
流璃子全裸吊るしシーンに見る一考察 (コミック版2巻「心優しき生霊」の巻のシーンを題材に) - Ruriko Consideration

|
||||||||||||||||||||||||||
もし、性的拷問に牢番たちが参加していたなら、牢番たちのデビルサイダーとしての格を考えれば欲望に身を任せると思われるので、それこそ見張りどころではなかったでしょうし、また「ホレこんで頭おかしくなったんじゃねえか」という冷めた発言も、流璃子の性的拷問には関わらなかったことの表れなんじゃないでしょうか?仮に牢番たちに職務と欲望の分別があったとしても、一度お許しが出て性的拷問に関わった者が、自分たちのやりたい放題にできそうな状況で、あれほどおとなしく職務を遂行するとは思わないですし、方や、眺めているだけなどという行為で止まることが考えづらいです。ならば、この牢番たちの関与はしていない可能性が高く、だからこそ憧れのようにして片方の牢番が流璃子を飽きることなく眺めていたのだと思います。 おそらく、ベルゼバブが別室に流璃子を連れて行ってからは、「キャー」とか「イヤー」とかいう悲鳴や、「ア、アアアア」といった喘ぎにも近い声がもれ聞こえていたのでしょう。牢番たちにしてみれば、そんなことは職務上日常茶飯事で慣れっこだという感覚もあってもおかしくないですし、片方で、気に入った囚人がいればひたすら眺めることもあったのではと思います(基本的には、囚人はモノぐらいにしか見ていない可能性もあります)。ずっと流璃子を見ていた牢番は、もちろん職務として眺めている一方で、いつも職務の傍ら聞こえてくる聞きなれたはずの悲鳴や嬌声が、目の前にいるまるで女神のように美しい流璃子が出したのかと思うと、いてもたってもいられない気持ちもあったのでしょう。見張ることが役目のデビルサイダーなので、職務に対しては忠実ですが、心の底に言い知れぬ欲望は抱いていたかもしれないです。 ちなみに、実際に霊気たちが悪魔画廊に入ってどれほどの時間が経過したかわからないですが、少なくとも流璃子の胸の出血が止まるぐらいの時間が経っているということは確かなので、相当な時間が経過していると思います(ラビリントスもかなり大きいので、最初の悪魔画廊にたどり着くまでには結構時間がかかったのだろうと思います。ラビリントスを歩くマリガン・阿太羅・霊気の「いけどもいけどもまったく変わりばえしない風景だ・・・」「まるでおなじ所をくるくるまわっているみてえだぜ」「どうやら少し状況が変わったようだ」は、相当長い時間同じようなところをまわっていたことを示す証拠と言えるでしょう)。流璃子が全裸で牢獄に吊るされるまでの間、相当長い時間、流璃子にとって地獄の宴が展開されていたのでしょう。。。 さて、実際にどんな拷問が行われていたか?を具体的に明かす手掛かりは、さすがに薄いですが、上記の考察でも書いたとおり、牢番の一人のセリフから「ちゃんと目をつぶっているじゃねえか・・・ こいつは半死人と同じなんだ そんな元気も残っているはずがねえ・・・」というセリフが物語っているとおり、デビルサイダーたる牢番すらも納得するほどの苛烈な拷問が行われたのだということは想像に難くないです。 サタンの許可を得てベルゼバブは流璃子に裏切り者への教育を施しているので、容赦などしなかったはずでしょう(息子たる霊気に対しても本気で殺すつもりでかかっているので、サタンの娘だろうと容赦しない性格は、歴然としています)。前回でも書きましたが、全裸の若い女性に肉体的に傷つける以外の戒めを与えるなら、性的拷問であろうことは言うまでもないです。で、牢獄に吊るされる前にベルゼバブが別室に連れて行ったと書きましたが、おそらくベルゼバブが性の対象として両性具有の特質を活かして犯すのではなくて、レイプ専門の下級デビルサイダーがきっといるのでしょう。 サタンの娘という高貴な存在が、裏切り行為を働き、愛するフォラスを死に至らしめたために哀れにも下賎の性欲しか能が無いデビルサイダーたちに入れ替わり立ち代り犯されてゆくという姿は、ベルゼバブにとっては少なからず胸のすく思いだったと思います。意地悪く不敵な笑みをたたえながらベルゼバブは、きっと納得するまで眺めていたのだと思います。