、流璃子は思わず身をすくめ、両手で乳房と股間を隠す。羞恥に全
身が薔薇色に染まる。
そんな乙女の恥じらいが、行仁の嗜虐心をますます高ぶらせていく。
「仕方ないのう......それではどこを清めたら良いかわからぬではないか、流璃子......。両手を伸ばし、足
を開くのじゃ......そう、大の字にな」
「ええっ!」
驚きのあまり呆然とする流璃子。
「どうした。できぬのであれば仕方ないのう......霊気に全てを......」
「ああっ!します!します、から......」
ぎゅっと閉じた目から一筋の涙を流して、流璃子は体を開く。ほの暗い部屋に明かりが灯ったように、輝く
ような裸身があらわになる。食い入るように流璃子を見つめながら、行仁は自分の着物を荒々しく脱いで
いった......




ふと開かれた流璃子の目が行仁の裸身に釘付けになる。老班だらけのくすんだ肌。枯れ枝のような手足。
しかし、中心からは小柄な体に不釣合いな巨根がそそり立ってる。
「行仁和尚様っ......い、いやあっ」
思わず目を背ける流璃子。
(こんな......こんな行仁和尚様はいやあっ......)
小さい頃可愛がってくれた行仁の記憶が呼び覚まされる。こんなことは夢であって欲しかった。
しかし、再び流璃子に覆いかぶさり、荒い息で体をまさぐっているのはまぎれもなく行仁であった。
老いさらばえた醜い全身を流璃子の裸身にぴたりと押し付け、まるで一体になろうとするかのように両手
でしがみつく。それは、白く輝く美しい流璃子の裸身への最悪の冒涜にも見えた。
行仁の唇が、舌が、指が、流璃子の腋を、胸を、脇腹を、這い回る。
行仁の唇が乳房に吸い付いてはなれない。そこから送り込まれる妖しい感覚に、流璃子は乳嘴がしこって
いくのを抑えることができない。
「あッ......はッ......いやあ......」
流璃子の可憐な唇から喘ぎ声が漏れる。

感じまいとして、流璃子は心を閉ざし、愛する男の事だけを考えようとする。
(......こ、こんなことって......ああ、私には霊気が......私は霊気のことが......)
霊気の笑顔を思い浮かべようとするが、デビルサイダーに犯されたという衝撃の事実が立ちふさがる。心
を深く傷つけられる流璃子には、霊気の顔が思い描けない。ただただ愛しい人という気持ちがけが募って
いく。
(ああ......幽体離脱中にあんなことがあったなんて......それに......どうして......?どうして私の体はあん
なになっていたの?)
意識を失いながら、喘ぎ、濡れ、快感に打ち震えていた流璃子の体......
(......あんな辱めを受けて......に、二度も絶頂を......)
流璃子の心は黒い絶望感に締め付けられる。
(......しかも...あ、あんなに精液を...わ、私の中に......いやあぁぁッ!!)

強烈な快感に意識が引き寄せられる。気が付くと、行仁が流璃子の股間に顔を埋めていた。唇と舌と指が
さまざまな刺激を送り込んでくる。
耐えようとする流璃子だが、一度快感に心を囚われてしまってはもう抜け出すことができない。
「あッ......いやあ......あッはッ......はああん......」
可憐な唇から甘い喘ぎ声が途切れることなくこぼれる。
「ほっほっほっ......極楽に遊ぶが良い......」
行仁の巨根は流璃子の両の胸の狭間に押し付けられ、擦り付けるように動いている。先走りの液が流璃
子の肌を汚す。
「シックスナインにはワシの身丈が足らぬのう......。まあよい......流璃子......両手で乳房を押さえ、ワシ
のをしごくのじゃ......ほっほっほっ......シックスナインのパイずりかのう......」
訳のわからない単語を口走る行仁。
「そ、そんなこと......」
言いかけて沈黙する流璃子。拒否はできない。どうせまた霊気を持ち出されて脅かされるだけなのだ。
唇を噛んで言われたとおり両の乳房で行仁を包み込む。
「そ、そうじゃ。素直が一番じゃ......ほっほっ......ううっ」
思った以上の快感に行仁が呻く。負けじと流璃子の秘部への責めを激しくする。
「うあぁッ......行仁和尚様、そ、そんなにされては......あ、はあッ......お、お許しを......」
首筋を大きくのけぞらせる流璃子。白い太腿が行仁の顔を締め付けるようにはさみ込む。
流璃子の秘孔からあふれ出てくる愛液を啜り飲む行仁。ことさらにたてる淫靡な音が、流璃子の心を傷め
る。
「はッ......あッ......そ、そんな音をさせないで......あふッ......!」
桃色の芽を咥えられて流璃子が息を呑む。舌が包み込み、唇が吸う。
「ふッ...はッ...あ、ああッ...い、いやぁッ...くふッ...!」
断続的に喘ぐ流璃子。

