魔王サタンの娘としての流璃子(さたんのむすめとしてのるりこ)

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ゴッドサイダーの主人公である鬼哭霊気同様、神と悪魔の間の種族「鬼哭一族」の希少な一員である流璃子であるが、本編中では霊気の発言から「サタンの娘」であることは確定しているものの、デビルサイダー内における彼女の地位や待遇、それに伴う権限の使用範囲など判然としない。

サタンの娘であるが故の特典あるいは特権的待遇を表す描写は、本編中ではついぞ見られなかったが、霊気の説得を試みた際に、同じ父サタンから生まれた姉弟と言って説得するシーンや、霊気に所在を問われたベルゼバブが、裏切り者の処置として、また霊気に対しての態度を決める上でも、「只今教育を受けているところ(=拷問による処罰)」と逆説的に引き合いに出すことはあった(流璃子の行状を察するに、同様に霊気に対しても容赦の無い責めを施すつもりであったようだ)。大幹部として扱われている様子は見受けられないが(ハルパスにいたってはブロケルちゃん呼ばわりしている)、少なくとも裏切り行為をすると見せしめにされるぐらいの地位はあったということか?*1

ちなみに、パズス編で霊気がピンチに陥った際には、サタンは流璃子を霊気の想い人として引き合いに出しているところを見ると、特にサタンの娘としての地位は感じづらいところがあるのかもしれない。そして、サタンも霊気を息子として特別視したのと同じようには、特に娘という意識では見ていなかったのかもしれない。


*1 ベルゼバブは、霊気との戦いの最中のであるので、霊気に対しての交渉道具としての利用価値を流璃子に見出していた可能性もあり、一概に待遇や地位がどうであったかを語るには、根拠が少ないように思う。

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Last-modified: 2018-11-04 (日) 19:21:58 (1860d)