また上記のとおり、サタンの娘だからといって臆することの無いベルゼバブは、例え女性そのものには興味が無くとも裏切り者を徹底的に処罰できる方法があるなら、手段は選ばないと思います。まして、最大の関心事の霊気が、救出に向かっている対象でもある流璃子を大事な手札として利用する観点から考えても、単純に幽閉しておくよりも徹底的に痛めつけて霊気にも心理的プレッシャーを与える方法を選ぶはずです。前述では、ベルゼバブは流璃子に直接は手を出さないと書きましたが、場合によってはベルゼバブ自身の手によっても貶めることは厭わなかったでしょう(霊気に何も言っていないところをみると、実際はそこまではしていない可能性が高いですが)。 そして、犯しつくされ、体力を消耗しきった流璃子を例の牢獄に吊るしていたのだと思います。で、霊気の前にお姫様抱っこで現れた流璃子の表情ですが、すでに犯されたかのような表情をしていたのはご存知かと思いますが、おそらく、この前の考察のごとく大の字吊るしの状態ですでに犯され、霊気の前に全裸を晒され、そして、さらに仕上げと言わんばかりに流璃子は犯され続けたのだと思います。そしてその全ての行為をベルゼバブの前でさらしていたのだと。 ちなみに、大の字吊るしのシーンに比べると、お姫様抱っこの時点ですでに乳房が大きくなっているような印象を受けます。たっぷり乳房を責められたのでしょう。また、当初乳首はトーン貼りでピンクをイメージするものだったのが、地下5000Mの牢獄で鋼鉄毒花(アイアンヘラー)に囚われた描写の途中から手書きで赤くなっているような描写に変わっているので、月並みですが、AV女優が年季を重ねると乳首が深い赤色に変色するように流璃子もたっぷりかわいがられたことが想像に難くないです。とにかく、ベルゼバブの徹底振りがここでもわかるような気がします。 話は前後しますが、全裸で吊るされながらも両足はだらりとしたままなのは、牢番たちに変な欲情を起こさせないためにも逃げないようにしつつ、かつ晒し者にしながら捕らえているためだとふと思いました。消耗しきった流璃子にしてみても、直接行為に及ばれたり秘部が強制的に晒されて覗き込まれたりするわけではなかったので、消去法的に牢番の視姦にも近い監視を受け入れざるをえなかったのだと。身動きの取れない流璃子の隅々まで「監視」と称して遠巻きに眺められたのは、言うまでもないでしょう。 全裸吊るしシーンの後も霊気の回想シーンなどで出てきますが、魔法陣地下5000Mの牢獄に移されてもなお、全裸で鋼鉄毒花(アイアンヘラー)が身体に巻きついた状態で登場します。身体の出血は断続的に続いている様子で、霊気を助けるために幽体離脱したことが原因か、明らかに消耗の度合いが増しています。霊気の驚きの様子からも、これこそまさに半死半生の姿であると言えるでしょう。だからこそ、地下3000Mの牢獄にいた際には、ひたすら性的拷問や、後には苦痛を与える拷問が繰り返されたのではないかと考えられると思います。 以上、長々と書いてきましたが、ベルゼバブの徹底した執拗なまでの処断とその姿勢から考えれば、流璃子に女性としての魅力は感じなかったとしても、「女性」として流璃子を辱めることは、有効な拷問の手段として用意していたと思われます。いくら抵抗させないためだとしても、全裸に剥いて何の戒めもしないことは考えづらいので、性的な拷問は織り込み済みだったと考えても言い過ぎではないと思います。 思い返せば、霊気を本気で殺すことも厭わなかったベルゼバブ(ときにはサタンの命令を取り付けてまで)が、サタンの娘だからと言って流璃子に軽い処断を下す筈も無いとも言えます。魔法陣地下5000Mの牢獄で鋼鉄毒花(アイアンヘラー)に絡まれていた姿は、果てしなく、かつ、断続的に続いた拷問(性的なものも含めて)を受けた後と言えるでしょう。。。 要するに、流璃子は犯されないで済んだという消極的な理由をそのまま言い張るのは難しい状況だったということで結論付けたいと思います。どんな犯され方をしたかは、ゴッドサイダー完全版が出るまで明かされることはないでしょうけど(笑) 次回は、パズス編での一可能性について、言及してみたいと思います。 |