「も、もう...もう、お許し下さい...行仁和尚様...。そんなことされたら、私、私......!」
懇願する流璃子に、楽しげに行仁が応える。
「そんなことよりしっかりとパイずりを続けるのじゃ...知っておるぞ流璃子。デビルサイダーの口と手でいっ
たじゃろう。清めねばならん...ワシも同じようにいかせてやるわ」
「そ、そんな...あぁッ」
行仁の指が淫裂を押し開き、別の指が中に侵入していく。掻き回す。膣襞の全てを調べるように中を這い
回る。唇と舌は肉芽を責め続ける。
異様な感覚が迫ってくるのを感じて流璃子が怯える。
(な、何?この感覚は......。まさか......あ、あの時の......?)
蘇る記憶。デビルサイダーの指技で強引に押し上げられたあの絶頂に、再び流璃子はたどり着こうとして
いた。
「いやッ、いやッ...行仁和尚様...そ、そんなにされたら私...もう、もうッ...!」
歯をかみ締め、髪を振り乱して抵抗する流璃子。しかし、行仁の技巧はまるでデビルサイダーそのものの
ように執拗だった。
(ま、まさか行仁様...記憶のデビルサイダーどおりに?そ、そんなの、いやぁッ...!)
だが、流璃子の心とは裏腹に、体は火のように燃え盛り、絶頂の到来を待ち受けている。
「あッ...はッ...あはぁッ...ぎ、行仁様ッ、行仁様ッ...る、流璃子は、流璃子はもうッ......」
息の根も止まるような快感が腰骨を砕き、背骨を走って頭の芯に突き上げる。
流璃子は美しい裸身を弓なりにし、汗ばんだ首筋を大きくのけぞらせる。
絶頂に達した流璃子の淫裂は、行仁の指を食いちぎるばかりに締め付け、飛沫が顔を濡らす。行仁は唇
をぴたりと押し当て、それを貪り呑む。

熱い吐息を吐き、がっくりと顔を横に伏せる流璃子。
満足げな笑みを湛えた行仁は、異様に長い舌で顔にかかった愛液まで嘗め尽くすと、体の向きを変え、再
び流璃子の耳に口を寄せる。
「ほっほっほっ......他愛もない。もういってしもうたかの、流璃子...」
悦楽の余韻から醒めない流璃子の髪をかきなで、甘い香りを胸一杯吸い込む。
「可愛いのう...こんなに上気しおって......」
熱を帯びた耳たぶを噛むと、流璃子の体がびくっと痙攣する。
「さあて...流璃子。そろそろそなたの中も清めねばならぬのう......」
流璃子が息を呑む。
(......犯されるんだ...私...また......)
胸を締め付けるような絶望感。ぎゅっと目を閉じて、行仁の手が体にかかるのを待つ。

......しかし、いつまで経っても行仁が挑んでくる気配がない。
「どうしたのじゃ、流璃子......」
行仁の声が横から聞こえて、流璃子は目を開けた。隣に行仁が横たわっている。
「............?」
「何を怪訝な顔をしておる。年寄りを待たせるものではないぞ」
「あ、あの......」
何を求められているのかわからず、戸惑う流璃子。
「お前のための儀式だというのに、何もかもワシにやらせるつもりか、流璃子」
叱り付ける行仁。
「そ、それでは...ど、どうすればよろしいのでしょうか......」
おずおずと尋ねる流璃子に、行仁は残忍な言葉を投げかける。
「ワシにまたがり、自分でワシのものを迎え入れるのじゃ......」

