鬼哭一族の巫女としての流璃子(きこくいちぞくのみことしてのるりこ)

冥界逆葬送の項目でも触れたが、流璃子の設定として鬼哭一族の中で冥界と交信ができる巫子(巫女)の血を引く女という設定がある。そもそも、マリガンがジェミニーとの戦いにおいて神経毒をくらって死んでしまった際に、冥界から引き戻す方法として、阿太羅から冥界に行ける者の資質が語られた。その中で、ゴッドサイダーとデビルサイダーの両方の資質を持つ者(=鬼哭一族)で、しかも冥界と交信ができる巫子(巫女)の血を引く女であるという限定までつけられていたので、通常なら適合者を探すことすら非常に困難なはずであるのに、あっさり流璃子がその適合者ということでリストアップされてきた。

もともと阿太羅が語り始めて、「ゴッドサイダーとデビルサイダーの両方の資質を持つ者」と名指しされるまでは、霊気すらも蘇りの方法さえ知らなかったはずなのに、名指しされるや否や素早く鬼哭一族ということで反応。そこまでは、事の次第を知らなかったとしても話の流れ的には問題ないのだが、続いて阿太羅から語られた「冥界と交信ができる巫子(巫女)の血を引く女」という条件で、すぐさま霊気は流璃子を思い浮かべる辺りが、一読者の自分としても驚きの早い展開(というかご都合主義(笑))に思えて、すっげーサプライズだったように思った(今にして思えば、霊気が幼い時の流璃子の記憶を取り戻した際に、流璃子の出自についてもなんらかの情報を得ていたのかもしれないということなのかな)。

この設定のおかげで、霊気の回想シーンの中で全裸で囚われる流璃子のイメージが浮かんできたという、なんとも読者を存分に満足させてくれる演出になったことと、新たな疑惑として、実際に囚われの流璃子の状況を見たわけではないのにどうして全裸で吊るされている流璃子の姿を霊気は思い描くことができたのだろう?ということも思い浮かんでくるという、なんともミステリアスでサスペンスな含蓄あるシーンになっている。


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Last-modified: 2015-05-06 (水) 10:09:47 (2236d)