こともあろうか、ベルゼバブが最も信頼し、愛する人悪魔神父フォラスが、霊気の手によって倒された。
居丈高に宣戦布告するゴッドサイダーたちに目にもの見せんと意気込むベルゼバブは、
フォラスが死ぬことになったきっかけを作った張本人たる裏切者流璃子に怒りの感情そのままに罰を与える。
手にしたフォラスの遺灰は、火球と化して流璃子の胸の谷間を通って可憐な娘の身体を傷つける。
辺り中に響く悲鳴。一向に止むことのないベルゼバブの仕置。
永遠に続くかと思われたその瞬間、フォラスの遺灰が尽きて、辛うじて仕置が中断された。
胸元から大量の出血を起こし、まさに瀕死の状態の流璃子。
冷静さを取り戻したベルゼバブは、目の前にいる流璃子に、これからやってくるゴッドサイダー霊気への人質としての価値を持つと判断し、
あることを思いつく。
これまでの拷問で瀕死の状態だった流璃子の身体を優しくなぞり始める。
すると、不思議なことに流璃子の身体から流れていた夥しい出血が、事もなげに止まっていく。
それどころか、朦朧としていた流璃子の意識も会話が出来る程度には回復していく。
流璃子の身体を止血すると同時に、辛うじて乙女の身を隠していた防具を丁寧に破壊し、
年頃の娘の裸を欲望に満ちた目で凝視する部下のハルパスたちの前に曝していく。
完全な裸に剥かれた状態で、
両手両足は内臓触手に囚われて身動きできず、
無抵抗に己の裸を曝す流璃子。
次第にベルゼバブの手の動きは、女の園に向かい始める。
「アッ、ウウ・・・」
恥じらいとは少し違った呻き声を挙げる。
いたいけな彼女の視線の先には、モニターに映った霊気の姿だった。
己の貞操が犯されそうになっているにもかかわらず、
その関心は、幼馴染にして愛しい霊気の身を案じることだったのだ。
などと、書きたくなるぐらい、最高です!!!
さえこさん、渾身の一枚。
思わず、妄想が掻き立てられました。
素晴らしい、原作もきっとこんなシーンあったんだとすごく思いたい。
さえこさんの筆致が、どんどん押してきて、絶対そうだったと思わせるぐらい説得力があります。
こんな流璃子を見てみたかった。
ずっと心に思っていた念願のシーンが、今ここで叶いました。
さえこさん、ありがとうございます!