「ええッ!!」
あまりのショックに青ざめた顔を起こし、半身になる流璃子。
(......そ、そんな...わ、私から...あれを...!?)
行仁の巨根が天を衝き、そびえたっているのをちらりと見て真っ赤になって目を伏せる。
「で、出来ませんッ......行仁様、そ、そのようなことは......!」
無駄とわかっていても、思わず拒否してしまう悲しい乙女心。
「聞き分けのない娘じゃの......やらなければ霊気に告げるしかないと言っておるじゃろうが。その方がいい
かの、ん?」
「そ、それは......いけませんッ!......で、でも......」
「霊気に秘密にしたいのなら、早くするのじゃ!」
行仁の声に苛立ちが見える。

卑劣さに唇を噛む流璃子。しかし。
(......本当に霊気に知らせてしまうかも知れない......それだけは......)
背筋の凍るような恐怖。
(それだけは...それだけは駄目ッ......!)
涙に濡れた瞳に悲しい決意の光を宿して、流璃子は膝立ちになり、行仁に近づく。
「わ、わかりました......なんでも言うとおりにします......」
行仁の傍で跪き、硬い声で受諾を告げる。
「ほっほっほっ......それでよいのじゃ。......それではまず、ワシの全身に口付けるのじゃ。ほっほっほっ全
身リップというやつかのっ」
また出た訳のわからない単語に戸惑いながらも、流璃子は覚悟を決める。

「......は、はい、全身に口付けるのですね......」
「うむ、そうじゃ。ちょっと吸うようにするのがいいのう。まずは首筋からじゃ」
言われたとおり、萎びた皺だらけの行仁の首筋に可憐な唇を寄せ、ちゅっちゅっとキスの雨を降らせ始め
る。
「お、おうっ、いいのうっ。今度は胸じゃっ」
あちこちに老班が浮かぶ行仁の胸板に唇を寄せる。キスをしながら、ふと思い立って乳首を吸ってみる。
「う、うおっ?」
思いもよらぬ快感に行仁が呻く。
「い、いいぞ、流璃子......ち、乳首を噛むのじゃっ」
興奮した行仁の声に促され、真珠のような歯で乳首を噛む。舌で舐め上げると、小さな乳首が硬くしこる。
「ううむ、いいっ!ほ、褒美じゃっ」

有頂天になった行仁が流璃子の顔を手で押さえ、自分の顔のそばに持ってくる。
「あっ...キ、キスはいやです......」
行仁の意図を敏感に察知した流璃子だが、強引に行仁に唇を奪われる。
「むッ?う、うむうッ...ん...んんッ...は、あんッ...」
行仁の舌を拒むこともできず侵入を許し、眉をしかめた流璃子だが、次第に舌技に翻弄され、頬が薔薇色
に染まっていく。息が弾んでいくのを止めることができない。
「んふッ...んッ...あはんッ...ああッ...くふうッ...」
ようやく行仁が唇を解放すると、流璃子は行仁の胸にぐったりと顔を押し付ける。
「ほっほっほっ...ほれ、休んでいてはいかん。まだ下半身が残っておるぞ」
行仁に促され、腹に、足に、口付けを注いでいく流璃子。そびえる一物にはおそろしくて近づけなかったが、
なぜか行仁は何も言わなかった。

......行仁の命令で足の指を一本ずつ全て口に含んだ後......
ほうっとため息を漏らす流璃子に、行仁が言葉を投げる。
「ほっほっほっ、よかったぞ、流璃子。ワシの馴染みのヘルスのレミちゃんより......いやいや、何でもない」
咳き込む行仁。
「流璃子も楽しみは後にとっておくタイプのようじゃのう......」
「......?」
小首をかしげる流璃子に恐ろしい命令を下す。
「それではそろそろ、ワシの一物を咥えてもらおうかのう。ほっほっほっ...尺八...洋語でフェラチオというや
つじゃのうっ、ほっほっ......」
先ほどから流璃子にはさっぱり判らない単語を口走る行仁。だが目は笑っていない。
「あ、あの......咥えるって、そ、その、行仁様の......」
「洋語ではペニスじゃの。呼び方はどうでもよいが、流璃子の思っているものじゃよ。」
「こ、これを......」

そそりたつ巨根に怯える流璃子。しかし、今更行仁が許してくれるとは思えなかった。
目をつぶって顔を近づける。生臭い匂いに眉を顰めながら、そっと唇を付ける。
「素直じゃのう。素直が一番じゃぞ。さあ、口を大きく開けて、飲み込むのじゃっ」
言われたとおり必死に行仁を飲み込む流璃子。喉奥の口蓋垂にあててしまい、思わずえずいてしまう。
「がまんするのじゃっ」
行仁の叱咤に、涙目になりながら堪える流璃子。
「......よし。それでは口を上下して奉仕を始めるのじゃ。舌を絡めたりするのも忘れてはいかんぞ」
流璃子は言われたとおり、口を上下して巨根を口腔で擦る。指で袋をさわりながら、舌を雁首に這わせる。
「おおうっ、る、流璃子、いいぞっ」
ちゅぷっ...くちゅ...ちゅ...ちゅぱっ...
流璃子の口内からいやらしい音が本堂に響く。
ちゅぷっ...ちゅくっ...ちゅるっ...ぷちゅ...
行仁が身を震わせて歓喜する。
「おっ、おっ、流璃子っ...本当に初めてなのか...い、いいぞっ...」

硬く目を閉じて口技に専念する流璃子。顔は真っ赤に上気し、うっすらと汗を滲ませている。
行仁も下から腰を浮かし、イマラチオに入る。流璃子の顔が苦悶に歪む。それでも動きは止めない。
美しい流璃子に男根の含ませる快絶感が行仁を虜にし、早くも噴火が近づく。
「う、うおっ...流璃子...も、もういくぞ...よ、よいか...全部飲み干すのじゃぞ...ううっ...ああッ...!!」
白濁の欲望が流璃子の喉奥めがけて噴出す。
ビュッ...ビュビュッ...ビュクッ...!!
「むうッ......!」
あまりのことに流璃子の目が大きく見開かれる。おぞましい液体を思わず吐き出そうとする。
「呑むのじゃ、全部飲み込むのじゃ!霊気に知られたくなくばっ!」
厳しい行仁の叱咤。流璃子は我に返る。
(!!...霊気に知られるわけには...霊気に...霊気のためなら...)
涙を浮かべた顔を歪め、必死に嚥下しようとする流璃子。
行仁は、流璃子の喉が動き、己の精液飲み込んでいくのを、痛快な感覚とともに見つめている。

一物の洗浄まで流璃子の口腔にさせた行仁は、その奉仕で再び息子を元気にそそり立たせながら、冷厳
とした声で命じる。
「これで一勝一敗じゃの。よし...それでは流璃子...ワシの体をまたいで立て」
精液を飲まされた不快感に耐えるのに精一杯な流璃子は、はっとして行仁の顔をみやる。
「ぎょ、行仁和尚様を...またぐのですか......」
「そうじゃ。早くせい。」
仕方なく命じられたままにする流璃子。
「ほほう、絶景じゃのう。まる見えじゃ。」
「い、いやっ...見ないで...下さい......」
羞恥に顔を伏せる流璃子。
「それでは、そこにしゃがみこんで、ワシの息子をそなたの娘の中に受け入れるのじゃ...!」
「ええッ!!」
耳を疑う流璃子。
「聞こえんかったかのう。ワシ自身をそなた自身に導き入れるのじゃよ。ほっほっほっ...いよいよ本番じゃ
のうっ」
「そ、そんな......!ゆ、許してください、それだけは!」
「もういい加減同じ事を繰り返すのは飽きたのじゃがのう......霊気にバラすぞ......。」
犯される覚悟はできていた。しかし、自分から進んで受け入れなければならないとは......

思わずしゃくり上げる流璃子。涙が止まらない。
「ほれ、ほれ。ワシは気が短いんじゃ。早くせんと......!」
その声に、流璃子は悲壮な決意を固める。
(......霊気のために......霊気のために......耐えなきゃ......私が耐えなきゃ......)
流璃子の腰がじょじょに下がる。跪こうとするのを行仁が遮る。
「膝をつけてはいかん。しゃがんだままの姿勢で受け入れるのじゃ」
凍りつく流璃子。自分のそんないやらしい姿を思うだけで身震いがする。
「あ、ああっ......」
「さあ、ワシの息子を握れ。そなたの手で桃源郷に導いてくれっ......!!」
おずおずと伸ばした手に熱い脈動が伝わる。思わず手を引きそうになるのを堪えて優しく握る。
「おうっ、そ、そうだ......。さあ、導いてくれっ」
体の位置を調整し、行仁の巨根を自分の秘裂に導く流璃子。行仁の前戯で濡れたままのそこに押し当て
る。
「いいぞっ流璃子っ!さあっ、一つになるのじゃ!」
興奮のあまり行仁の声に余裕がない。

すすり泣きながら、流璃子が腰を落とす。巨根の先が花弁を割る。その感覚にビクリと体を固くする。
やおら、行仁が腰を突き上げる。巨根が半分ほど押し入ってくる。
「はあッ!はッ...ああッ...!」
突然の衝撃に流璃子が仰け反る。熱い吐息とともに腰を落とすと、ずぶずぶと巨根が一杯に入ってくる。
「いッ、いやあッ...入っている、入ってきてるぅッ!」
「ほっほっほっ...自分で入れたのじゃろうが......いやらしい格好じゃぞ、流璃子。まるで便所で踏ん張って
いるようじゃのう......」
流璃子の胎内に侵入して有頂天になった行仁がにやにや笑いながら揶揄の声をかける。
「ああッ!お、おっしゃらないで!」
キッと行仁をにらみすえる涙の瞳。
「ほっほっほっ...おおこわ...さあ、好きなように動くのじゃ。自分が一番気持ち良いようにじゃ......」
「そ、そんなこと......できるわけ......ありません......」
「ほっほっほっ......そうかのう?何やらそなたの膣襞がワシを締め付けているようじゃが......」
「いやあ......い、言わないでぇッ!!」

流璃子も感じていた。行仁を飲み込んだその部分が熱くなり、一層潤み始めている。
もっと感じたい。思うさま腰をうごかしたい。掻き回し、深く突き入れて欲しい。
(ど、どうして......わ、私......いつからこんなにいやらしい女に......?)
自分の欲望と必死に戦いながら、流璃子が歯を食いしばる。
「我慢はいかんのう、我慢は......ほれ......」
行仁が再び腰を下から跳ね上げる。
「あうッ!」
流璃子の体が弓のようにしなる。
「ほれッほれッ」
二度三度と突き上げる行仁。
「あッ...や、やめて...いやッ、いやあッ!」
泣き声を上げる流璃子。耐えていたものが限界を超える。
流璃子の腰が動き始める。
「いッ...そ、そんなッ...いやッ、ち、違うのッ!」
自分の体に裏切られた流璃子が、切羽詰った声で叫ぶ。
だが流璃子の腰はますます淫靡な動きを加え、流璃子に快感を伝えてくる。

「こ、こんなッ、こんなことってッ...ああッ...か、体が熱いッ......」
声を引きつらせる流璃子。行仁は流璃子の動きに合わせて腰を突き上げる。
「ほっほっほっ......さあ、流璃子......快感に身を任せるのじゃ......ワシと一つになった喜びに委ねるのじ
ゃ......」
「あッ...はあッ...い、いやあッ...んッ...あんッ...あはあッ...」
大きく股を開いて、しゃがみこんだ姿勢のまま、流璃子の腰は縦横自在に蠢く。
「そうじゃ。快楽におぼれるがよい。ワシは待っておったぞ......そなたが小さいときから......そなたを抱く
日を夢見ての......」
「はッ......ああッ......ああんッ......な、何ッ...何を言っているのッ......」
「しかしワシの邪心に気づいたそなたの両親がそなたを連れ去っての......いやはや、あの時は悔しかった
ぞ......幼いままでも犯ってしまえばよかったとなあ......」
「あッ、ああッ......あんッ......!」
行仁の邪な言葉が聞こえているのかいないのか。髪を振り乱し、上気した顔を揺さぶる流璃子。
「おおうッ......ようやく再会してみれば、期待どおりの見事な肢体......ワシはどれほど嬉しかったことか...
...うおッ......し、しかし、またそなたは姿を隠し......おうッ......ワシの全ての霊力を傾けて居所を探ってみ
れば......うあッ......な、何と雑魚デビルサイダーごときに処女を奪われておったわ......」
「あッ...あはんッ...ああッ...な、何?...か、考えることが......で、出来ないッ...あはあッ......」
喘ぎ声も高く、狂おしく腰を揺さぶる流璃子。

「ワシのッ...ワシのものになるはずだった流璃子の処女がッ......それもあんなに感じてッ!あんなに悶え
てッ!......ワシは霊視しながら気が狂いそうじゃった......」
憤怒の表情の行仁が、流璃子の胎内を衝き抜かんばかりに激しく腰を突き上げ続ける。
「うッ...うあッ...あッ...そ、そんなにしたらッ...わ、私ッ...こ、壊れちゃうッ......」
「じゃがッ...手に入れたッ......ようやく手に入れたぞッ......ううッ......流璃子ッ......わ、ワシのものじゃ...
...れ、霊気ごときに渡してなるものかッ......!」
「れ、霊気ッ?ああッ...あッ...ああんッ......お、お願いッ......もうッ、もうッ......!」
流璃子が近づきつつある何かに怯えるような表情になる。
「ワシのものじゃッ......流璃子はワシのものじゃッ......うッうおおッ......」
行仁も絶頂が近いのを感じ取る。
「あああッ!ぎょ、行仁和尚様あッ......!いッ...行くッ...流璃子はッ...流璃子はもうッ......行きますッ...
...!!」
「おおッ!......出すぞ......流璃子の中に......!」

快感に酔いしれていた流璃子の瞳に一瞬理性の光が戻る。
「えッ?...いッいやあッ...行仁和尚様ッ、駄目ッ...中は、中はいやあッ!お願いですッ...外に、外に出し
て!」
上げようとする流璃子の腰を行仁の腕ががっちりと抑える。
「駄目じゃッ!...流璃子ッ...中に出すぞッ!わ、ワシの子種を受け止めるのじゃッ!」
「ああッ、いやあッ...行仁和尚様ッ、許してッ...そ、それだけはッ...、ぜ、絶対駄目えッ......!」
「流璃子ッ!出すぞッ、流璃子ッ!」
行仁の巨根の先端が流璃子の子宮口に押し当てられる。突き上げるようなノックが扉をこじ開けようとす
る。
「いやあッ...開いちゃうッ...開いちゃうッ!...駄目えッ...中はッ...中だけは許してッ......!」
「うおおおおッ!流璃子ッ!...流璃子ッ!」
行仁の鈴口が快感に震える。流璃子の肉襞の締め付けが一層きつくなる。
ついに、行仁の体の奥から、底知れぬ快美感を伴って、射精が開始される。
ドピュッ!......ドビュウッ!......ビュビュッ......ドクッ......ドクン......
「......!!いやああああぁぁぁッ~~~!!」
同時に絶頂を迎えた流璃子が、体を弓なりに硬直させる。子宮に流れ込んで来る夥しい精液を感じる。
「あああッ!...あ、熱いッ!...おなかの中が熱いッ!......こ、こんなに出されたら、わたしッ、わたしいッ...
...いやあああぁぁッ......!」
「る、流璃子ッ...素晴らしい、素晴らしいぞッ...」
行仁は、最後の一滴まで流璃子の胎内に注ぎ込もうと、くいっくいっと執拗に腰を動かす。
火のような喘ぎ声を上げ、がっくりと力尽きた流璃子が、繋がったまま行仁の体に倒れ込む。
行仁はしっかりと流璃子を抱き締め、熱い唇を重ねて舌を吸った。喉の奥で苦しげに呻く流璃子の涙が行
仁の頬に落ちる。
「......汚れは......汚れは簡単には落ちぬのう......綺麗になるまで......ワシが儀式を続けてやろう......ず
っと......ずっとな......」
薄れいく意識の中、流璃子は行仁の言葉を遥か遠くに聞いた気がした......どこまでも堕ちていく感覚に、
意識が溶けていく......


足音はいっそう近づいてくる。青く染まった障子に老人の影が映る。
「流璃子......」
囁くような声。障子が徐々に開いていく......。
あれから何日経ったのだろう。まだまだ療養が必要との行仁の説明に、仲間達は何の疑問も持たないで
いる。
「早く良くなってくれよ、流璃子」
心配そうに顔を覗き込んだ霊気が、残党狩りに出て行くのを今日も見送った。
夜毎繰り返される儀式......いったいいつになったら終わるのだろう......行仁の流璃子への執着はつのっ
ていくばかりの気がする......
(......霊気......霊気のために......霊気のためだもの......耐えるのよ、流璃子......)
枕元に立つ影に、流璃子が手を差し伸べた。
......今夜もセイナル儀式が始まる......

(了)
1